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【自分の体は何からできている?】

 ★大栗道榮(おおぐりどうえい)師の言葉から―

 ◎「人間の体はなにからできていますか?」と尋ねますと、その答えには、
  炭素・窒素・カルシウムなどという化学的用語が返ってきます。

  仏教のほうでは、地水火風(ちすいかふう)という四大(しだい)から成り
  立っていると考えます。

  もうちょっと詳しくいうと、地というのは、大地の塵(ちり)のことです。
  この塵のなかには炭素もカルシウムも入っています。

  水は、水分ですし、火の根元は、日光です。
  風は、酸素や窒素を含んでいる空気を動かして、呼吸をすることです。

  ここで、もう一つ「空」(くう)というのを加えます。
  この空は、地水火風を入れる風袋(ふうたい)、つまり容器です。

  それで地水火風空という五大(ごだい)になります。
  この風袋は、心を入れる容器でもあります。

  その心のことを「識」(しき)といって、ついでにそれも風袋に入れて、
  地水火風空識の六大(ろくだい)というのです。

  識という心はなにをするのか、といいますと、四大からできている、目で見
  たり、耳で聞いたり、鼻で嗅いだり、舌で味わったり、指先で触ったりした
  ことを、「空」が感じます。

  空は、どう感ずるかというと、目が見たことを“美しい”と感じたり、耳が
  聞いたことを“やかましい”と感じたり、鼻が嗅いだことを“臭い”と感じ
  たり、舌が味わったことを“まずい”と感じたり、指先で触ったことを“痛
  い“と感じたりします。

  そして空は、感じたことを「識」に伝えて、判断を仰ぐのです。
  識はそれを裁判官のごとく判断して、「それは道理にかなっている」とか、 
  「そいつは無理だ」とか、分別するのです。

  そのことを「識別する」というのです。

  こうして考えてみると、四大や五大や六大といっても、みんな宇宙の塵が寄り
  集まってできあがったものが、自分の体なんですね。

  (参考文献:大栗道榮著「人生の悩みが消える空海の教え」知的生き方文庫)

________________________________________

 *ここでいう塵(ちり)というのは、ゴミのようなものではなく、一つの
  大切な要素と考えたほうがよいと思います。

  この話の元になっているのは、空海(弘法大師)の言葉にある、
  ―地水火風空識がゆきわたっているところが、己の体である―という教え
  からきています。

  化学的にいえば人間は、炭素などの物質からできているという側面もありま
  すが、ここでは、肉体の五感、六感の側面から、人間の体という存在を見て
  いるのです。

  人間には知恵があり、物事を見て考えるということができます。

  ゴミと思えるようなものでも、それは大切な命の一つであると認識できる
  なら、ゴミは単なるゴミではなくなり、尊く大切なものになるのです。

  化学の研究が進歩し、それによって今度は、科学の技術もどんどん向上して
  きています。

  そのおかげで、人間の生活は快適なものに変わってきました。

  ところが、科学技術も戦争の武器に開発されるという現実があります。

  この流れについて、「科学は人間を謙虚にするものでなくてはならない」と
  いう人もいます。

  科学技術が人間を幸せにするように、宇宙という自然に対しても謙虚さを深
  める私たちでありたいと思います。


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