Super SSD 5YB system

日常あったこと(いわゆる日記)や家電製品の新商品を紹介したいと思います。新商品情報はImpressWatchさんから引用

その他テレビ関係

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85型スーパーハイビジョン液晶
 日本放送協会(NHK)とシャープは、スーパーハイビジョン(SHV)の7,680×4,320ドットに対応した85型の液晶ディスプレイを開発した。5月26日から29日まで東京 世田谷区にあるNHK放送技術研究所で開催される「NHK技研公開 2011」に出展する。
 スーパーハイビジョンは、2020年の試験放送を目指し、NHKが研究開発を進めている。画素数はフルHDの16倍に相当する約3,300万画素(横7,680×縦4,320画素)で、圧倒的な臨場感と迫力ある映像表現を実現するもの。
 今回、シャープの液晶技術UV2Aを採用することで、SHV対応の直視型液晶ディスプレイを世界で初めて実現。加えてNHKが保有するSHVに関する知見とノウハウをもとに、超高精細・高画質表示を可能としたという。
 今回開発したディスプレイは、画面サイズ85型(約1.9m×1.05m)、画素数は7,680×4,320画素で、輝度は300cd/m2。画素ピッチは0.245mm、表示階調はRGB各色10bit。RGB LEDバックライトを採用し、広色域化を図っている。

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85型スーパーハイビジョン液晶。距離0.7mでの迫力ある視聴が推奨されている近づいてもほとんど画素がわからない
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直視型スーパーハイビジョンディスプレイの仕様画面は横1.9m、縦1.05mSHVカメラも参考展示

■ 開発した技術の民生展開も
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NHK永井技師長
 NHK専務理事技師長の永井研二氏は、今後のSHV展開について紹介した。
 NHKは、1995年から3,300万画素の高精細映像と22.2ch音響を軸にSHVの開発をスタート。2020年の実用化試験放送開始を目標に開発に取り組んでいる。国際標準化に向けて、ITU(国際電気通信連合)やSMPTE(米国映画テレビ技術者協会)などに提案しており、テレビジョンスタジオ規格として検討が進められているという。
 試験放送時には、21GHzのKaバンド帯の衛星の利用を想定。また、現在ITU-Rの規格化状況では、120Hzのインターレースでの審議が進んでいるが、120Hzのプログレッシブとする提案もしており、基本的にはプログレッシブでの実用化を目指す方針という。
 永井技師長は、「これまでプロジェクタしかなかったSHVのディスプレイが、1枚のパネルで実現できるようになった。家庭でSHVを楽しめることを目指し、研究開発を続けていきたい」と意気込みを語った。
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スーパーハイビジョンのロードマップSHVの規格化状況SHV機器開発
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シャープ 水嶋氏
 シャープ 常務執行役員 研究開発本部長兼知的財産権本部長の水嶋繁光氏は、「スーパーハイビジョンの液晶での実現には、技術的には大きなイノベーションが必要で、NHKと一体となって議論した」とし、SHVの実現のために、フルHDの約16倍の画素が必要で、画素ピッチも0.245mmと小さくなることなどを紹介。
 具体的な技術背景としては、「85型で従来に無い画素数を形成し、駆動する必要がある。そのために生産工場で培った技術を総動員するとともに、新技術も導入した」という。例えば低負荷配線技術については、「抵抗値を小さくすることと、容量負荷を小さくするため、テレビとは違うメタル配線技術を使い、配線の場所も工夫を加えた」とのこと。
 高精細という点については「中小型で培った画素技術をつぎ込んだ」という。加えて、UV2AやRGB LEDバックライトの採用などでSHVに求められる高精細、高画質を達成している。バックライトがRGB LEDを採用した理由は、現在のSHVは色域に対する規定はまだ決まっておらず、要求や用途に合わせて規格を検討/策定していく段階にある。そのため、今後の規格化作業の参考とするためにも、広い色域と高輝度を実現しやすいRGB LEDを採用したとする。
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スーパーハイビジョンの概要SHVディスプレイ実現のためのシャープの技術NHKと協力し、次世代テレビを開発
 画素の細かさだけでなく、階調やコントラスト、輝度も確保。臨場感と没入感を高めている。水嶋氏は、「これまでに経験できなかったリアリティがある。実際に作ってみて、SHVの価値が理解できるようになった」と語った。
 今回の85型というサイズについては、「SHVが体験できるサイズで、現実的と考えた数値。今後の実用化の時期の状況を見て判断するが、一つの尺度になるのではないか」と説明。パネルの製造については、「量産工場を使って製造している。ハイビジョンの同サイズより大幅に高価格になるというわけではない」とした。
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NHK永井氏(左)、シャープ 水嶋氏(右)
 プロジェクタではなく直視型のディスプレイでSHVを実現したことについて、NHK 永井技師長は「究極としては家庭に入ることがターゲット。直視型のディスプレイは大きな一歩」と言及。
 シャープ水嶋 常務執行役員は、「技術革新は次世代の製品のためにも必要。大画面で低抵抗な配線技術を確立でき、これはテレビにも応用できる。早晩当社のテレビにも載る技術になると考えてほしい。また、次世代に向け必要な映像処理について、今回のパネル開発を通じて“気づき”があった。それをテレビに適用していくことも考えたい。SHVを材料に、最先端の技術開発に取り組むことでHDのテレビの技術革新につながる。また、テレビだけでなく、インフォメーションディスプレイなどにも生かせるものがある。明確なことは言えないが、SHVより先にこういった応用面で、今回の成果が商品化される可能性もあるのではないか」とした。

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