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ポチが急逝し、また奥深いうつ状態になるではと思いながら数日過ごしていたら、我が家のニャンコ好き一派が、クーデターを企てていることに気がついた。
それまでは、老犬ポチに遠慮し、猫のねの字も出なかったのだが、ついに奴らは反旗を翻し始めた。ネットを中心に里親探しの登録を始めたのである。猫好きであることはわかっていたので、この政権交代もやむを得ないと思っていたが…
今ここで、猫に全権を与えてしまったら、再び犬がこの家にやって来るのは何年先になってしまうのだろうか、ポチが守り通した犬政権の復活が遠のいていくぅ!!
このままではポチも浮かばれない。勝手にそう思った私は、同じことを始めた。
ニャンコ一派は、里親を探すボランティアの方から、駅前で里親を待っている子を連れてくる集まりがあるという連絡をもらい、見に行くことに決めた。それならばと、私も付いて行ったら、犬もいた。茶色いむくむくの仔犬、ああ、初代ポチが家に来た時のことがまぶたの裏によみがえる。しかし、そのわんちゃんは猫との相性はあまり良くないといわれがっかり、このままでは猫の単独政権がなし崩しに成立してしまうのだろうか…
そんな思いを知ってか知らずか、ニャンコ党は生後3週間の男の子と4か月の女の子を選び里子の手続きを始めた。そうして、猫はポチ没後2週間ほどで家に来ることになった。
ニャンコ党の大変な努力の結果、ゴロー(♂)とミーコ(♀)は、我が家の家族として溶け込んできた。かくいう私も猫を飼った事が無かっただけで、動物が嫌いなわけではない。初めて飼い猫として接すると、全てが新しい発見だった。
猫単独政権も悪くはないかと思い始めた頃、一通のメールが届いた。
わんこの里親掲示板を見た方からだった、
その掲示板には、ポチの思いから茶色いわんこを探していると書いていた、
添付された写真はピンボケな写メだが毛並みはよく分かるもので、私はこの子は我が家に絶対来ると衝撃的に思った。ニャンコのゴローとミーコは白黒の猫で、通称八割れという顔をしていた、そう、添付の写真は猫と同じ毛並みをしていたのである。
猫の単独長期政権を狙っていたニャンコ党だが、ボヤっとした画面の向こうに写る人懐っこそうな猫と同じ毛色の顔の犬は、一度見てみようという結論を引き出した。
続く
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