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小学6年の頃だったか中学生になってからだったか忘れてしまったけれど、
テレビで映画『風と共に去りぬ』を見て、感動したことがありました。 とても長い映画でテレビでは前編後編と2回に分けて放送されました。 アメリカの南北戦争が背景となっている物語で、細かいことは覚えていなかったのですが、裕福な家のお嬢様だった主人公のスカーレット・オハラが戦争で家や財産を無くしてもたくましく生きていく姿が印象に残っていました。 なぜ今頃『風と共に去りぬ』なのかというと、ここ最近「強くありたい。」と思った時に子どもの頃に見たそのスカーレットの姿が思い浮かんできたのです。
それで、先日DVDを借りてきてこの映画をまた観直してみました。
あいまいな記憶のベールが剥がされたことや子どもの頃に観たのとまたちがった目線で観たことであらためて気づいたことや感じたことはあったのですが、やはりスカーレットのセリフに思わず涙してしまいました。 前半の終わり、スカーレットが嫁ぎ先から自分の生まれ育った故郷タラへ帰って来た時に、母が病死し、そのため父が精神的におかしくなってしまい、家は北部の者に荒らされ、ろくに食べるものもないことを知るとスカーレットは荒涼とした土地を掘り返し、みつけた作物をかじって涙します。そして、こういう言うのです。
As God、as God is my witness they're not going to lick me. I'm
going to live through this and when it's all over, I'll never be
hungry again. No, nor any of my folk. If I have to lie,steal, cheat
or kill. As God is my witness, I'll never be hungry again.
神様、誓います。私は彼らに打ち負かされないと誓います。この苦難を乗り越えて、生き抜いてみせます。もう二度と飢えたりしません。私の家族にもひもじい思いをさせたりしません。たとえ嘘をついたり、盗んだり、だましたり、人殺しをしてでも。神様、もう二度と飢えたりしません。
もちろん、盗みや人殺しはいけません。でも、それくらいの覚悟で生きる、という強い意志に圧倒されます。
また、後半の最後のセリフ「明日は明日の風が吹く」は有名なセリフですが、
原文はTomorrow is another day.だったんですね。タイトルの『風と共に去りぬ』の「風」にかけて訳したのでしょうか。とてもしっくりする訳だなって思いました。でも、DVDでは原文に近い訳になっていました。
そのタイトル(原題“GONE WITH THE WIND”)は、アメリカ南部にあった 白人文明が南部戦争によって終わったことを意味しているそうです。 スカーレットにとって去っていったのは文明ばかりでなく大切な人たちでも あったと思います。 けれどもこの最後のセリフは、それでも彼女はたくましく生きていくであろうことを予感させます。 この映画、若い人たちにもぜひ見てもらいたいと思います。
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