★★★出会い系★★★fearful story

ネットで見つけた怖い話をまとめています。

ちょっといい話

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白い仔猫

伯父の高校時代に、伯父が好きだった娘がいた。
高校卒業後は、たまに同窓会で顔を合わせる程度の付き合いだったが
数年たって、その娘が親の進める縁談を受けて結婚し、
夫の仕事の都合で遠くに引っ越したことを聞いた。
と同時に、その子もずっと伯父のことが好きだったが
告白することができなかった、と聞いた。

20年ほどがすぎ、地元で家業の書店を継いだ伯父の元に
その子の訃報が届いた。40代初めにして進行ガンで亡くなったそうだ。
その子が亡くなって数ヶ月経ったある日。
店先で数人の若い女性の「きゃーかわいい!」という嬌声がきこえた。
何事かと見に行ったら、店の前で仔猫が後ろ足で立ってちんちんしている。
女性の話だと、道を歩いていたら仔猫の鳴き声が足元で聞こえ、
みたら本屋の前で白い仔猫が、こちらを見ながらちんちんしていたそうだ。

その後も白い仔猫は幾度となく店先に現れては、道行く人に呼びかけるように鳴き、
店に誘い込むように後ろ足で起ってちんちんをするようになった。
客寄せ仔猫みたさに店を訪れる客が増え、大型店舗に押されぎみになっていた
伯父の書店は、しだいに客足が戻ってきた。
最初のうちは(どこの猫だ、捨て猫か)ぐらいにしか思っていなかった伯父も
1ヶ月も経つ頃には仔猫に情が移り、餌やミルクをやるようになり、
小さな頭や背中をなでてやるようになった。

伯父はある日、仔猫の背中をなでてやっているうちに、全身白い仔猫の左脚後ろだけに
木の葉の形のような茶色のぶちがあることに気がついた。
同時に早逝したあの子の左足のふくらはぎにも、木の葉型の薄茶色のあざがあり、
それを気にしていたあの子は、ほとんどスカートをはくことがなかったことも思い出した。

伯父は「客商売で動物は…」とずっと迷っていたのだが
思い切ってその仔猫を飼うことに決め、猫に良くある名前をつけた。
その呼び名は、高校時代の伯父が内緒でつけていた、あの子のあだ名だった。

猫とずっと独身だった伯父は、小さな本屋で一緒に暮らし、
一緒に歳を取っていった。
この話は、病床の伯父が猫を心配して世話を私に頼んだ時
伯父本人から聴いた話だ。
伯父は50代半ばで早すぎる死を迎え、葬儀のあとに年老いた猫もまた姿を消した

ジャック

幼稚園のころ、すごく犬が欲しかった時期があった。
あるときじいちゃんに雌犬を貰ってすごく嬉しかった。
俺はその犬に「ジャック」って名前をつけた(雌なのにね)
ジャックはすごく良い犬で俺の言うこともちゃんと全部聞いてくれた。
物凄く可愛がっていた記憶がある。
あるときジャックが何故か妊娠した。
俺の家族一同ポカーン
雄犬と交わるタイミングもなかったのにいつのまに…

ジャックは三匹子どもを生んだが二匹は夜中に消えた。
またもや一同ポカーン
その日からジャックとその子ども「シロ」の二匹を飼うことになった。
しばらくあと、弟が原因不明の高熱になって死にかけた。
するとジャックが突然弱っていき遂に死んでしまった。
ジャックが死ぬと何故か弟の病気が治った。
今でもあれはジャックが身代わりになってくれたんだと信じてる。
しかし驚いたのはそれだけじゃない。
その12年後くらいにジャックの子のシロを連れて散歩してるときに俺が車に引かれそうになった。するとシロが飛び出して代わりに引かれてしまった。
ジャックとシロは親子二代で俺らを救ってくれたようだ。
ちなみにシロはそのとき何とか生きながらえてその後、元気になった。

