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我が家のW124 230E号は、91年製で何しろご老体ですので
あちこちお痛みが出ます。
でも、致命的なトラブルになる前に
痛みが出た部品を交換すれば心配はいりません。 ちゃんと元に戻ります。
今回はオイル漏れが出始めたパワステポンプの修理。
そして製造から26年の時を経て劣化が出た
ブレーキブースターラインとサーモスタットカバーを交換します。
作業はW124メンテナンスのオーソリティとして知られる
茨城のジャスト自動車整備さんにお願いします。
取り外した製造時のサーモカバーはプラスティック製で
劣化するとヒビが入り冷却水が噴出する恐れがあり
改善品への交換が必要でした。
メルセデスの純正品に交換しました。
ホースの接合点がしっかり磨かれて密着度が高められていたり
素晴らしい工作精度です。
対してこちらのパーツはジャスト自動車整備さんが
試しに仕入れたサードパーティー製のサーモカバーです。
純正品の半値ほどと安価ですが工作精度は明らかに劣ります。
旧車のパーツが新品で手に入るだけもありがたいことではありますが
知らずに取り付けると、程なくトラブルの元になる恐れがあります。
同様にこちらはプロペラシャフトのセンターブーツです。
上が純正品、下がサードパーティー製品です。
見た目には変わりは無いようですが、ゴムの質に明らかに差があります。
純正品は柔軟なのに比して
サードパーティー製はプラスティックのような硬さです。
これではブーツの役目を果たしません。
2.3リットルのSOHC直列4気筒 M102エンジンです。
デビューは1979年です。
W124の前身W123や190Eにも搭載されました。
心臓部はKEジェトロと呼ばれる吸気システム。
旧式のキャブレターと今時の電子制御燃料噴射装置の中間的な存在です。
W124で最も小さな排気量で出力は120PSと非力ですが、
一般道でも高速道路でも何の問題もなく必要にして十分です。
小さなエンジンで頭が軽いことで回頭性に優れています。
燃費は常に11km/ℓとこの時代の車にしては優秀ですし税金も安い。
ほぼ機械仕掛けなので修理が容易なのが助かります。
オイル漏れが発生していたパワステポンプは取り外して
分解洗浄してシール類を交換してただきました。
1991年製の部品ですが、まるで新品のように蘇りました。
美しい仕上がりです。
劣化が進みブレーキオイル漏れが心配された
ブースターラインも交換しました。
ブレーキは問題が発生すると命に関わるので、しっかり手当します。
26年前の車ながら奇跡的なグッドコンディションで我が家に嫁いだ230E号。
心配なのは純正部品が徐々に製造中止になっていること。
現代の車の流れの中でも問題なく動作するどころか燃費だって負けていない、
むしろリードするくらいのポテンシャルを持っていながら
旧車というだけで割増税制を強いられるのが納得行きません。
メルセデス最後の「最善か無か」と言われる名車W124。
信頼できるサードパーティー部品が数少ないだけに、
メルセデスには何とか純正部品を供給して欲しいと願うばかりです。
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