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最近、食物アレルギーの問題がけっこう話題になります。一つは即時型のアレルギー、アナフィラキシーで、よく子供が給食で起こしたりするものです。応急処置にはエピネフリン注射ですが、病院まで間に合わない場合には「エピペン」という自己注射のキットもあります。このキットは取り扱い研修を終了した医師のみ可能ですが、当院では処方指導可能です。スズメバチに刺された場合のショックにも使います。
もうひとつは、遅延型アレルギーです。こちらは特に大人での話ですが、ある種の肥満あるいは倦怠感、頭痛、胸焼けなど通常の検査で原因が明らかにならない不定愁訴にはこの遅延型食物アレルギーが関係しているということです。実際に、アレルギーの可能性(特異的IgG)が高くなった食物を制限すると数十キロもやせた事例などもあります。不定愁訴がなくなった例も多く認めています。ただ、この検査はまだ国内で実施できなく、保険もきかないので、3万円以上してしまうのが課題です。それでも美容外科やエステの費用を考えると安いとは思いますが。
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アンチエイジング
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NHKの放映以来、長寿遺伝子を活性化させるとしてレスベラロトールが人気ですが、その他にも以下のような効用があります。
抗活性酸素
抗炎症
抗ガン
カロリー減少
心筋梗塞や脳梗塞の予防にも有効であったという研究報告もあります。
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男性にも更年期がある、というので話題となったものですが、実は女性の場合とちょっと異なっています。用語としても英語ではandropauseという言葉が使用されてきています。
女性の場合と大きく異なるのは、ホルモンの代謝と周期性です。女性では卵巣がエストロゲンを産生しなくなることと、月経という周期がなくなることが特徴ですが、男性は元より男性ホルモンに月の周期はありません。また、男性ホルモンのテストステロンの産生も年とともに減ることは減りますが、それよりも分解代謝されてエストロゲンに変化してしまう量が増えることも問題となります。女性化してしまうのですね。その結果、性欲減退やインポテンス、筋肉量減少、脂肪蓄積が起こりますが、身体以外にもうつ傾向、記憶障害、不眠など精神神経への影響も出てきます(女性化などと書きましたが、あくまでホルモン的な話で、別に女性がこのような状態にあるということではありません。誤解のないように)。
その治療としてはテストステロンやその前駆物質のDHEAなどによるホルモン補充療法が欧米では盛んです。なお、DHEAは肥満に対する利用も盛んです。しかし、テストステロンの減少がエストロゲンへの変化によると考えると、単純にテストステロンを増やしていいのか、という疑問の声もあります。しかし、この変化を起こさせるアロマターゼの働きを阻止する薬はまだ開発されていません。疾病としての認識が新しいうえに男性は症状を訴えて医療機関に行くことが女性より少ないために実態がわからず、開発が遅れているものと思われます。
サプリとしてはいくつかすでに利用されているものがあり、動物実験の段階ですがアロマターゼを阻害することも知られているものもあります。クリシンやハマビシなどです。その他には精巣機能を高めるのに亜鉛やポテンシィウッド(アマゾンの秘薬!?)なども知られています。
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NHKの放映以降はレスベラトロールが売り切れになっているようです。当院はアメリカより直輸入しているので日本でのブームに左右されませんが、サプリメントに対する関心は高まっているようです。しかし、どれほど正しく使われているのでしょうか。
サプリメントには合成のもの、天然のもの、栄養素、ハーブ類、独自の処方(フォーミュラ)によって配合したもの、などいろいろあります。また、不足分の補充のため、より健康を高めるため、と使い方も様々です。また、コンビニなどで買えるものと、医師を通してしか、特定の薬局でのみ購入できるドクターズ・サプリ(内容量が多い)まで種類もあります。
このように多数あるサプリのどれをどのように使用してよいのか相談を受けることがあります。そこで、検査データや詳細な問診、診察に基づいてきめ細かい指導をするサプリメント外来を開設することになりました。
より健康を増進するためにサプリメントを利用したいと思われている方はぜひご相談ください。
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12日のNHKスペシャルで長寿遺伝子とレスベラトロールが取り上げられました。
以前からアンチエイジング医療の現場では両者ともよく知られていたものですが、こうやってテレビで取り上げられるとますます普及するものと思われます。
レスベラトロールは抗活性酸素サプリとして以前から人気となってきており、当院でも昨年要望がありました。今回はサーチュイン遺伝子を活性化すると報道されたことでますます人気となるものと思われます。
今まではどこのメーカー(残念ながら国内ではほとんどありません)が最もよいか検討中でしたが、いよいよ当院で扱おうと考えています。料金は輸入のため送料や関税額がわかってから決定しようと思います。
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