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根室で珍しくクラシックのコンサートがありました。それもユジノサハリンスク市室内管弦楽団というなかなかお目にかかれない楽団。 ネットで調べてもあまり情報は得られませんでしたが、どうやら、平成11年(1999)2月に現指揮者であり、サハリン文化基金受賞者であるズラジャーエフ氏を中心に専門の音楽教育を受けたプロ達で創設されたロシア極東を代表する楽団らしいです。 根室とは、平成15年(2003)に開催された「根室ロシアフェスティバル」で根室へ来てから交流が始まり、今回は北海道公演のためやってきた同楽団に根室での演奏を打診したところ快く引き受けてくれたようです。うれしいですね。 何といっても根室ではなかなか貴重な機会であり、チケットも2000円と格安。 是非行かなくちゃと、早速チケットを購入しようと調べますが、どこにも売っていません。実行委員会の事務局長さんに連絡してやっと入手しました。 といっても売り切れではなく、販売ルートがないらしい....。あまり売れてないとの事務局長さんの弁でした。あらら。 さて、当日の会場は市総合文化会館小ホール。よい席を確保しようと開場時間にちょうどに受付にいきますがだれもおらず一番乗りでした。サンドイッチを食べながら約30分ほど待っていますと、ぱらぱらと聴衆がやってきます。 公演開始時には小ホールの1/4くらいしか埋まってないよう。なんと「モッタイナイ!」 第一部は根室市民交響楽団ストリングスとの合同演奏。 失礼ですがこんな楽団あったのですね。(もっとPRした方がいいかも) 森山直太朗「さくら」ほか4曲。 さくらって演奏だけで聞くと意外といいかも。 うーん、練習時間がとれなかったのか、混成部隊は音が合ってないような。 最後の2曲は、ユジノで日本料理店を経営し、同市で名誉市民賞を受賞した宮西豊さんが、北海道とサハリンの友好を願い、ロシア人の知人と共作した「友よ」と「オホーツクの誓い」。前半は日本語、後半はロシア語でトマーノヴァ・タチアーナさんが演奏に合わせて歌いました。特に「オホーツクの誓い」は歌謡曲というか民謡というか、戦前に作られたように日本への哀愁というか想いが込められた超日本的な歌でした。 しかし独唱のこの女性...本当に音楽のプロなのかなあ。 第2部は、ユジノ楽団の単独演奏でモーツァルトのクラリネット協奏曲から始まり、7曲を。独や仏や露といったバラエティーな選曲で、アンコールの3曲を入れると10曲と出血大サービスの演奏。ただほとんどが第一楽章だけなので時間は早いです。向こうでは全曲の演奏はしないのでしょうか? 演奏はそこそこのレベルと感じましたが、コンサートマスターの女性の弓が、隣の若い男性にぶつかりそうになって危なくてハラハラしたり、コントラバスが時々ずれて演奏をやめたり、演奏中に弓を途中に落としたりと細かいハプニングもありましたが、何といっても格安の2000円ですから十分楽しめました。 翌日の地方紙には約150人の聴衆とありましたから最終的には半分近く埋まったのですね。よかった。よかった。 帰りはロシア料理といきたかったのですが、場所を知らないのでちょっと洋風なつまみとビールで乾杯。演奏会の後もビールは美味しい! PS 演奏会の最中、指揮者ズラジャーエフ・アレクサンドル氏の燕尾服の尾っぽがよれよれなのがずっと気になっていたのは私だけかな。
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