中国絵画

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水墨画の中国的リアリズムの爛熟な時期の象徴は逸伝の宮廷画家の画巻、王希孟《千里江山図卷》と張択端《清明上河図卷》と言われた。

10〜13世紀の中国宋代は、さまざまな局面で近代中国社会の原型が生まれた時代である。その一つに、庶民の活発な活動にささえられた巨大商業都市の出現がある。張択端《清明上河図卷》幅25cm余り、長さ5m28cmに人物810余名、家畜94頭、樹木170本余などが所狭しと描かれた張択端「清明上河図」は、都市繁盛記として著名な東京夢華録とともに、宋の都東京開封府の殷賑をリアルに詳密に描いた稀代の都市研究資料である。この図巻の分析を中心に、都市からみた宋代中国の特色を考える。

一、 北宋 張択端 《清明上河図卷》北京故宮博物院蔵
張択端(ちょうたくたん・12世紀前半の画家)失伝の画家の一人 徽宗朝あるいは金の宮廷画家
「清明上河図」は北宋有名な画家の張択端が描いた傑作で、中国絵画歴史において非常に貴重な作品で、「中華第一の神品」と呼ばれる。宋時代の有名な画家張択端の作品。清と明の開封郊外の土橋及び陳角子門の市場のさまざまな社会風景と生活を伝えている。
「清明上河図」巻、北宋、張択端作、絹本、淡著色、縦24.8cm、横528cm。
「清明上河図」は、北宋の都・ 京(今の河南省・開封市)の東角子門の内外と 河両岸での清明節のにぎわいを描いたものである。明節とは24節気の一つで、春の到来を祝う節句である。当時の人々はこの日に墓参りを行い、郊外へ出かけて春を楽しんだという。新暦では四月五日頃にあたる。
この画巻は三段に分けることができる:
 初段は郊外の景色である。茅の軒が低く垂れ、田畑に縦横に交錯した路を人々が往き来している。
 中段は「上土橋」を中心に、 河および両岸の風景も描かれている。中部にある虹のような木造の壮大な橋は、普通「虹橋」と呼ぶが、本当の名前は「上土橋」で、水陸交通の集結地である。この橋は支柱のない橋で、飛橋(ひきょう)あるいは虹橋(こうきょう)と呼ばれる。橋の上に車や馬が頻繁に往き来し、行商人が密集し通行人で賑わっている。橋の下を潜ろうとする船があり、その船人が帆柱を倒して船を押し下げるのに懸命に働いている。その様子が、周囲の注目を集めている
後段には市街地の様子が描かれている。 京城当時の繁華景観が再現されている。市内に商店が立ち並び、大きな店は玄関の飾りもあるが、小さい店はただの屋台に過ぎない。ほかに、役所もあれば、賃屋やお寺もある。街路のなか、さまざまな人々が息づいていて、車馬、駕篭、駱駝等が絶え間なく続く。紳士、官吏、下僕、あきんど、車夫、工人、芸人、床屋、医者、占い師、身分の高い女性、僧侶、遊ぶ子供、乞食まで、多様な人々が描き込んである。城内の交通と運送手段として、駕篭、駱駝、牛車、馬車、驢馬車、人力車などが登場している。車輌の種類は串車、太平車、平頭車などがある。画面の中の高く大きな城は「東角子門」であり、 京城内の東南にある。
 全巻通じて画面内容が豊富で、活力ある12世紀全盛期の北宋の都「 京」の様子が、概括的に再現されている。
 この絵の筆遣いは、「工筆」と「写意」をともに含んでいる。着色がすっきりとし、普通の絵と違い、独特な特徴がある。図面の構成は「鳥瞰全景法」を取り入れ、 京城東南角という典型的な地域の様子を概括し、写実的に描写している。作者は伝統的な「手巻」形式を採用し、北宋の最も進んだリアリズムの視点「散点透視法」(現代中国の説明、複数の視点が複合した透視法)などによって画面配分をしている。画面はながくて面白く、様々な内容が入っているが乱れることなく、内容がきちんとまとまっており、首尾一貫している。画の中に取り込まれた景観は、大きなものは静かな野原、浩瀚な河流、高く聳える城から、小さなものの車船の中の人物、商人の商品、店の看板に書いた文字に至るまで、細かく描かれている。500人余りの人物を描いた画面には、上手に整えられた様々なシーンが入り込んでいて、絵の面白みが一段と増している。
 この画巻の後部分には、金代・張著、明代・呉寛等13家の題が記され、96箇所の印鑑がある。
 「清河書画舫」、「庚子消夏記」、「式古堂書画記」などの本にこの絵についての記録がある。

