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これが、その特許
まず、上の文章「パーキンソン病の治療」の冒頭部分を見てほしい。 これは人工多能性幹細胞(iPS細胞)のWikipediaの一部をプリントスクリーンしたものだ。 ここで「2014年2月」「高橋淳ら」「ドーパミンを分泌する神経細胞」「作製する方法に成功」というのを少し記憶に留めてほしい。 次に、高橋淳氏が加わった2014年前後の発表論文・著作物を羅列してみる。 ・ヒト多能性幹細胞の大規模解析で明らかになった分化抵抗性(2013年/小柳(青井)三千代ら) http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/ktakahashi/?p=1439 ・ヒト誘導多能性幹細胞を樹立・維持培養するためのフィーダー細胞を使用しない効率的な新規培養系(2014年/中川誠人ら) https://www.natureasia.com/ja-jp/srep/abstracts/51985 ・新規ドーパミン産生神経前駆細胞の誘導方法(2014年/高橋淳ら) https://patentscope.wipo.int/search/en/detail.jsf?docId=WO2015034012&recNum=1&t ・異種移植と行動評価のためのX連鎖重症複合免疫不全症ラット(2015年/佐俣文平ら) https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0165027015000345?via%3Dihub この中で、一番上のWikipediaの内容に該当するものは1つしかない。 ・新規ドーパミン産生神経前駆細胞の誘導方法(2014年/高橋淳ら) ちなみに、これは特許庁に出願されている(一番上のがソレ。下のは133%UPしたもの)。優先日は2013年5月9日。 https://patentscope.wipo.int/search/en/detail.jsf?docId=WO2015034012 これは何かといえば、パーキンソン病患者の移植には多能性幹細胞が適していて、『好ましい多能性幹細胞はES細胞、ntES細胞、およびiPS細胞である』(※下の小さな文字の最後の行に書かれている)と書かれたものだ。
その前年に山中伸弥氏がiPS細胞でノーベル賞を獲り、その後の日本ではiPS細胞が肯定され、それと対立するかのようにES細胞の研究が実質、頓挫した。
そのため、上記に関してもマスコミで取り上げられたときにはES細胞の姿は隠れて、上にあるWikipedeiaのような言葉にすり替えられたのかもしれない。すでに出典元は削除されており、根拠に欠けるかもしれない。 だが、その研究の第一人者である高橋淳氏(元々はES細胞の研究を長年やってきて研究成果を挙げていたのに、もったいない)は2012年に既にiPS細胞研究所の教授になっており、その責任は重い。 それから、この動画をご覧になっていただきたい。
この動画は2012年6月17日に開かれたシンポジウムで高橋淳氏が講演した時のものだ。まだiPS細胞が注目を浴びる前だけに、スライドの画像にはES細胞の文字が書かれている。 やはりパーキンソン病患者の移植にはES細胞も必要なのか、最近になってかつて問題視されていたES細胞の倫理問題はどこ吹く風。何の問題提起もなく『京大がES細胞を全国に配布する』がニュースになった。しかも朝日・毎日・読売・産経・東京・日経新聞にこぞって掲載されている。 この分野に関しては、北欧にも日本は追い抜かれている。 それで焦っているのだろうか? 私自身がパーキンソン病なので、前述のことが真実でないことを祈りたい。 |
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