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半年くらい前,子どもが覚えた足し算を得意そうに披露してくれました。
15 + 15 = 100
んな,バカな!な答えですが,子どもにはありがちな間違いでしょうか。発音してみると,15(じゅうご)と50(ごじゅう)は似ていますものね。だけど,私の子どもが間違えたのには,他にも理由があります。 オランダ語の数字は,1から20までは,英語にも似ていますが,21からが決定的に違うのです。 ちょっと知っている各国語の基数詞を比較。
このように,21以上の数をオランダ語で言う場合,日本語や英語とは1桁目と2桁目のどちらを先に言うかが違います。 興味深いのは,オランダ語やドイツ語と同じゲルマン語派である英語の数え方が,なぜ日本語方式と同じなのかという謎ですが,調べれば謎も解けるんでしょう。いつかやってみよう。 私も渡蘭当初は,マルクト(市場)でお買い物するときなどに,セントの部分をよく聞き間違えて,お店の方に「違う」と言われていました。25を52という感じです。数の数え方を知っているのに勘違い…(涙)。慣れが必要なのですよね。 この間違いは,オランダ人の大人が英語で会話するときにも起こり得ます。お店の方も時々間違えますし,例えば,子どものお友達のお父さんに,お迎えのために住所(ハウスナンバー)を確認したときなども混乱していました。夫の話では,オランダ人の大学生も時々間違えて,留学生の失笑をかっているのだとか。 そんなわけで,私の子どもは,日本語で話すときに数字の二桁目と一桁目を逆に言うことがしばしばありました。1日の大半をオランダ語の世界で過ごしている彼。寝言を聞いていると,夢の中でもオランダ語を話している様子なので,仕方ないですね。いつもどちら国の言語で思考しているんだろうと気にはなりますが。 最近は,このような間違いもなくなりましたが,これに限らず,考え方の違いをきちんと認識させることが肝要のようです。 蛇足ですが,オランダ語の数に関しては,次のことも特徴的です。
1 コンマ(,)とピリオド(.)が逆。
例1) 1万 → 10.000
2 口語では「千」を「10百」と表現することが多い。例2) 3ユーロ50セント → €3,50-
例) この場合,例えば富士山の標高 3775m は,37百75m と表現されます。
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オランダ語を少し
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昨年9月から始めたユトレヒト市民大学/VolksUniversiteitUtrecht でのオランダ語の講座が,昨夜ついに終了しました。本当は,今週の土曜日が最後のレッスンと計画されていたのだけど,ちょうどチューリップ休暇が始まるということで,昨日に振り替え。もう帰国した人や,この日に参加できなかった人もいて,集まったのは私を含めて5人だけ。先週の土曜日に受けたテストの結果が判明しました。 というわけで,その成果(…?)をご報告がてらエントリ。 渡蘭当初は,オランダではとてもよく英語が通じるので,オランダ語を話す必要はないと考えていた私。だけど,市の機関等から送付される文書や,子どもが学校(オランダのローカル・スクール)からもらって来る文書がオランダ語で書かれており,文法構造が分からないため翻訳に時間がかかること,また,日常生活で目にするちょっとした言葉の意味がわからないことからくるストレスを少しでも軽減したいと考え,オランダ入国から1年遅れでオランダ語のレッスンを受講することにしたのでした。 この1年遅れというタイミングは私にとっては絶妙でした。渡蘭当初は,家族の生活を軌道に乗せることが最も大事でしたので,何かを始めるのは難しい状況でしたが,1年経って,私も他の家族もオランダでの生活に慣れ,自分自身にもう少し負荷をかける必要を感じたのでした。それまでの1年間,子どもが学校から学んでくる耳で覚えたオランダ語を無理なく覚えていくことができたので,そうやって覚えたことは,オランダ語のレッスンを開始するのに大きなアドバンテージとなると思っていました。 