ボウリング日記 (20)

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ボウリング場勤務1年目。
だんだん仕事に慣れてきたが、今までボウリングを数回しかしたことがないという素人。
職場日記やしょうもないマメ知識などを、自分の為にもメモっておく。
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仕事中の会話

私 「はい、お会計4000円になります。あ、少々お待ちください、11番レーンのお客様〜

   はい、ただ今参ります。ええと、お釣りが千、二千、三千……」


先輩 「ねえ」


私 「はい」


先輩 「ロシアの民芸品で、人形の形をした……」


私 「マトリョーシカです」


先輩 「え?マトなに?」


私 「ま・と・りょおしか!」


先輩 「まとりゅうしか?」


 (紙にマトリョーシカと記入して渡す)


先輩 「ま、と、りょー……」


(タウン誌に書き込む)


私 「はい、お待ちのお客様〜」


先輩 「ねえ」


私 「はい」


先輩 「鉄腕アトムの妹って……」


私 「ウランです」


(タウン誌に書き込む)




こんなやり取りが5〜6回




んな簡単な問題もわからんなら

仕事中にクロスワードパズルすんのやめてくだちい。

イメージ 1

ボウリングで、マイボールというのがある。
これは自分に合わせたオーダーメイドの球である。

店に置いてあるハウスボールは安くて投げにくくてカーブかけ辛いのに対し、
カーブがかけやすかったり、自分に合わせた指の穴を開けられたりする。

更に、材質やコア(おもりが入ってて重心が中心じゃないのね)硬さ、
指の引っ掛かりを良くする為にグリップを取り付けられたり、
表面をケアすることでレーン状況に合わせたボールに出来たり……

好みでカスタム出来るため、こだわり出すときりがない

小学生だとミニ四駆をカスタムするのと同じ感覚だろうか?
とにかくボウリング好きには欠かせないアイテムである。



さてさて先日、そんなマイボールを買い求めに来たのは、
たまにコンペを開いてくれる飲み屋(多分)のママさん(多分)である。

ママさん、先日来店した際にボールを選び、オーダーも済んだらしい。
早速支配人がドリル(指を入れる穴開け)をしている。


――後日。
支配人が穴を開け終わったら、依頼人に試し投げをさせてくれる。
ママさんは喜々としてボールを投げ、感触を確かめている。

それを見た私は……びっくらこいた。

なんと、ママさんが選んだボールは、ハローキティのボールだったのだ。
常々「これ、誰が買うんだ…?」と疑問を持っていたボールを……


全体がピンクと黄色のパステルカラーで綺麗にグラデーションがかかっている。
裏は真ん中にキティちゃんの顔がついたエンブレムが描かれており、
表は………

  輪郭のないキティちゃんの顔がでかでかと全面に……

     なんかグロい……


それをママさんが持つと、丁度キティちゃんの生首を逆さにし、
鷲掴みにしているみたいに見えるのだ。



レーンを転がって行く様は圧巻!!


つか、子供見たら泣きますよ。
モザイクもんですよ。


ボールが戻ってくる時に出てくる穴から、キティちゃんの首がガコンッと出てくるのも
かな〜〜りブラックで笑えます。子供は泣きます。

集え若人!体験学習

我がボウリング場に、中学校から電話。
何でも生徒をこちらに職場体験学習に参加させて欲しいとのこと。

ふむ、今はそんな制度があるのか……


んで、続々と集まる希望者、埋まっていく日程表。
一校から5人来たり、一日に6人来たり、結構多い。

更に、時間も結構長い。
朝10時から夕方4時まで、しかも3日間、とか、18時間も何すんだ?!と
いらぬ心配までしてしまう。


先輩に聞いたところ、何でもボール磨きをさせるとか。
ボール磨き……
ボールを置く部分がろくろのように回転し、タオルを当てると満遍なく磨ける優れものメカ。
そんなメカで延々、延々、何十個もボールを磨いているうちに夢心地。
そんな、暇な時にしかしないような雑用をさせてしまうらしい。

っていってもメカ(ボールスピナー)は一台しかないため、分担作業になると思うが。


更に別の先輩に聞いたところ、違う答えが返ってきた。

まず裏のメカ室を見学し、メカに親しむ。
そしてボウリングをやらせてあげる。

無料招待券に日付のスタンプを押させる。
ハウスシューズの片付け。
ショーウィンドウ磨き。

更に、パソコンでレーンへの名前入力もさせてみるとか。

「今時の中学生はパソコンも勉強してるからそんくらい出来るでしょ」

との先輩の弁だが、私が中学のときはキー位置を覚えるほどはやらなかったぞ。
自分で手書きしたベーシック言語を打ち込んだのだが、
キー位置がわからなくて、手書きするときの何倍もかかった。


――そういや、自サイトを持つ中学生も頻繁に見るようになった。

  パクリ厳禁!荒らし死ね!

