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弥生時代小説 「神 武」 連載に当って 1
ジミー・イワレヒコ
若かりし頃、少々文字嫌いだった私を「本」の世界に導いてくれたのは
「竜馬が行く」と言う小説でした。
あまりにも在り来りですが、以来“芝遼”にハマリ、幕末は勿論、
戦国から明治時代までの歴史小説を読み漁りました。
当然、歴史小説に限ってですが“芝遼”以外にも広がり、
他の著者によるものでも多数、興味をそそる時代小説に
出会うことが出来ました。
史実と創作の組み合わせによるそれらの“作品達”はそれぞれに
私をその世界、その時代に連れて行ってくれました。
タイムスリップし、現地へ瞬間移動し、そのまま感動の極致を
探し求めているうちに朝が来てしまったり、また
最寄の駅を十以上も乗り越した終着駅で我に帰った事も
何回か有りました。
古書店で購入した文庫本の小説ではあっても、それらは
「ワタクシ」と言う一個の人間を形成するのに大きく影響し、
役立っている事は確実です。
還暦を指折り数え待つ年齢になりました。(表現が悪く待ち望んで
いるみたいですが、全く逆です)
「ワタクシ」の現代(20世紀後半〜21世紀前半にかけて)に
生きた証として何かを残したい。“誰に”と言う事ではなく、ただ
「何かを残したい」と思い始めていた3年程前のある日、
『「邪馬台国」はなかった』と言う本に出会いました。
それは私の最寄駅近くの古本屋で、よれよれの文庫本でした。
本の題名は『「邪馬台国」はなかった』
古田武彦著 昭和52年10月10日 初版発行
昭和57年 3月30日 6版発行
今思えば運命的な出会いではなかったでしょうか。
弥生時代小説 「神 武」 連載に当って 2 に続く
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