今回は、衛慧(ウェイホェイ)「上海ベイビー」(日本語訳・桑島道夫、文藝春秋刊)。 国際都市・上海でミニスカートをはきウエートレスをするココ・シャネル好きのココ25歳は、そのかたわら小説も書く。 同棲中のニートの恋人・天天とのセックスはうまくいかず、妻子あるドイツ人のマークと過激にメイクラブ…。 ドラッグ、セックス、酒――頽廃的な中国の都会を猥雑に捉えた小説。 1999年9月に春風文芸出版社から出版。 半年で(海賊版は含めず)11万部を超すベストセラーになるものの、2000年5月に西欧文化有害図書として発禁処分に。 主人公のココとドイツ人のマークとの不倫はあまりにも生々しい。 外出中の恋人から電話がかかってきた場面を抜粋。 ≪私はうわの空だった。マークが私を抱き上げ、テーブルの上の電話のそばに下ろしたからだ。私は一方で受話器を握りながら、もう一方で彼の肩をつかんでいた。彼は頭で私のお腹を支えている。その舌がパンティー越しに私の陰部を嘗めるものだから、くすぐったくてたまらない。(中略)私はできるだけ自然なトーンで話そうとした。≫ もっと激しいシーンもあるが、載せるのもお恥ずかしい。 かなり低俗です。 ほかに、衛慧の著作では、「上海ベイビー」の続編「ブッダと結婚」(2005年発売)も中国で発禁処分になっています。 |
中国文学発禁本