ところが,いざ始めてみると,結構大変でした。 意外なことに,初級クラスのはずなのに,子どもから教えてもらっていたことは,レッスンに参加している人なら誰もが知っていたし,簡単な自己紹介さえオランダ語でしていました。それに加えて,最初の頃,私は,オランダ語だけで進められる授業を6割くらいしか理解できていなかったので,「この人たち,ホントにオランダに来たばかりなの?」と疑いを持ったほど。また,数名のアジア人を除いてはみんなアルファベットを使う国の出身だったので,オランダ語の定着が私より速いように感じ,その中でもまれるのがこんなに大変なのか,と,いきなりオランダの学校に放りこまれた我が子の気持ちが身にしみました。(レベルが低いとすぐに怠けるので,私にはちょうど良かったわけですが。) 楽になったのは,夫のアドバイスを受け,レッスンで1番前の席に座って,分からないことを意思表示するようになってからでした。というのは,私が質問した後,他の受講生が関連する質問を次々に繰り出すからです。「なーんだ,全員がきちんと理解していたわけではなかったのか」という感じ。話の内容も詳しくなっていきます。休憩中に他の受講生と話してみると,理解できて積極的に講師と話していたの,実は,3年から5年という比較的長期間オランダに居住している人達でした。入国間もないオーペアは,大体私と同じくらい。それでも,彼女達は流暢に話しているように聞こえるのですよね。講師は「それはドイツ語読みだ」とか「フランス語読みだ」とか指摘していましたが…。馴染み易いけど間違え易い。つまり,どの国の人も,他国語を学ぶのには,それぞれ有利な点と不利な点を持ち合わせているってことですね。 受講した9月から4月までの期間に学習したのは,中学校3年間で学習する英語のレベルと同等くらいの難度の文法です。以前は,どれが動詞なのかもよく分かりませんでしたが,今では,単語の意味が分からなくても構文は分かるので,文書を読むスピードは随分あがりました。 ただ,文法は中学生レベルでも,単語や文章そのものの難易度まで中学生レベルというわけではありません。レッスンの速度も結構速いので,毎日約2時間,自宅学習していましたが,そのうちの半分くらいの時間を単語の意味調べに費やしました。だけど,生活に必要ないものは,次々に忘れますね。 で,テストの結果。 単位:点
でも,この成績では聞き取りの点数が基準に満たないので次のコースには進めないのかと思ったら,文法の点数が基準を満たしているので大丈夫という話。それほど厳格なルールがあるわけではないようですが,あぶないところでした。 次のコースは今年9月から,同じ曜日,同じ時間,同じ講師で開始されます。講師のフランクから,次節も続けるかどうか尋ねられましたが,私の場合は,帰国が迫ってきたので,名残惜しいけどオランダ語レッスンはこれで終了。何の役に立つのか分かりませんけどディプロマをもらえるというので発行をお願いし,オランダ式の別れをして帰宅しました。 その別れの挨拶のときにも,週に一回顔を合わせるだけの関係だったのに,みんな色んなことを言ってくるんですよね。最後まで「日本とは違うなぁ。」と思ったものでした。別に国の代表ってわけではないですけど,そういうちょっとしたコミュニケーションで結構その人の出身国に対する印象も変わりますね。(と,ロシア人のナーディアと話して,思ったわけ。。。) ともあれ,この8ヶ月間は,オランダ語の習得だけではなく,インターナショナルなメンバーから刺激を受けることができ,私にとってはホントに充実した期間となったのでした。 協力してくれた家族と,このブログで温かい言葉をかけてくださった皆様,訪問してエントリをお読みくださった皆様にも,心から感謝しております。 フランクに添削された宿題(ノート) |
