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ストレスに対する自然医学的アプローチは、リラクセーションを増すか、生理的に起こっている副腎機能不全に対処するか、です。後者はその後のいろいろな病気を引き起こしていく直接の原因となるので、サプリを用いた処置もこちらにより重点を置いて考えます。
例えば、滋養強壮作用のあるエゾウコギ(シベリア人参)は抗ストレス作用でも知られていますが、副腎機能不全にも効果があります。ハーブ以外では栄養素のビタミンB6、B12、葉酸なども大切です。
これらは目的に合った1日量があります。ただ摂取しただけでは有効量に満たない場合もあります。各人の状況でも異なる場合がありますので、サプリ外来で相談しながら利用するほうがよいでしょう。
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メンタルヘルス
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昔から考えていることですが、癒すとは保証すること、ではないかと思います。
保証するとは安心を与えることだと言い換えてもよいでしょう。自分の病気は重いかもと疑心暗鬼になっている人には思ったほどではないと保証することで安心しますし、治療が難しい病気の人でもできる限りの手を尽くすことを保証することで希望を見いだせるでしょう。治ると癒すは異なります。癒すには精神面の問題が大きく関わってきます。だから現代医学でも治療法がない病気でも癒すことはできます。
しかし、保証というのは人間関係が基盤となっています。それにはコミュニケーションが重要となってきます。今の医療で十分と言えるのでしょうか。残念ながら1人5分を診察料(690円)の基準にしている保険診療ではとても無理だと思います。数より内容、量より質の医療に転換させる仕組みにすべきです。
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イギリスの心理学者が著した「1分間ストレス管理」という本の翻訳が完成しました。これから出版社を決めてたいと思っています。
状況に応じてたった1分でストレス解消するという内容で、友人が試したところ大変効果があったということです。
乞うご期待!
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先日、同じ区でメンタルを扱っておられるクリニックの先生方の勉強会に出席してきました。当日のテーマは非定型うつ病はほとんど栄養障害の可能性がある、というものです。演者はかなりの事例をお持ちの精神科の先生です。中には膵臓のランゲルハント島腫瘍(インスリノーマ)による低血糖が原因でうつ症状が出ていた患者さんもいたということです。
実は当方でも栄養と脳、精神などの関係は注目して取り組んでいたところです。Orthomollecular medicine(まだ日本語で適切な訳語がありません)という分野が欧米で起こってきています。精神疾患や脳疾患と栄養の関係を特に注目して栄養改善で治療していこうというものです。日本でも「脳と栄養ハンドブック」という本が出版されています(早々に購入し読みました)。
実は決して新しい発想ではありません。自然医学の提唱者であるアリゾナ大学のワイル教授はすでに数十年前から書物に書かれており、当方もそれを読んで自然医学の道に入ったようなものです。
もし通じようの薬によるうつ治療でなかなか軽快しないという方はぜひご相談ください。ビタミンBとナイアシンの不足によることが多いので、まずその注射で反応を見て、医療用サプリメント(市販のより有効成分が多い)で治療していきます。
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先日の読売新聞の記事でも紹介されましたが、当院にも慢性疲労症候群を疑う方が来院しています。慢性疲労症候群は他の病気がないことを確認する必要がありますが、その方はうつ状態と診断され、抗うつ剤でかえって調子が悪くなったということです。以前にうつで通院していたことがあるのでそう診断されたようですが、どんな時にも先入観や予断なく診察するのが大切だと思います。・・・検察も同じですが・・・
当院では通常の薬以外にも漢方や点滴療法(これは保険外ですが)も利用しています。点滴療法ではマイヤーズカクテルで効果が報告されています。また、国内販売していない薬剤(そのためこれも保険外)で低用量ナルトレキソンでも効果を認めます。
慢性疲労症候群は現在のところ原因不明で特効薬もなく、苦しんでいる方も増えています。とりあえず効果が報告されたものは試してみる価値はあると思います。
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