と書いてあるから大変わかりやすい。(偏見)


ネトゲで知り合った進学校系の中学生は、親が厳しくてお小遣いをもらえない。
そこでシェアウェアを開発してお小遣いを儲けていた。

それだけでも感心したが、「儲かるの?パス解析されたりしない?」との
私のいじわるな質問に、

「きちんと丁寧に作れば、ちゃんとお金を振り込んでくれます。
 結構沢山の人が評価してくれましたよ」


おおおおお!!!
これが中学生の言う言葉か?!?!?!


私は感動のあまり、一緒に記念写真を撮ってもらった。
ゲーム内のキャラで。


兎に角、体験学習がちょっと楽しみ(店側の対応が)なのだが、
残念ながら私のシフトとは殆ど被っていないため、そんなに会えない。
残念だ。

10年前の因縁

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本来は恵比寿に移転したリキッドルームの話を書く予定でしたが
事件が起こったので予定をずらしてボウリング場の話を書きます。

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――話はひと月ほど前にさかのぼる。


ボウリング場に電話がかかってきた。
何気なく私が受話器を取る。

5〜60代らしき男性。
馴れ馴れしく話しかけてくる。

「今誰がいる?○○ってまだいるか?それとも○○か?
 ああ、アイツ日曜休んでんのか!ハハハハ!」


一向に本題に入らないのでいらつく。
どうも、昔ここで働いていたらしい。

「じゃあKでいいや、Kに電話するように言ってよ」


私は事務所へ行き、Kさんの家の電話番号を聞く。
そして休みであるKさん宅へ電話する。
Kさんは外出中らしく、奥さんが出た。

「あ、もしもし、ボウリング場です。
 今、Yさんという方から至急連絡が欲しいと言われたのですが」


私はそう言って男性Y氏の電話番号を告げる。

「ああ…はい……そうですかぁぁ〜('A`)

めっちゃ溜息交じり!!
何かの因縁を感じるぜ!!


案の定、「んなこと休日にしたくねー」ってことで
Kさんは電話を完全シカト!


その後、電話が来ないことに痺れを切らしてか
Y氏から再び電話があり、今度はIさんとMさんに電話するように指名。
が、どうもおかしいので支配人に相談する。

「ああ、その人、昔に『悪い事』をして
 ウチをクビになった人だよ」




   ΩΩ Ω<ナンダッテー!!



どうも、Y氏は定期的にこちらに電話をかけてきては
文句をつけたり仕事を持ちかけたりするらしい。

人を集めているということは、マルチ商法や詐欺行為だろうか?
詳しくは聞けなかったが、『悪い事』と言っても横領とかではなさそうだ。


それ以降、Y氏の電話は徹底無視!が合言葉となった。




――そして今日の話である。


閉店間際、一組の家族連れがやってきた。
その中には見たことのある若い男性のお客さんもいた。
彼らの予定では1ゲームで帰るらしい。
私は深く考えずにレーンへと案内した。


そして帰り際……

その一家は無料招待券をゴソゴソと取り出す。
そこまでは良い。

が、その取り出した無料招待券、
見たこと無いクラシカルなデザインしてる〜!!


私は度肝を抜かれてしげしげとその招待券を見る。
確かに表記されている店舗はここのボウリング場である。

ううむ、このロココ調っつーか、前時代的なデザイン……良い!!
じゃねーや、これ、使えるのか?!

有効期限の欄には何のスタンプも押していない。
古株社員のIさんに相談する。

「俺も見たことね〜なぁ〜」

事務所から出たのか?
いや、事務所の出す券も全てフロントで管理している。
株主様への優遇券か?
そんなもん始めから無いらしい。

「知り合いからこの前もらいましてね、
 まだ使えるから早く行くように言われたんですよ」


取り敢えずお客さんには、期限が明記してないことと
もう使っていない券だということを言う。

「でもそれってそっちのミスじゃん?」

ギャル系の娘さん!あんたぁ正しいよ!!

