環境問題を読み解くhechikoのブログ

環境問題を単に「読む」だけでなく、考察を加えて「解き」ます。

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Q.温暖化説が正しければ二酸化炭素濃度の上昇に伴って温暖化が起こるはずだ。しかしながら、ここ百年ほどの気温変動は二酸化炭素濃度の上昇曲線とはかなり異なる。観測事実と温暖化説の予測は異なるので、二酸化炭素濃度の上昇によって温暖化が起こるという説は間違いなのでは?

A.二酸化炭素濃度の変動は気温を変化させるが、気温の変動は二酸化炭素濃度のみによって決まるわけではなく、他の要因(例えば、森林伐採などの二酸化炭素排出以外の人為的なものや太陽活動や火山の噴火などの自然のものなど)によっても変わってくる。だから、二酸化炭素濃度の変動と気温の変動が常に一致するとは限らない。
ここ百年くらいの気温の変化は、IPCCが示した気候モデルによる計算によれば、自然要因だけでも、人為要因だけでも説明できず、両方の影響を考えることによってはじめて説明できる。

地球温暖化の真実(住 明正)より引用。
人間活動に伴うCO2の上昇を無しにして気候モデルを計算した結果、さまざまな要因を考慮に入れても、自然要因だけで80年以降の温度上昇は説明できず、再現は難しいと判断された。一方、人間活動を加えると、温度上昇は簡単に説明できる。反対する人はモデルが悪い、ちゃんとしたモデルであれば、人間活動に伴うCO2の影響なしでも計算があうと言う。しかし多くの人は、そんなにモデルに対しインチキをしているとは思えないので、人間活動は無視できないとだいたいは考えている。太陽活動に伴う変化を考えると、気候モデルはそれなりに変動もするけど、それだけでは最近の温度上昇を説明できない。

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地球温暖化の原因に人為的な原因があるのは確かでしょう。部分的ですが、ヒート島現象もその実例です。けれど、現在の地球温暖化の原因分析は、よくわかっていないのも事実です。hechikoさんの過去の記事でも、水蒸気が地球温暖化に与える影響は、よくわかっていないと書かれていたのでは?だから水蒸気や雨、雲、風、海流と「気温の因果関係の精度」を上げることが先決ではないでしょうか。 削除

2006/1/5(木) 午前 1:53 [ おおくぼ ] 返信する

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だから、現時点でのモデルでは、過去の温度変化を説明できなくても当たり前です。あと未来の予測をハズしても、当たり前です。また人為的な要素を加えたら説明できるというのも、あり得ない話でしょう。でも、これは人為的な温暖化がないということの証明にはなりません。 削除

2006/1/5(木) 午前 2:03 [ おおくぼ ] 返信する

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「現時点でのモデルでは、過去の温度変化を説明できなくても当たり前」というのは、自然要因だけで過去の温度変化を説明できなくても当たり前という意味ですか?それとも、人為要因では過去の温度変化を説明できなくても当たり前という意味ですか?Qの人は人為要因では過去の温度変化を説明できないと言っており、また私はそれが間違いだと言っています。それから、人為的な要素を加えたら説明できるというのがあり得ない話であるという根拠は?

2006/1/5(木) 午後 8:27 [ hec*i*o ] 返信する

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現時点では、自然要因プラス人為的要因でも、説明できないという意味です。それは、今の自然要因が地球温暖化に与える影響がよくわかっていないからです。人為的な要因を加えれば、説明できるという仮説は、自然要因は完璧に理解しているということが前提となってなければいけない、と私は考えます。 しかし、現実は水蒸気や雲や雨という自然要因が、地球温暖化に与える影響すらよくわかっていないのが現実ではないでしょうか。最後の点に関してはhechikoさんも同意見であると、確信しています。 削除

2006/1/5(木) 午後 11:17 [ おおくぼ ] 返信する

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自然要因を完璧に理解しない限りは現行のモデルでは説明できない、とするのであれば、今使われているモデルの全てはまったく役に立たないことになってしまいます。たとえ話をしましょう。私が以前書いたプリウスの燃費モデルは風向・風速・気温などの自然要因を全く無視したものです。自動車の燃費にはそのような自然要因が影響することが考えられるにもかかわらず、それらの影響を完璧に理解していないばかりか、考慮すらしていません。

2006/1/6(金) 午後 6:42 [ hec*i*o ] 返信する

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おおくぼさんに言わせると、このモデルは自然要因を完璧に理解しているということが前提となっていないので、実際の燃費を説明できないということになりますが、本当にそうでしょうか。確かに、完璧に説明できているわけではないと言われればその通りです。しかし、我々はモデルに完璧を求めているわけではないのです。いくつかの要素を省いたとしても、そのモデルでそこそこ説明でき、そこそこ使えたなら、そのモデルには意味があると言っていいでしょう。

2006/1/6(金) 午後 6:42 [ hec*i*o ] 返信する

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私はプリウスの燃費モデルは実際の燃費をそこそこ説明でき、そこそこ使えるものだと思っています。自然要因を考慮していないにもかかわらず、です。同様に、IPCCが示した気候モデルも、水蒸気や雲や雨という自然要因が気候変動に与える影響についてよくわかっていないにもかかわらず、過去の気温変動をそこそこ説明でき、そこそこ使えるものだと思っています。今後これらの自然要因の影響がわかってくれば現行のモデルは棄却されるかもしれません。

2006/1/6(金) 午後 6:42 [ hec*i*o ] 返信する

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でも、そういった新しいモデルが出来るまでは現行のモデルを使い続けるしかないのです。なんてったってそれが現在あるモデルでは最良のものだ(と言われている)から。

2006/1/6(金) 午後 6:42 [ hec*i*o ] 返信する

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私が完璧という言葉を、安易に使ってしまったことを訂正します。hechikoさんの丁寧な返事は正論です。私が言いたかったことは、今のモデルは、イマイチだということです。例えば、気温の変化の原因として、太陽、風、雨、雲、海流、海、緑、地形や温室効果ガスが複雑に絡んでいると思います。これらが要素が、それぞれ何割ずつ「気温の変化」に影響を与えるているかは、専門家でもわからないのが現状だと思います。 削除

2006/1/15(日) 午前 11:16 [ おおくぼ ] 返信する

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だから自然的な要因+人為的な要因を加えれば、「気温の変化」が説明できるというのは、あくまで理論上のことだと思います。現在のレベルでは、どこまでが、自然的な要因で、どこまでが人為的な要因か、区別がつかないと思います。「気温の変化」の原因は二酸化炭素だけではありませんので。 削除

2006/1/15(日) 午前 11:17 [ おおくぼ ] 返信する

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伊藤公紀さんの『地球温暖化』を読みますと、「過去の気温の変化」の、そこそこ程度の説明なら太陽だけでも十分ではないかと思います。でも、太陽の変化だけで、未来の予測が十分かと言うとそうではありません。太陽だけでは、今の天気予報の精度は保てないでしょう。 削除

2006/1/15(日) 午前 11:24 [ おおくぼ ] 返信する

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