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チェリー

俺、昔犬を飼ってたんだ。
名前はチェリーって言う雑種なんだけど。
賢い犬でまだ小さかった俺のお守りをしていてくれたらしい。
両親は共働きで小学校1年のときから鍵っ子だった。
家にはチェリーがいたから寂しくはなかったんだ。
そんなチェリーも俺が小5のときに死んでしまったんだ。
俺は、もう悲しくて悲しくてそれが元でちょっと体調を崩してしまったんだ。
熱を39度くらい出てしまって脱水症状を起こして、病院に短期入院した。
そこの病院が幽霊がよく出るって言う噂の悪名高い病院で俺は嫌だった。
でも、仕方なくそこに入院したんだ。
その夜、案の定幽霊に遭遇。
出た幽霊は、16歳くらいの男の幽霊だった。
メガネかけてて、坊主で目の辺りが窪んでて気味が悪い幽霊だった。
そいつは、俺の横に立って壁に向かってぶつぶつ言ってんだよ。
もう怖くて怖くて、布団を頭からかぶってぶるぶる震えてたわけなんだが、
ふっ、とそいつの気配がなくなったと思って、恐る恐る布団から頭を出すと、
坊主頭の幽霊の変わりに、今度は着物着た女がドアの隙間から、俺のほうを
ジーっと見てんだよ。
俺はもう怖くてどうしようもなかった時に、ふとチェリーに助けを求めてみた。

「チェリー助けてくれー」って
そうしたら、さっきの坊主頭の声が聞こえてきたんだ。
今度ははっきり聞こえた。
「塾に行かなきゃ、塾に行かなきゃ」
俺は、塾にでもどこでも行けよーと思いつつ、
相変わらずチェリーの名前を呼び続けた。
そしたら、窓の外で犬の遠吠えが聞こえたんだ。
近いような遠いような場所から「ワォー!ウォー!」ってな感じで。
そしたら、坊主頭の幽霊が、
「ちっ!」って舌打ちしたと思ったら気配が消えた。
そして、次の瞬間部屋のドアが、バンッ!て閉まる音がしたんだ。
ものすごい勢いで閉まる音だった。結構な範囲に聞こえるくらいの音だった。
そしたら、看護婦さんが来て「どうしたの?」って聞いてきたから
今までの経緯を話した。
そしたら、「やっぱり出たのね・・・」って言って、
「首とか絞められなかった?」と聞いてきたからそれはないと言うと
その坊主頭の幽霊はよく人の首を絞めようとするらしい。
多分、チェリーが助けてくれたんじゃねーのかなって思う。
犬の遠吠えって結構な力を持つらしいから。
ありがとうな、チェリー。

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シロ

昔ノラ犬を拾って飼ってました。真っ白なメス犬で、「シロ」。
夜、母に「ゴミを捨ててきて」と言われて自転車の荷台にくくりつけ
ついでにシロも連れていきました。
シロはいつもの散歩コースをどんどん先に行ってしまって、私はその間に
ちょっと先の、通りの向こうのゴミ捨て場に立ち寄りました。

私がいないことに気付いたシロは探しに戻ってきて、通りのこっちの私に気付いて
私のところへ来ようと道路に飛び出しました。「あっ、ダメ!」と叫んだ時に
乗用車が突っ込んできて、目の前で跳ねられてしまいました。
パニックになった私はそのまま泣きながら家に帰ってしまって、母と
いっしょに戻った時は、シロはもう息絶えてました。

なんであのとき、傍にいなかったんだろう。まだ生きていたかもしれなかったのに
最期を看取ってあげられたかもしれなかったのに…と、ずっと後悔していました。
その年の夏。居間で父とTVで高校野球を見ていた時、ふと開けっ放しの窓に
シロの気配がしました。庭に続くサッシの板の間に、鎖の届く所まで来て
窓があいてれば覗いていたんです。その時、板の間に爪が「カツッ」と当たる音と
ハアハアという息遣いが聞こえました。
実はその一瞬、私はシロがもういないことも忘れていて「ん?なに?」と
振り返っていたんです。
もちろんそこにはなにもいませんでしたが、次の瞬間に「あっ!」と
泣きそうになりながら、部屋にいた父に
「お父さん、今、シロが帰ってきた…」と言いました。
すると父が一言「実は、お父さんにも聞こえた」と言いました。

