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盛田久衛門、天保9年の酒造改革・・・
米を精白して、さらに造り桶と貯蔵桶を区別するということです。酒を仕込む桶と貯蔵する桶の区別を、どうもそれ以前ははっきりとしていなかったようで、両者を区別することによって、酒を腐敗しにくくした。それとともに仕込む水の量を増やして、洗練された味にする。
それまでは水の量も少なかったので、わりあいドロッとした濃いお酒だったようですが、水の量を増やすことによって、すっきりとした味にしたということです。

ヤマサ醤油の7代目店主濱口梧陵・・・
安政南海地震と津波の際に、稲むらに火を付けて回って人々を高台へ誘導し、多くの人命を救った話は、小泉八雲によってアレンジされ、さらに中井常蔵によって「稲むらの火」というタイトルが付けられ、戦前の国定教科書に載り、非常に有名になりました。
今また、その話が小学校の教科書に復活しているとのことですが、私が驚きましたのは、ドイツの大学へ集中講義に参りましたときに、向こうの学生から、ドイツの中学校の教科書にその話が載っているという話を聞いたことです。
この人の偉いところはそれにとどまりません。助けられた人たちが、その後の生活がままならない中、津波で家を失った人に家を建てて与え、農具を失った農民に農具を調達して与えるとともに、以後の津波に備えて、莫大な私費を投じて大堤防(広村堤防)を造るという一大事業を行いました。
その際には多くの村人を雇い、賃金も支払ったとのことです。このときはヤマサ醤油店のお金も相当つぎ込んで、店の者たちは「経営が立ち行かなくなるのではないか」と気を揉んだという話が残っているほどです。この堤防は今なお健在で、約90年後に起きた昭和南海大地震の際には見事に津波を防いでいます。

『ペルリ提督日本遠征記』・・・
「日本の手工業者は世界におけるいかなる手工業者にも劣らず練達であって、人民の発明力をもっと自由に発達させるならば、日本人は最も成功している工業国民にいつまでも劣ってはいないことだろう。他の国民の物質的進歩の成果を学ぶ彼らの好奇心、それらを自らの使用に充てる敏速さによって、これら人民を他国民との交通から孤立せしめている政府の排外政策の程度が少ないならば、彼らは間もなく最も恵まれたる国々の水準にまで達するだろう。日本人が一度文明世界の過去および現在の技能を所有したならば、強力な競争者として将来の機械工業の成功を目指す競争に加わるだろう」。

イギリスの植物学者、ロバート・フォーチュン・・・
「私は世界のどこへ行っても、こんなに大規模に売り物の植物を栽培しているのを見たことがない。……盆栽を作る技術は……植物生理学の最も普遍的な原則の1つが基礎になっている。……もしも、花を愛する国民性が人間の文化生活の高さを証明するとすれば、日本の低い層の人々はイギリスの同じ階級の人たちに比べると、ずっと優って見える。……日本の人々が自国の進歩に有用なことが分かると、外国の方式を敏速に取り入れる」。

大森貝塚を発見したことで知られるアメリカの動物学者、エドワード・シルベスター・モース・・・
著書の中では日本のことを高く評価しているのですが、特に日本の職人の技術とか手工業技術の高さ、それから日本の文化のレベルの高さ、あるいは衛生面での清潔さといったことを非常に高く評価しています。
日本の文化に接触することで、西洋の側に何らかの創造や革新が起きた例として、日本の開国と万国博覧会への出品を契機として、19世紀ヨーロッパで一大潮流となったジャポニスムを挙げないわけにはいきません。

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