|
▼米車両?学校に侵入/うるま市 ビデオに映像
(2008年3月28日(金) 朝刊 1・29面 沖縄タイムス)
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200803281300_01.html
【うるま】二十七日午後一時五十九分ごろ、うるま市田場の県立沖縄高等養護学校(塩浜康男校長・百二十四人)内に米軍関係とみられる車両が侵入し、校内で方向転換して引き返した。けが人や器物の破損はなかった。
同校では昨年七月十八日に米軍の装甲車が侵入、同八月には近隣の前原高校でも同様のトラブルが起こっており、教育関係者や住民から怒りの声が上がっている。
学校関係者によると、二人乗りで車幅の広い深緑色の車両が侵入、車内には迷彩色の服を着た外国人とみられる男二人が乗っていた。
監視カメラには県道224号から車両が入り、駐車場で方向転換して引き返す様子が撮影されていた。所要時間は約一分半だった。
塩浜校長は「(米軍車両であれば)二度目なので怒り心頭だ」。知念恒男うるま市長は「教育現場でこのようなことが起こるのは許されない」と述べた。
◇ ◇ ◇
知事、強い不快感
仲井真弘多知事は二十七日夜、二十六日から二十七日にかけて米軍基地内で山火事が二件起こり、米軍とみられる車両がうるま市の県立沖縄高等養護学校に侵入したことに、「多過ぎる。米軍は緩んでいるのではないか」と強い不快感を示した。
その上で「民間企業であれば、しばらく営業停止だ」と憤りを示した。県庁で沖縄タイムス社の質問に答えた。
米兵によるあらゆる事件・事故に抗議する県民大会直後に相次ぐ不祥事に「(綱紀粛正が)徹底していないのか。ちょっと理解に苦しむ」とした。
「3度目」怒り心頭/学校職員らに衝撃
【うるま】「開いた口がふさがらない。怒り心頭だ」。二十七日、うるま市田場の県立沖縄高等養護学校(塩浜康男校長)で起こった米軍関係とみられる車両侵入のトラブルに、教育関係者はあきれ、憤った。春休みの静かな校内に突然、入り込んできた車両を目撃した学校職員らは「どう対応したらいいのか」と衝撃を受けている。
仲村守和県教育長は声を震わせながらコメントを発表。「許し難い。米軍車両が学校の敷地内に入るのは前代未聞のこと。県民大会も開かれる中で三度起きた。米軍の綱紀粛正という言葉は疑わしい」と怒った。さらに「直ちに再発防止に向けた具体的な方策を示すようあらためて関係機関に強く求めたい」と話し、米軍当局に直接抗議する考えを示した。
うるま市議会基地対策特別委員会の東浜光雄委員長は「(再発は)沖縄の心を踏みにじる行動で、許せない。防止するには日米地位協定の改定しかない」と語気を強めた。同議会は二十八日に委員会を開いて今後の対応を協議する。
高教組の松田寛委員長は「米兵によるあらゆる事件・事故に抗議する県民大会が開かれたばかりだ。あきれて物も言えない」と語気を強めた。県高校PTA連合会の西銘生弘会長も「春休みであっても学校の敷地内に入ったことは許せない。どんな抗議をしても何の変化もない、聞く耳を持たないなんて、強い占領意識の表れだ。詳細を把握して、すぐに抗議したい」と憤った。
一方、沖縄防衛局は二十七日、在沖米海兵隊外交政策部(G5)と四軍調整官事務所に事実関係を照会していると説明。同日、同校を訪れ、監視カメラのビデオを入手。二十八日にもG5を訪問し、米軍関係者とともに映像を検証し、車両を特定する考えを示した。
|