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今日は散文調で! 今年の半ばから始めたオランダ語の講座,ようやく年内の授業が終わりました。年明け1回目の講座でテストが行われますが,とりあえず,毎回出されるものすごい量の宿題とテストのストレスからは解放されました。 私が通っているのはユトレヒト市民大学/VolksUniversiteitUtrechtです。ここは,私の日本人の友人3人が通っていたところ。今年の春に帰国したMさんからすすめられ,いくつかのオランダ語教育機関の中からここを選びました。ここでは,授業はすべてオランダ語で進められ,テキストもオランダ語のみで書かれています。同じクラスの受講生は19人,その内訳は,欧州人が11人(英国(1),フランス(1),ドイツ(1),スイス(1),ポーランド(3),ロシア(1),グルジア(1),スペイン(1),ポルトガル(1)),アジア人4人(中国(2),フィリピン(1),日本(1←これ,私)),アフリカ人が1人(南ア(1)),オセアニア(豪州)から1人,南アメリカ(ブラジル)から2人,なかなかインターナショナルです。受講生とは休憩時間や会話の練習時間にできた合間によくおしゃべりをしています。使用言語はやはり英語。グルジアの彼女とはお互いにカタコトのオランダ語で。彼女と出会わなければ,私はグルジアがどこにあるかも知らないまま一生を終えていたかもしれません。最近は,住み込みでベビーシッターをしているポーランド出身の20歳台前半の女性達とコーヒーを飲みながら,彼女らの生活ぶりなどを聞かされてます。彼女らはみんな英語が流暢で,ドイツ語も話せるとのこと,もともとポーランド語はアルファベットを使用しますし,ドイツ語とオランダ語は似ているそうなので,オランダ語も定着が早いみたい,それは西洋語を母国語とする人には共通かな。この環境は私にとってはかなり不利ではありますが,怠け者の私には少し上のレベルについていく位がモチベーション維持にはよいようです。話がそれましたが,みんな日本や日本語にも興味がある模様,いつも休憩時間などに声を掛けてくれるので,受講生の輪の中でそれぞれの身の上を語り合いお互いに刺激し合っています。 講座の方は,ようやく過去形の文型の学習が始まり,大体簡単な構文ならオランダ語で話せそうなのですが,如何せん語彙力とヒアリングの能力が弱いので,まだまだ学習を継続していかなければなりません。他の受講生からは,「日本はアルファベットを使わない国だから,あなた,苦労してるでしょ? レッスンを聞いて理解できてるの?」な〜んて,屈辱的なことを質問されます。確かに,先にも書きましたとおり,欧米出身の方とはオランダ語の語感に差があるでしょうし,文法の専門用語は辞書を引かないと分からないものもあります。また,宗教に関する話題では,欧米の方とは素養がまったく違いますので,理解に苦しむことも多いですが,私も一応10年以上の英語学習歴がありますし,欧米語としてはスペイン語とドイツ語に取り組んだことがあるのだから,絶対に他の人より「苦労してる」なんて言いたくないです。きっと,読みの流暢さに欠けるのがそう思われる理由でしょう。もっと頑張らなければ…。 最初のころは,先生もゆっくり話してくれていましたが,最近はちょっとスピードアップ。オランダの教育機関に所属している夫からは「オランダの授業では,ステュピッド・クエスチョン(ばかだな〜と思われるような質問)もアリだよ。」と励まされ,私は毎回1番前の席を陣取り,言葉で目でしぐさで「分かりませーん」を表情。それに気付いたのか,先生も私には特に厳しく(?)他の受講生の場合は自主性に任せている風なのに,私には毎回「宿題を提出しなさい。」と言ってきます。おかげで宿題に一生懸命取り組むことができ,毎日オランダ語から離れられずにいます。語学は毎日継続してこそ身に付くものですからね。ちなみに夫の話では,オランダでは大学生にも宿題がたっぷり出るとのこと。学生にもプロテスタンティズムの禁欲の精神が要求されているのでしょうか?(汗・笑) 今年最後の授業ですので,お決まりのこの言葉,先生にオランダ語で何と言うのか尋ねてきました。 「メリー・クリスマス,明けましておめでとうございます!」
