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▼防衛次官ら来週処分へ 情報流出や衝突事故受け 海自中心100人規模
(2008年3月14日 朝刊 東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008031402095259.html
防衛省は十三日、イージス艦衝突事故とイージス艦中枢情報の資料流出事件、護衛艦「しらね」の火災をめぐり、増田好平事務次官や吉川栄治海上幕僚長ら幹部を来週中にも処分する方針を固めた。対象は海上自衛隊員を中心に最大延べ百人規模の見通しで、三事案について同時処分を検討。吉川海幕長は更迭される。
これまで石破茂防衛相は再発防止策と防衛省改革に区切りがつくまで辞任しない考えを表明。同時に、衝突事故の責任について「組織の中で起きたことはトップが責任を取るのが原則だ」と述べており、自身の対応が問われそうだ。
増田氏の処分は、衝突事故後の対応の不手際や記者発表の内容が二転三転したことが対象になる見込み。内規に基づく訓戒や注意処分が想定される。衝突事故を起こした「あたご」の艦長や事故当時の当直士官ら関係乗組員の処分も検討しているが、原因調査と関連するため今回の対象になるかどうかは流動的だ。
一方、昨年一月に発覚した情報流出事件の処分対象は、日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法違反(漏えい)容疑で書類送検され起訴猶予となった元教官の三等海佐ら五十人以上となる見通しだ。昨年四月の日米防衛相会談でも主要課題となるなど日米関係にも大きな影響を与えたことを重視。衝突事故と合わせて吉川海幕長らの管理責任を問うもようだ。
また、昨年末に発生した「しらね」の火災の火元となった艦内の「戦闘指揮所(CIC)」に発火原因とみられる「保冷温庫」が無許可で持ち込まれたことが判明。関与した乗組員と艦長が処分の対象になるのは確実だ。
▼防衛省:海幕長、次官処分へ 漁船衝突、情報漏えいで
(2008年3月14日 東京朝刊 毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080314ddm002010082000c.html
防衛省は13日、イージス艦をめぐる情報漏えい事件や、漁船との衝突事故後の対応の混乱など海上自衛隊をめぐる一連の不祥事の責任を明確にするため、吉川栄治海上幕僚長や増田好平防衛事務次官など関係者を一斉処分する検討に入った。
衝突事故後1カ月となる来週中にも処分が発表される。
関係者によると、特別防衛秘密にあたるイージス艦の中枢情報の漏えい事件では、吉川海幕長ら幹部が監督責任を問われるほか、日米秘密保護法違反で起訴された3等海佐(34)や、漏えいしたファイルを所持していた隊員ら、海自の内部調査で関与が判明した計数十人も処分対象となる。
また2月の漁船衝突事故では、海上幕僚監部(制服組)と内局(背広組)間で、事故情報をめぐる情報伝達に混乱が生じ、記者会見の内容が二転三転するなどしたことが、国民への説明責任の点で問題化。石破茂防衛相を十分に補佐できなかった責任を重視し、吉川海幕長と増田次官、海幕と内局の関係幹部の処分が検討されている。
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