「有効期限が無いってことで
 いつまでも使える券だと思ったんです」


奥さん!その通り!私だってそう思う!

が、悲しくも私もIさんも雇われの身なので勝手に対応出来ない。
雁首そろえてぼんやりしても仕方ない。
Iさんは支配人宅へ電話を入れ、対応を聞く。


結局、こちらから招待券を4枚発行し、それで処理することとなった。
が、お客さん、5人なんだよね。
でも貰った時に数えて4枚しかないことは確認済み。
お客さんには(渋々ながらも)、一人分のゲーム代を貰う。


その後、I氏が呟く。

「あれ、10年以上昔に使ってた券みたいだな。
 俺、電話してやっとわかったわ」



最近ここが嫌がらせを受けていること。
そして、その嫌がらせは、10年以上前にここで働いていた者
行っているということ。


謎は全て解けた!!


解答編に行くまでも無く、Y氏の仕業だろ。
巧妙なことに、その招待券はウチの封筒にきちんと入っており
更にスタンプで「寸志」と押されている。

ただその封筒も、もう使ってないタイプのだったんだが
当時、そんな細かいものまで盗んでいくとは切れる奴だ。


が、今更お客さんにそんな細かい事情を伝えるすべは無い。
ただただ不愉快な思いをさせてしまった。
もう来てくれないよなぁ〜〜〜〜


……更に……


「これ落ちてたよ〜」

常連さんが持ってきたのは、その家族連れが「渡したはずだ」と騒いでいた
一人分のクラシカル招待券だったのだ……

弁償しろ!!

ウチのボウリング場は大変古い。
ピンをセットする機械から、ボールを席まで運ぶ機械から、
モニターからレーンからボールから何から何まで古い。

特に問題なのが、ボールを席まで運ぶ部分である。

常連さんはマイボールを持っているのだが、そのボールが戻ってこなくなる。
というのも、ボールの種類によっては機械のベルト部分がボールを運びきれなくなって
途中でボールが止まってしまうのである。

とすると、ボールはベルト部分でギュルギュルと空回りし、
結果、ボールにど派手な傷がつくことになる。

この傷はウチで弁償することになっている。
その額が馬鹿にならない。
「また今日も弁償だよ」と支配人がぼやいていたりするほどだ。

そのため、ボールが帰ってこなかったらすぐにフロントに言うように言ってあるし、
店員も、戻ってこないとなればレーンの電源をすぐさま消して傷つかないように注意している。

この「戻ってこない」という状態だが、こちらから見える位置にある場合と、
見えないがギュルギュルと音がする場合、見えておらず音もしない場合、とある。

音がする場合はすぐに電源を切ってどのレーンか確かめるのだが、
これはお客さんが投げている時でも切ってしまったりするため、クレームが出る。

一度、私が焦って電源をバシバシ切りながら「どこですか?!!」と叫んだら、
「何電源切ってんだよ」だとか「どこって言われても」だとか失笑されてしまった。
まったく意味が伝わっていないということは、この音に気づいてないのかなぁ?


その話を先輩に告げるとこう言われた。

ワザと言わないでおく人もいるよ。
 だって、ボールに傷がついたらウチが弁償するじゃん?
 新しいボールが欲しくて言わないっていう人もいるよ」


      ・
      ・
      ・
      ・


      (゚Д゚)ハァ?



      ( ゚д゚)ポカーン



      (((;゚Д゚)))ガクガクブルブル




「そ、それってウチの会員さんの話ですよね?!」

「うん。前にあったもん。Yさんとか


      Σ(゚д゚||| ガーン


Yさんってさっき来てたのに!!


「ボール戻ってこないのにいつまでも何にも言わないでおいてさ。
 おかしいじゃん?」


おかしいよ。
ボールが戻ってこなければボウリング出来ない。

常連さんは、ボールを多くとも二つ持っている。
それは一投目用と二投目用、用途が違うため、一つ戻ってこなければやはりゲーム出来ない。

なのに、放っておいていつまでもぼんやりしているというのは普通ではない。

Yさんは仲が良さげな初老の夫婦である。

久々に暗黒面を見てしまった。

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