あの時、瀕死のシロを見捨てて行ってしまった私に、会いに来て
くれたんだ…許してくれてたんだ、と泣いてしまいました。

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着物の少女

 毎年夏、俺は両親に連れられて祖母の家に遊びに行っていた。
俺の祖母の家のある町は、今でこそ都心に通う人のベッドタウンとしてそれなりに発展しているが、二十年ほど前は、隣の家との間隔が数十メートルあるのがざらで、田んぼと畑と雑木林ばかりが広がるかなりの田舎だった。
同年代の子があまりいなくて、俺は祖母の家に行くと、いつも自然の中を一人で駆け回っていた。それなりに楽しかったのだが、飽きることもままあった。
 小学校に上がる前の夏のこと。俺は相変わらず一人で遊んでいたが、やはり飽きてしまっていつもは行かなかった山の方へ行ってみることにした。祖母や親に、山の方は危ないから言っちゃダメと言われていて、それまで行かなかったのだが、退屈にはかなわなかった。
 家から歩いて歩いて山の中に入ると、ちょっとひんやりしていて薄暗く、怖い感じがした。それでもさらに歩いていこうとすると、声をかけられた。
「一人で行っちゃだめだよ」
 いつから居たのか、少し進んだ山道の脇に、僕と同じくらいの背丈で髪を適当に伸ばした女の子が立っていた。その子は着物姿で、幼心に変わった子だなと思った。
「なんで駄目なの?」
「危ないからだよ。山の中は一人で行っちゃ駄目だよ。帰らなきゃ」
「嫌だよ。せっかくここまで来たんだもん。戻ってもつまらないし」
 俺はその子が止めるのを無視していこうとしたが、通りすぎようとしたときに手をつかまれてしまった。その子の手は妙に冷たかった。
「……なら、私が遊んであげるから。ね? 山に行っちゃ駄目」
「えー……うん。わかった……」
 元々一人遊びに飽きて山に入ろうと思い立ったので、女の子が遊んでくれると言うなら無理に行く必要もなかった。
 その日から、俺とその女の子は毎日遊んだ。いつも、出会った山道のあたりで遊んでいたので、鬼ごっことか木登りとかがほとんどだった。たまに女の子がお手玉とかまりとかを持って来て、俺に教え込んで遊んだ。
「健ちゃん、最近何して遊んでんだ?」
「山の近くで女の子と遊んでる」
「女の子? どこの子だ?」
「わかんない。着物着てるよ。かわいいよ」
「どこの子だろうなあ……名前はなんつうんだ?」
「……教えてくれない」
 実際その子は一度も名前を教えてくれなかった。祖母も親も、その子がどこの子かわからないようだった。とりあえず村のどっかの家の子だろうと言っていた。
 その夏は女の子と何度も遊んだけど、お盆を過ぎて帰らなきゃならなくなった。
「僕明日帰るんだ」
「そうなんだ……」
「あのさ、名前教えてよ。どこに住んでるの? また冬におばあちゃんちに来たら、遊びに行くから」
女の子は困ったような何とも言えない顔をしてうつむいていたが、何度も頼むと口を開いてくれた。
「……名前は○○。でも約束して。絶対誰にも私の名前は言わないでね。……遊びたくなったら、ここに来て名前を呼んでくれればいいから」
「……わかった」
 年末に祖母の家に来た時も、僕はやはり山に行った。名前を呼ぶと、本当に女の子は来てくれた。冬でも着物姿で寒そうだったが、本人は気にしていないようだった。
「どこに住んでるの?」「今度僕のおばあちゃんちに遊びに来ない?」などと聞いてみたが、相変わらず首を横に振るだけだった。
 そんな風に、祖母のうちに行った時、俺はその女の子と何度も遊んで、それが楽しみで春も夏も冬も、祖母の家に長く居るようになった。
 女の子と遊び始めて三年目、俺が小二の夏のことだった。
「多分、もう遊べなくなる……」