張択端は北宋の宮廷絵師。風流天子徴宗皇帝の信頼あつい翰林院の教授であったが、『清明上河図』は世界の中心である中国皇帝の眼から市街を俯瞰していない。絵の左端にあるはずの王城さえ描かれていない。春の祭のころ、らくだに荷を載せて宋都に到着した西域の隊商や、江南の物資を運河を使って都に持ってきて、町はずれの船着場に荷下ろしした商人の眼で描かれている。その商人がこれから見るだろう宋都の賑いはまさに宋末の水滸伝反乱の舞台なのだ。そして田中優子は『清明上河図』を、十一世紀の宋朝にヨーロッパより五百年もはやく成立した近世と絵解くのである。

二、明代呉子玉の臨摸本
中国十一世紀の医事風景−『清明上河図』より
医療は生活に直接かかわるだけに、かなり早い時代から絵画や彫刻の題材とされていた。中国でも古くは人面鳥身の針医が二世紀の画像石に刻まれていたが、今回は『清明上河図』より中国十一世紀の医事風景を紹介したい。
 この図は北宋全盛期の首都・ベン{サンズイ+丶+下}京(河南省開封市)の町並みと人々を、一〇二三〜一一〇〇年頃の張択端が精緻に描いた絵巻である。いま北京の故宮博物院にあるのが原本(長さ約五・三m)とされるが、鮮明なカラー写真がない。そこで明以来もっとも優れている、とされる呉子玉の臨摸本(香港・翰墨軒出版有限公司影印、一九九一)から北京原本と同寸で掲げた。
図名の「清明」は伝統的祝日の清明節をいい、春分から十五日目、陽暦の四月五日前後にあたる。春の空気が満ちあふれる時期なので、いまも中国では郊外に出て遊び、また墓参りなどするが、当時は内城でも盛大に祝われていた。なお本図は郊外から描き出すが、図の後半が明代以降に欠落したため、内城に入り、にぎやかな街角を過ぎた直後で突然とぎれる。
 図1がその部分である。正面に「趙太丞家」と横書きで掲げた家があり、右の立て看板には「大理中丸養(医?)腸胃丸(冷?)」、左の立て看板二枚には「趙太丞統理男婦児科」と「治酒所傷良(真?)方集香丸」、左門柱の看板には「五労七傷回春丸」と書いてある。室内では女性に抱え上げられた小児を男性が脈診している様子で、これを後ろから女性が見守る。奥の机には書物らしきものがあり、その奥は百味箪笥だろうか。するとこれは薬店を兼ねた診療所を描いているらしい。老若男女から二日酔い、強精薬まで手広く扱っており、医者の服装も路上の人々といささか区別があるようで興味深い。
これより少し手前の右下に描かれた街角が図2である。二頭のロバが引く車の右横路上に、札をぶら下げた二本の日よけ傘が立ち、手前の傘の札は「香飲子」と読める。傘の下には座った男性がおり、机をはさんで立つ男性は机上の碗に向かっている。また本図の前半で虹橋という有名な橋の付近にも、よく似た情景の図3がある。ここでは傘に「飲子」と読める札が下がり、傘下の店番と左の人物は何やら交渉しているようだ。すると図2の奥の傘の札も「飲子」だったに違いない。
 漢方家なら何々飲子という処方を見慣れているので気づくはずだが、「飲子」は以前、なんと「餃子」に誤読されていた。それが最近やっと周宝珠「釈『清明上河図』中的飲子」(『中原文物』、一九九六年一期)により飲子と判読され、元気づけの薬茶であると論証された。つまり当時の栄養ドリンク剤だったのである。これで図の情景がよく分かるようになった。
こうした元気づけの飲子は唐代長安の記録にもあるし、いまも香港下町の街頭では同様の薬茶を煎じたてで売っている。人々が簡便な元気づけ薬を好むのは、今も昔も変わらないのだろう。

