|
【化学肥料・原料/争奪戦/ポイント整理
100908日本経済新聞(朝刊)・社説】
【1】化学肥料(主な構成要素)
①窒 素・・主に葉の成長を助ける・・・工業生産・可能
②カリウム・・根を強くする・・・・・・・カリウム鉱石の産出は
カナダ、ロシア、ベラルーシの3国で
世界の6割を占める
③リン酸・・・花、実をつきやすくする・・リン鉱石は、中国、モロッコ等に偏在
↓
カリウム、リン酸は、
農業を支える希少資源
【2】ポイント
★
資源争奪戦が
食糧生産に欠かせない化学肥料の原料にまで広がってきた
↓
農業経営、食糧確保に大きな影響を及ぼす問題
↓
希少金属等と同様、
肥料原料の安定確保を考える必要がある
★
BHPビリトンは、
2010年8月に
カナダの肥料大手・ポタシュ社に対し、
TOBを実施
|
ポタシュは、
肥料原料となるカリウムの国際的な取引価格の形成に
大きな影響力をもつ
|
肥料原料は
景気変動の影響を受けにくく、
事業に取り込むことで
収益の安定が期待できる
(ブラジルのヴァーレも注力)
★
カリウム、リンの国際取引価格・・・過去10年で3倍以上に上昇
★
日 本・・・カリウム、リンともに輸入に依存
|
2008年度には、
原料の高騰で
国内農家の化学肥料の購入価格が
5割も上昇
|
肥料の値上がり・・・農産物の生産コストを引き上げる
|
肥料の供給に支障がでれば
日本が自給率100%を維持する
主食用のコメの生産を
根底から揺らぎかねない
★
肥料原料の備蓄については、
農林水産省の市場調査が緒についたばかり
★
産出国による肥料原料の囲い込み懸念あり
|
2007年〜2008年に
中国がリンの輸出関税を大幅に引き上げ、
国際価格の高騰に拍車をかけた
|