 いつものように遊びに行くと、女の子が突然言い出した。
「何で?」
「ここに居なくなるから」
「えー、やだよ……」
 引越しか何かで居なくなるのかなと思った。自分が嫌がったところでどうにかなるものでもないとさすがにわかっていたが、それでもごねずには居られなかった。
「どこに行っちゃうの?」
「わからないけど。でも明日からは来ないでね……もうさよなら」
 本当にいきなりの別れだったので、俺はもうわめきまくりで、女の子の前なのに泣き出してしまった。女の子は俺をなだめるために色々言っていた。俺はとにかく、また遊びたい、さよならは嫌だと言い続けた。そのうち女の子もつうっと涙を流した。
「……ありがとう。私、嬉しいよ。でも、今日はもう帰ってね。もう暗いし、危ないからね」
「嫌だ。帰ったら、もう会えないんでしょ?」
「……そうだね……。あなたと一緒もいいのかもね」
「え?」
「大丈夫。多分また会えるよ……」
 俺はさとされて家路についた。途中何度も振り向いた。着物の女の子は、ずっとこちらを見ているようだった。
 その日、祖母の家に帰ったらすぐに、疲れて寝に入ってしまった。そして俺は、その夜から五日間、高熱に苦しむことになった。この五日間のことは、俺はほとんど覚えていない。
一時は四十度を越える熱が続き、本当に危なくなって、隣の町の病院に運ばれ入院したが、熱は全然下がらなかったらしい。しかし五日目を過ぎると、あっさり平熱に戻っていたという。
 その後、祖母の家に戻ると、驚いたことに俺が女の子と遊んでいた山の麓は、木が切られ山は削られ、宅地造成の工事が始まっていた。俺は驚き焦り、祖母と両親に山にまでつれて行ってくれと頼んだが、病み上がりなのでつれていってもらえなかった。
 それ以来俺は女の子と会うことはなかったが、たまに夢に見るようになった。
 数年後聞いた話に、宅地造成の工事をやった時、麓の斜面から小さく古びた社が出てきたらしいというものがあった。工事で削った土や石が降ったせいか、半壊していたという。何を奉っていたのかも誰も知らなかったらしい。
その社があったのは俺が女の子と遊んでいた山道を少し奥に入ったところで、ひょっとして自分が遊んでいたのは……と思ってしまった。
 実際変な話がいくつかある。
俺の高校に自称霊感少女がいたのだが、そいつに一度、
「あんた、凄いのつけてるね」
と言われたことがあった。
「凄いのってなんだよ?」
「……わかんない。けど、守護霊とかなのかな? わからないや。でも、怪我とか病気とかあまりしないでしょ?」
確かにあの高熱以来、ほぼ完全に無病息災だった。

 さらにこの前、親戚の小さな子(五才)と遊んでいたら、その子がカラーボールを使ってお手玉を始めた。俺にもやってみろと言う風にねだるのでやってみると、対抗するかのようにいくつもボールを使ってお手玉をした。何度も楽しそうにお手玉をした。
あんまり見事だったので後でその子の親に、
「いやー、凄いよ。教えたの? あんな何個も、俺だってできないよ」
と言うと、親はきょとんとして、「教えてないけど……」と答えた。
もう一度その子にやらせてみようとすると、何度試してみてもできなかった。
「昼間みたいにやってみて」
「? なにそれ?」
と言う感じで、昼のことをおぼえてすらいなかった。
何と言うか、そのお手玉さばきは、思い返すとあの女の子に似ていた気がしてたまらない。

今もたまに夢に見るし、あの最後の言葉もあるし、ひょっとしてあの子は本当に俺にくっついてるのかなと思ったりする。ちなみに女の子の名前は、なぜか俺も思い出せなくなってしまっている。
不気味とかそういうのはなく、ただ懐かしい感じがするのみである。

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