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70年代後半アメリカンハードの代表と言えば、一般的にはキッス、ヴァンヘイレン、エアロスミスあたりでした。
それらのバンドに対し、このモントローズはいわゆる「通受け」のバンドで、これらのアメリカン勢の影に隠れていたバンドですが、それらのバンドよりサウンド的には上だったと僕は思います。
モントローズは、当時西海岸では有名なギタリストだったロニー・モントローズがリーダーで、ボーカルはあのサミー・ヘイガーでした。
デビューアルバムのプロデュースには、すでにドゥービー・ブラザーズを大成功へと導き、後にはヴァン・ヘイレンも手がける大物テッド・テンプルマンが当たっていました。
そのことでも、いかに彼らが期待されて登場したかが想像できる。
全編ロニーのドライヴの効いたギターがうなりをあげ、サミーの脳天直撃シャウトとカーマッシのパワフルなドラミングが、これぞアメリカン・ハードだと言わんばかりの痛快なハード・サウンドを生み出す。
とにかく1曲目のイントロを聞いただけでノックアウトされ、ロック魂を揺さぶられることだろう。
2曲目の「バッド・モーター・スクーター」では、ドライヴ感はそのままに、今度はスライド・ギターでバイクの音の真似をするという面白いアイデアも盛り込んでいる。
それくらいデビュー当時のモントローズは鮮烈でかっこよかった!
自分なども最初に聞いた1曲「ロック・ザ・ネイション」だけで完全に打ちのめされてしまった1人だ。
しかし、このイメージがあまりにも強すぎて、その後ファンは戸惑うことになる・・・。
このバンドが、今一つ有名にならなかったのは、デビュー当時のストレートで強烈なハード・サウンドがあまりにも素晴らしすぎ、それをファンがいつまでも忘れられなくなってしまいすぎた事であると思います。
また中心人物のロニーモントローズの目指す音楽スタイルが1つの固定したものでなく、次々と変化しながら進化して行ったということであると思います。
結局、モントローズは4枚のアルバムを発表して解散、その後ロニーは「ガンマ」を結成して3枚のアルバムを出したり、87年には再びモントローズとしてのアルバムを発表した。
しかし、80年代半ばの時点で、このシンプルなサウンドが通用するはずもなく、彼らはまったく話題にもならなかった。
個人的には、「ガンマ」も僕は凄い好きです。
最後までモントローズはセールスという点では成功しませんでしたが、そんな中でも、僕の知人の某有名ギタリストで、何人かはロニーモントローズをフィバリットに挙げています。
僕は、70年代後半を代表するアメリカンハードロックバンドはキッスやエアロスミスやヴァンヘイレンではなく「モントローズ」の他にはないと思っています!
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