これでクリスマス・カードもばっちりです。Prettige kerstdagen, gelukkig nieuwjaar! 在蘭のNED-WLDさんが紹介してくださった言葉。 「私たちはある国に住むのではない。ある国語に住むのだ。祖国とは国語である。」 エミール・シオラン マルチカルチャー,且つ,クロスカッティングな国に住む私にとって,言葉さえ通じれば,社会の窓は世界に向けて大きく開きます。 その可能性にむけて,来年も飛躍の年としたいものです。 ※ ※ ※ 今日は解放感を楽しみすぎてちょっとヨッパ(ヘベレケ)。 文化や宗教についても色々思うところがありますので,次回以降の投稿で引き続き考察してみたいと思います。 上の写真は,今朝我が家の3階の窓からみたドム塔。日本のお天気も荒れ模様のようですが,オランダでも断続的に雪が降っております。
下の写真は,私が通う市民大学。いたって普通のオランダ建築物が,そのまま市民大学として使われているのが逆に古いものを大切に使用するオランダらしくて面白いです。 |

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家具付きということで賃貸借契約している我が家ですが,備え付けの掛け時計がありませんでした。なので,愚図な長男坊が学校の始業時間に間に合うように支度を整えることができず,行動が流動的になっているのをイケナイと思い,一目見て時間が分かるようにとヨーロピアンなアナログ式掛け時計を探していたところ,ユトレヒトに所在する鉄道博物館にて,この時計が販売されていたので購入したものです。シンプルで素敵でしょう? いつまでも飽きの来ないデザインだと思います。超お気に入り。 その長男,最近は,放課後にオランダ人の友人宅に遊び行ったり連れてきたりして,彼の周囲のオランダ人にかなりとけこみ,異国での生活をエンジョイしておりますが,お友達のお母さん達と子どものピックアップの時間を打ち合わせしていて,オランダ人の時間の表現の仕方が,かなり変わっていると分かりました。 今回は,その時間の話についてエントリです。 ※ ※ ※ 日本でも,かなりの頻度で「6時30分」を「6時半」と言いますし,「6時50分」を「7時前10分」などと表現することもありますが,私は,後者についてはどちらかというと「6時50分」と言うことの方が多いです。皆様は如何ですか? ところが,オランダでは…? 以下に少し例をあげてみます。 ちなみに,オランダ語の数字は次の通りに表記します。
如何ですか〜? 複雑でしょ? 規則性を考えると次のとおりになると思われます。 1 「00分」と「30分(half)」の二つを基準とする。
2 「00分」と「30分」の中間の「15分」と「45分」は,「00分」を基準に「1/4(kwart)過ぎ」,「1/4(kwart)前」と表現する。 3 「1分」から「14分」,「46分から59分」は基準「00分」から(over),または,まで(voor)の時間で表現する。 4 「16分」から「44分」(「30分」丁度を除く。)は,基準「30分(何時の30分前と表現)」から(over),または,まで(voor)の時間で表現する。 私が困難に思うのは,4の部分。日本語では,3時30分というところをオランダ語では4時の30分前と表現し,さらにその10分前だとか5分過ぎだとか言うものですから,頭は大混乱を極めます。 この表現方法,私の周辺の人だけが用いているのかと思っていましたが,実はオランダ独特のものである模様です。 今,私はオランダ語のコースを受講しているのですが,先日,授業でこの表現について触れる機会があり尋ねたところ,オランダネイティブ同士では,この言い方が一般的であるとのこと,講師が「早くこの表現になれましょう!」と言うと,一緒にオランダ語を学んでいる欧米各国の受講生から一斉にブーイングの声が上がりました。なので,私は欧米でもここまで複雑な言い方はしないのかな,との感想を持ちましたが,欧米にお住まいの皆様,如何でしょうか? ともあれ,生活に欠かせない時間の表現,私の場合リスニングに難がある上に表現が複雑なので,未だにコミュニケーションに混乱をきたすことが度々ありますが,頭の体操と思って練習し,早く上手に言えるようになりたいです。
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