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【中国CCC認証・IT情報強制開示/WTO協定との関係
/090425日本経済新聞、090505 The Daily NNA[中国総合版]
/情報整理】
【1】中国/強制製品認証制度(CCC認証)
(China Compulsory Certification)
(中国・国家認証認可監督管理委員会)
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中国のWTO加盟に伴い、
2つの制度を統合
↓
2002年5月から実施
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人の健康、安全、環境等に
悪影響を与える可能性のある製品
↓
強制的に安全性を確認
↓
対象となった製品は、
中国の試験機関で認証を取得しなければ
中国国内で販売できない
↓
認証を取得した製品には
「CCC」マークが表示される
■
海外からの輸入品も対象
↓
海外の工場も
中国の試験機関による審査等を受ける必要あり
■
当初は、
家電製品、パソコン等、
132品目であったかせ、
その後品目が拡大傾向にある
【2】IT情報/強制開示方針
(2008年1月発表、
2009年5月からの導入予定であったが、
1年間延期・『政府調達』に限定し、
2010年5月から実施方針を
打ち出している)
■
2008年1月、
2009年
CCCに、
ITセキュリティー製品を追加する方針
(ICチップ用OS、
ネットワーク監視システム等、
情報システム・情報機器の安全性確保に不可欠なソフトウェア)
★
情報機器への不正アクセスを防ぐ
ファイアウォール
★
ICチップの動作を制御するためのOS
★
障害に備えシステムのデータを
複製・保存しておくソフト
★
迷惑メールを判別、排除するための機器、ソフト
★
通信機器の稼動状況等をチェックするシステム
↓
●
ITセキュリティー製品の技術情報を
メーカーに強制開示させる方針
↓
●
認証を受けなければ
中国で販売できなくなる
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中国の導入目的
↓
●情報の安全確保/治安維持
★インターネットを悪用した犯罪の急増
★中国・共産党、政府の目の届かない情報も流布しやすい
★ネットで飛び交う情報の監督強化
●IT産業育成が真の狙い
↓
利幅の少ないPC等のハード製品から
高度なソフトウェアと組み合わせた情報ネットワークシステム構築
等への移行を狙っている
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ITセキュリティー製品
(日本からの輸出・中国進出企業の出荷:最大1兆円規模)
↓
●
ソースコード
(ソフトの設計図)の開示を求められる可能性あり
(ITセキュリティー製品に含まれる技術情報は、
企業の競争力を支える根幹)
↓
●
ノウハウが中国企業に流出するおそれ
(技術情報の流出防止に多くの企業が神経を尖らせる)
(暗号ソフトに関する部分を公開しろといわれてものめない)
(ソースコードは、複写機の頭脳にあたり、
第三者への開示は困難)
■
最悪の場合・・・
★IT製品の出荷を中止
★自社製セキュリティーソフトを取り外して
認証を受けた中国製を組み込んだりする必要が生じる
【3】IT情報強制開示規制/WTO協定(政府調達協定)との関係
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日米欧韓は、
官民、業界団体を含めて
一斉に反発
(全面撤廃を要求)
↓
「保護貿易主義」との批判
■
中国
↓
WTOに加盟しているものの、
WTO政府調達協定(GPA)については、
現在交渉中
↓
加盟していない
↓
政府調達に係るWTO提訴は、
現時点では難しい
■
中国
↓
IT情報強制開示規制の対象として、
『政府調達』に限定してきているものの、
中国は、国有企業も多く存在
↓
ただし、
中国・「政府調達法」の解釈との関係で、
『政府調達』の中に
中国の国有企業は含まれない可能性もある
↓
『政府調達』の定義については、
近く、明確化される見通し
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