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・おまけ

交通事故での損傷の内、肩と膝の損傷は、
受傷後、かなり日数を経てから発症する場合が多く、


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肩の場合は1〜2週間、

膝の場合はさらに遅く、2〜3ヶ月も経過してから

初めて痛みを発する場合もあります。


いずれも発症が遅い分、症状が出る頃には炎症がかなり
進行しており、適切な処置を施さなければ、治療にかなり
時間を要するケースが多くみられます。

肩関節の場合、腕を吊り下げているだけなので、
荷重される事が少なく、また日常生活で大きく動かす
動作が少ないいため、痛みを自覚しない場合が多く
発見が遅れます。

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肩関節については怪我に限らず、関節周囲の腫れに
気が付かない方が多く、別の障害で受診され、
肩の腫れを押されて、初めて認識される事も少なくありません。

肩関節周囲で痛みを発するのは、
肩峰下滑液包と、上腕二頭筋長頭腱の2ヶ所、

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他の部位は多少腫れを生じても、痛みを自覚するのは希です。

肩峰下滑液包は、肩に多数ある滑液包の一つですが

上が肩甲骨の肩峰と、烏口肩峰靭帯に覆われているため、

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腫れが進行すると圧の逃げ場が無いので、これが末梢神経を刺激し
肩が抜けるような不快な痛みを発します。

この肩峰下滑液包の下には、棘上筋の腱があり、

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この筋肉の腱は薄い板状(腱板)で、強い外力が加われば
損傷を受け易く、この腱に炎症を生じれば、同時に
肩峰下滑液包にも炎症が及びます。

この筋肉は、肩関節を固定し安定させる
いわゆるインナーマッスルですが、同時に
肩を挙上、外転させる筋肉でもあります。

この筋肉は上腕(肩)外転15°までに最も働き

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その後は、他の大きな筋肉が働き始め、この筋肉の負荷が
徐々に軽くなります。

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日常生活ではこの15°の範囲で肩関節を使用する事が多く、
微細であっても一度損傷を受けると、刺激し続け炎症が広がり、
一定のレベルを超えると痛みを生じ始めます。

本来、痛みを生じづらい部位なので、腕を垂直に垂らし
安静を保てば、4〜5日程度で症状が治まるものですが、

安静を勧めても、この15°の範囲は本人には
肩を使用している認識が無いため、安静を保てず
結果的にこの痛みが難治と成ってしまいます。

もう一つの上腕二頭筋長頭腱の方は、

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この腱も、腱鞘で覆われている為、

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一度、腫れが広がると圧の逃げ場が無く、肩峰下滑液包と
同様な痛みを生じます。

この腱は太く強靭な物で、損傷を受けることは希で、
一度、損傷を受ければ早期に症状が出ますが、

上腕二頭筋には、肩関節部にもう一つ短頭腱があり、

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こちらの方は損傷や炎症が起きても、症状が出づらく、
この部の障害が見過され放置されれば、この部の刺激で
上腕二頭筋が緊張しつづけ、長頭腱の症状の消退が
遅延される場合があります。

膝関節は、表面や関節内部の損傷であれば受傷直後より
腫脹、疼痛が出るので、見過される事はありませんが、

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関節の後方にある十字靭帯は、強い負荷が掛かる性質上
痛みに対して鈍く出来ており、多少の損傷では痛みを感じません、

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さらに、関節腔の外にある為、完全に断裂して関節包を破らない限りは、
(この靭帯は関節包と一体化しています。)
腫れが前に広がる事が無く、膝後方の膝窩部に限局されるため、
外傷による腫脹が見逃されている場合が多くみられます。

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特に前十字靭帯は、後縦靭帯に比較して細く弱いため障害を受けやすく、

たとえ微細な外傷であっても、この靭帯は、膝関節で大腿を後方に、
(相対的に)下腿を前方に辷るのを抑制する作用があるため、

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しゃがむ動作や、階段を降りる際の日常動作の際に

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膝関節の屈曲に作用する筋肉である、腓腹筋や
大腿二頭筋、半腱・半膜様筋(ハムストリング)が、
大腿部を後方へ牽くため、

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これを抑制するこの前十字靭帯に負荷が掛かり、
損傷があればこの刺激で徐々に炎症が広がって行き、
ここも一定のレベルを超えると痛みを生じ始めます。

また、この靭帯が負傷し炎症を生じ始めると、この前十字靭帯は、
膝関節が外旋(外に捻れる)と緊張が弛む性質があるあるので、
この靭帯を保護しようと膝関節が外旋して行き、

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(この作用は、大腿二頭筋と大腿筋膜張筋で行なわれます。)
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この外旋により、膝関節に内側に付着する筋肉の腱が牽引され
負荷が増すほか、

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もう一方の後十字靭帯が外旋による牽引で緊張を増し、その時
生じた力が膝関節の内側面を圧迫するように作用するため、

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これらの部位へ障害が連鎖的に広がっていく傾向があります。
(ここら辺の作用は複雑なので、詳しい解説は別の機会に)

本来、前十字靭帯は痛みを感じづらい場所なので、
痛みが生じた時点で、膝窩に冷罨法、圧迫などの外傷の初期処置を
施せば、簡単に痛みが消えますが、この障害の痛みは関節前面、
あるいは関節内側の障害と誤認され、適切な処置が施されない
事が多く、結果的に難治に成ります。

以上、結果的に三段〆に成ってしまいましたが、

今回は、これにて終了

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