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《相手は26歳だ。
2歳下の歳の差なんてたいしたことはないのだが・・・・・》
帰宅の電車は終点も近くなり、席は埋まっているものの、立っている乗客はまばらだった。
私は始発駅から乗っていたので席に座って文庫本を読んでいた。
突然、上からひらひらと栞が落ちてきた。
ちょうど私の読んでいる本に落ちてきて、歳の差がどうしたこうしたのくだりを隠してしまった。
見上げると若い男性が文庫本を読んでいた。
「これ、落としましたよ。」
「あっ、す、すいません!」
男性はばつが悪そうに受け取り、いちばん後ろのページに挟み込んだ。
そしてお互い読んでいる本へとまた目を向けた。
目を向けただけで私は男性が何を読んでいるのか気になってしまった。
質の良さそうな黒い布製のカバー。
それだけなのにスーツ姿でちょっと素敵に見える。
などと考えていたら男性は2駅して降りてしまった。
私の降りる駅はあと数駅。
本の中の登場人物も結局は結論がでないまま最後の文章になり、ふたりの先は読者の想像にまかせるかたちで終わってしまった。
降りる駅はもうすぐだった。
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というわけで小説風に書いてみました。
オチないし(笑)。
でも若い男性でちゃんとしたカバーかけて本を読んでいるのって珍しいなと思ったんです。
だいたい本屋の名前が入った紙のカバーじゃないですか(笑)。
で、その方は何を読んでいたかわからないのですが、私が読んでいたのは「ぎりぎりの女たち」(笑)。
これ本棚を片付けていたら出てきたんですけど、買った貰ったか(よく貰うんで)覚えていないけどなんだっけ?と思って読んでました。
いろんな意味でぎりぎりの女性が出てくる短編集でした。
ついでに私の理想としては、待ち合わせしたら男性が先に待っていてそのとき、携帯をいじっているんじゃなくて本なんか読んで待っててくてたらかなりツボです(笑)。
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