三、清乾隆皇帝の摸本

四、当代の摸本


***宋***
紀元960年、宋の太祖・趙匡胤が陳橋兵変を起こし、宋を建て、五代十国の分裂は終わった。宋は、1279年、元に滅ぼされるまで319年間存続した。宋は時期により、北宋と南宋に分けられる。北宋の政権と鼎立する形で、ほぼ同じ時期に、契丹人が北部で遼(947−1125)、党項人が北西部で西夏国(1038-1227)、さらに、1115年、女真人が北方で金国(1115-1234)をそれぞれ建てた。金は1125年、遼を滅亡した後、1127年、宋の都・開封に攻め入り、徽宗、欽宗を捕虜として連れ去り、北宋を滅ぼした。宋の高宗・趙構が南京応天府(現在の河南省商丘)で即位したが、後に臨安(現在の杭州)に逃れて、江南を行在(仮の都)として、南宋を建国。いわば、北宋は遼、夏、金と対峙する時期を指し、南宋は江南に逃れて衰亡していく時期を指すのである。
北宋は北方地区を統一した後、社会、経済、文化に大きな発展が見られ、海外との貿易も盛んに行われていた。範仲淹の「慶暦新政」、王安石の新法等の政治改革は、北宋の長期的な繁栄を完全に実現できなかったが、一部の社会的矛盾を解決した。方臘、宋江による農民蜂起は徽宗時代の腐敗した暗黒の統治に反抗したものである。北宋が金に滅ぼされた後、南宋は基本的に江南地区に甘んじ、北上して再び北方を統一する雄大な謀略を計画する力を失っていた。有名な武将の岳飛が北伐し、金を攻撃する行動さえ、統治者の目から見れば、自己保護の目的に過ぎなかったのだ。さらに、南宋末期の賈似道の腐敗政治は南宋の滅亡を加速した。
この時期、科学技術に著しい成果が収められた。羅針盤、印刷術、火薬などの三大発明は引き続き開発と応用が進み、中でも、畢昇の発明した活字印刷術はヨーロッパより400年も早かった。蘇頌は世界初の天文鐘である「水運儀象台」を作り、沈括の著した『夢渓筆談』は科学技術史上、極めて高い地位を有している。文化面では、理学が盛んで、朱熹、陸九淵などの理学者が現れ、道教、仏教及び外来の宗教もすべて非常に盛んであった。北宋・欧陽修の編纂した『新唐書』は唐の歴史研究に大きな貢献をした。さらに、司馬光の編集による『資治通鑑』は編年史の典範となった。文学では、欧陽修、蘇軾などの散文の大家が現れた。宋詞はこの時期の文学の最高峰をなし、晏殊、柳永、周邦彦、李清照、辛棄疾などの代表的な詞人が現れた。宋、金の時代では話本、戯曲が比較的盛んだった。絵画は山水花鳥を長とし、張択端の『清明上河図』が中国絵画史不朽の名作である。

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沈周:「廬山高」台湾、故宮名画、1988.10発行。
写生を拒んだ画家、明四大家の一人の沈周が北宋の欧陽脩の「廬山高」を画題として描いた代表作。
 
張宏:「布袋羅漢」台湾、故宮名画「人物画」、1975.6発行
 
王問:「拾得図」台湾、故宮名画「人物画」、1975.6発行。

仇英:「山水画」(1,2,3,4) 台湾、故宮名画、1980.11発行。
仇英は明代四大画家の一人。その山水画は青緑山水と呼ばれた。
明代四大画家 は沈周(1427-1509)、文徴明(1470-1559)、唐寅(1470-1523)、仇英(1498-1552)のこと。

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6、 明(1368 - 1644) / 清(1644 - 1911)時代


清院本「清明上河図」(1,2,3,4,5) 台湾、故宮名画、1968.6発行。
 
丁観鵬:「春市図」(1,2,3,4,5,6,7,8) 台湾、故宮名画、1975.2発行。丁観鵬は、清代中期の画家。

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5、 元(1271 - 1368)

王蒙:「具区林屋古図」(1,2,3,4) 台湾、故宮名画、1996.2発行。王蒙は、元四大家の一人。

趙孟頫:「鵲華秋色図」(1,2,3,4) 、台湾、故宮名画、1989.10発行。趙孟頫は元のフビライに仕えた江南文人。

フビライ [Khubilai] (1215-1294) モンゴル帝国の第五代皇帝(在位 1260-1294)。元の初代皇帝(在位 1271-1294)。チンギス-ハンの孫。大都(北京)に都を遷し、1271年国号を元と称した。南宋を滅ぼし中国を統一、安南・ビルマ・ジャワを従え、高麗を服属させたが、日本遠征には失敗。世祖。フビライ-ハン。クビライ。

〔「忽必烈」「忽比烈」とも書く〕

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1、 秦時代(221 B.C.- 206 B.C.)
秦始皇帝銅車馬

2、 六朝時代(222 - 589) / 三国時代(220 - 280) 中華人民共和国、1997.6発行

麦積山石窟 /宋
麦積山石窟/北魏(1,2) /
麦積山石窟西魏(1,2) /
麦積山石窟北周(1)

3、 隋(581 - 619) / 唐(619 - 907) 中華人民共和国,2001.10.28発行
昭陵六駿: 唐朝第2代皇帝太宗李世民陵の六駿「什伐赤(Shinfachi)」

4、 北宋(960 - 1127) / 南宋(1127 - 1279)

劉松年、「羅漢図」台湾、故宮名画、1982.11発行。劉松年は、南宋代の四大家の一人。(3枚)

「嬰戯図」台湾、故宮名画、1979.3発行。

「老子騎牛図」台湾、故宮名画「人物画」、1975.6発行。
晃補之は宋の画家。

「撥墨仙人」台湾、故宮名画「人物画」、1975.6発行。
梁揩は宋の画家。


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