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グリーンランドの氷河、温暖化で急速に後退
(2006年1月21日15時24分 読売新聞)

2001年(下)、03年(中)、05年(上)と、解けて崩れた部分(画面右側)が拡大している=NASA提供 【ワシントン=笹沢教一】米航空宇宙局(NASA)は20日、グリーンランド東部の最大級の氷河・ヘルヘイム氷河が年々後退していく様子を地球観測衛星テラの高解像度センサーで撮影した画像を公表した。

 テラは2年おきに同じ場所の観測を続けており、昨年6月に撮影された氷河の先端は、2001年5月に撮影された先端の位置より約7・5キロも後退している。1970年代から01年まで先端の位置はほとんど変わらなかった。

 今世紀に入ってから温暖化が進んで、氷河の後退が急激に加速していることを示しているという。

 先端の後退だけでなく、氷河の厚みも減少しており、01年から03年までの2年間で約40メートルも薄くなった。

氷河の後退が最近の急激な温暖化によるものだ、というのはおそらく正しいだろう。ただ、これだけのデータで直ちに急激な海面上昇が起こる、と予想するのは正しくない。温暖化は氷河を後退させる一方で、降水量を増加させる。降水量が増加するということは、氷床の質量を増加することを意味する。つまり、温暖化によって氷床の質量の増加と減少の両方が起こるわけだ。その差し引きが海面水位の変動をもたらすから、それを予測するには氷河の後退に関するデータだけでなく、降水量の変動も考慮する必要がある。

ちなみに、IPCCの第三次報告書では、「グリーンランドでは,降水量の増加よりもその流出量の増加が大きいので,氷床の質量は減る可能性が高い 」としている。これは今後どう変わっていくのだろう。

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