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記憶にもない
遥かに 幼い頃
縁日のお祭りで
父が 風船を
私の手に
握らせてくれた
ちょっと
目をはなした隙に
私は
握っていた
手を放し
風船は 高く
空へ
空へ
父が 跳びあがっても
もう
掴めなかったそうだ
青い空の中に
どこまでも
吸い込まれるように
どこまでも
今また
この同じ手に
誰かが 風船を
握らせてくれた 気がして
握っていても
いいのかな
今度は
手放さずにいても
いいのかな
青い空の中に
どこまでも
吸い込まれるように
どこまでも
世界は
こんなにも美しいって
思っていて
いいのかな
あの 遥かな
幼い頃に
戻って
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2018年09月24日
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