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日本のソウル・フード

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2012年9月 Waitrose Kitchen誌 9月号57〜63ページ

高級スーパー(最近は店舗を増やし、庶民化路線をひた走っているが)
Waitrose(うぇいとろーず)の販売する月刊誌。

どこの国でも高級スーパーといえば、海外の食材を扱うらしく、
ウェイトローズでも新鮮な魚(タイミングがよければ、生食可能なほど!)
エキゾチックなスパイス、健康志向の食材が並ぶ。

その中には、当然、醤油、ワサビ、コメ、ノリ、みりん、味噌も入っている。


スーパーの棚がそんな感じだから、月刊誌もかなりの割合で
日本食に関する記事やレシピがある。

今回、9月号ではYotman Ottolenghi(よとまん・おっとれんぎ)さんが子供の頃
2ヶ月、日本で過ごしたときの思い出とレシピについて語っている。

が、彼が日本に行ったのは、まだ子供だった80年代。
最初のうちは珍しかった日本食も、ご飯と生魚(刺身)と味噌汁、そして
大豆でできた、あれやこれ・・・は3日もすると飽きてしまった。

そして彼らは当然のように地元でなんとか食べられそうなものがある
レストランや、時々マックやケンタに行ってなんとかしのいでいたという。

ただ、宿泊先のホテルで生まれて初めて食べたチキンチッカマサラの
美味しさは今でも忘れられない味だと、褒めちぎっている。

日本を発つ前日、彼ら家族はお父さんの仕事の同僚(多分上司だろう)の
家に夕食に呼ばれたが、彼とその兄(か弟)はあんこの「おかし」を
(漉し餡の美しい和菓子だったんじゃないかと思われる)そっと外に投げたという。

「その後、父はその人からいっさい連絡がなくなったが、
まさか自分たちのせいじゃない、偶然だと思う」


そんな子供だったが、大人になって日本にもう一度行くことになった。
そこで彼が見たモノは、東京で朝早くからあいている駅蕎麦。

それに触発された「浅漬けきのこのうどん」(ここではシメジを使用)
「コリアンダーシード入り照り焼きサーモンときゅうりのサラダ(酢の物)」
そして「グリーンピースとくるみの味噌ドレッシングサラダ」

味噌ドレッシングサラダの説明には「味噌は熟したパルメザンやタイの
フィッシュソースと同じようにすばらしい香りをもたらす」と書いているが

それはきっと子供の頃の贖罪も兼ねているにちがいない。



「おかし」を英語で?
メールマガジン「ロンドン偏食生活」をどうぞ。

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