心の持ち方

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道をひらく

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松下電器創業者の故・松下幸之助さんの『道をひらく』、『続・道をひらく』から感銘を受けた文を掲載しています。
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かわりはない

わが子はかわいい。

何人あってもかわいい。

一人だからかわいくて、五人もあればかわいくない・・・・・・そんなものではない。

五人あっても十人あっても、誰かが病気でもすれば、わが命にかえたいほどの祈りに立つ。

一人ひとりがかわいくて、一人ひとりがわが命なのである。


科学の進歩につれて、おどろくほどに物が多量につくられるようになった。

一枚一枚の紙の手づくりの紙が、今は流れるようにすかれてゆく。

たくさん物があって、たくさん使えるのである。

だから、ついつい雑に粗末に扱いがちである。


しかし、手ですかれた紙も機械ですかれた紙も、紙そのもののねうちには何のかわりもない。

押しいただくほどしなくとも、一枚一枚いたわるように使いたい。

子を思う心で使いたい。

そこに心のゆたかさがある。

人間のゆたかさがある。


そして、この心を失えば、物のゆたかさが、暮らしの真のゆたかにむすびつかなくなるのである。

きょうこのごろの、ありあまる物のゆたかさのなかでお互い三省四省してみたい。


(松下幸之助著『続・道をひらく』より)

次善の策

人がこの世に生きていく限り、やはり何かの理想を持ちたい。

希望を持ちたい。

それもできるだけ大きく、できるだけ高く・・・・・・志低ければ怠惰に流れる。


最高、最大、最善、最良、とにかく"最"の字のつく理想を持ちたい。

希望を持ちたい。

そこから自他ともの暮らしの高まりも生まれてくる。


しかし、いかに最善、最良を目指しても、何ごともそう一挙には望めない。

最善に越したことはないけれど、現実にはそれがゆるされない場合がしばしばある。

それを押せば無理が起こる。

悩みが起こる。

そこで次善の策ということが大事となる。


次善は最善ではない。

しかし次善だからと軽んじてはいけない。

落胆してはいけない。

次善は最善に達する一つの大切な道程なのである。


お互いに、最善を望むあまりにこれにとらわれ、次善の策の大事なことを見忘れてはいないか。


時と場合によっては、次善の策が、またそれで最善の策ということもありうるのである。



松下幸之助著『続・道をひらく』より

一陽来復

ひろい世の中、長い人生、いつも心楽しいことばかりではない。

何の苦労もなく何の心配もなく、ただ凡々と泰平を楽しめれば、

これはこれでまことに結構なことであるけれど、なかなかそうは事が運ばない。

ときには悲嘆にくれ、絶体絶命、思案にあまる窮境に立つこともしばしばあろう。


しかし、それもまたよし。

悲嘆のなかから、人ははじめて人生の深さを知り、

窮境に立って、はじめて世間の味わいを学びとることができるのである。


頭で知ることも大事だが、身をもって知るということが何よりも大事。

塩の辛さはなめてみてはじめてわかる。

知るということにも、いろいろあるのである。


窮境に立つということは、身をもって知る尊いチャンスではあるまいか。

得難い体得の機会ではあるまいか。

そう考えれば、苦しいなかにも勇気が出る。

元気が出る。

思い直した心のなかに新しい知恵がわいて出る。

そして、禍いを転じて福となす、つまり一陽来復、暗雲に一すじの陽がさしこんで、

再び春を迎える力強い再出発への道がひらけてくると思うのである。

風が吹けば

風が吹けば波が立つ。

波が立てば船も揺れる。

揺れるよりも揺れないほうがよいけれど、風が強く波が大きければ、

何万トンの船でも、ちょっと揺れないわけにはゆくまい。

これを強いて止めようとすれば、かえってムリを生じる。

ムリを通せば船がこわれる。

揺れねばならぬときには揺れてもよかろう。

これも一つの考え方。


大切なことは、うろたえないことである。

あわてないことである。

うろたえては、かえって針路を誤る。

そして、沈めなくてよい船でも、沈めてしまう結果になりかねない。

すべての人が冷静に、そして忠実にそれぞれの職務を果たせばよい。

ここに全員の力強い協力が生まれてくるのである。


嵐のときほど、協力が尊ばれるときはない。

うろたえては、この協力がこわされる。

だから、揺れることを恐れるよりも、協力がこわされることを恐れたほうがいい。


人生は運不運の背中合わせといえる。

いつ突如として嵐がおとずれるのか、だれもしも予期することはできない。

つねに自分のまわりを冷静にながめ、それぞれの心がまえを、しっかりと確かめておきたいものである。



松下幸之助著『道をひらく』

世間知らず

  忍耐強く、根気強く、知識を身につけよう。

  校長と先生の命令に絶対にしたがうべし。

  校長や先生が教室にはいるとき、教室を出るとき、起立して送迎すべし

  先生に答えるときは起立、先生の許可あって着席すべし

  校長と先生には敬意をはらい、校長や先生に道で出合ったときは礼儀正しいおじぎをせよ

  年上のものを尊敬せよ

  老人、幼児、弱いものに親切ていねいであれ、道をゆずり、あらゆる援助をせよ

  親のいうことをきき、手助けをし、弟妹のめんどうをみよ・・・・・・。


これは、ソ連の小学校、中学校で省令として公布されている『生徒守則』の一部で、

この規則を破った生徒は、退学の罰を負うということである。

中学においても同じような規則がつくられていたというし、欧米諸国においてもこれに似たことが説かれている。

どこの国においても、たとえ主義主張がちがっても、人間として大事なことは万国共通、人みな共通である。

だからやはりどこでもだれでも大事にする。

礼儀とか道徳とかいうと、何となくうとましいもののように思うわが国の昨今、

おたがいに世間知らずであってはならないような気がする。


松下幸之助著『道をひらく』

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