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(「その1」から続きます。) 馬の背から歩いてきた道をふり返ります。 いったん利尻山が視界から消えました。 少しだけ緩やかになるとまた利尻山が見えます。 8.5合目には再びトイレブースがありました。 中はこんな感じです。 1100m付近から下が雲に覆われてきました。 少しシャリバテのようになりながら、8合目から約40分で三眺山へ到着です。 前回は雲の中で何も見えませんでしたがら利尻山がもう目の前。 右手には恐竜の背骨のような仙法志稜が目の前に広がっています。 うーん素晴らしい眺めです。 Sさんが若いときに仲間と担ぎ上げたという祠もありました。 ここまで誰とも会わず静かな山歩きです。 ここで約15分ほど休憩し、おにぎりをほおばります。 元気を取り戻してリスタート。 ここからがいよいよ最難関の部分です。 まずは両側が切れ落ちた細い稜線へ歩みを進めます。 軽快にクリアし、背負子投げの鎖場も難なく通過。 足場の狭い岩場ですがロープがしっかり張られ安心して通過できます。 さらに進んで仙法志稜側にスパッと切れ落ちた細い道を歩きます。 その時「え?GPSがない・・・・?」 三眺山で確認してますから、間違いなくここまで来る間で落としたようです。 両側が崖ですから登山道上でなければ下へまっさかさまに・・・・。 「え?まさか?そんな?」と悲痛な思いで戻ります。 「背負子投げ」の手前でザックを置き、身軽になって三眺山まで戻りました。 三眺山に置き忘れてくれと神様に祈る思いで戻りましたが、願いが叶わずありませんでした。 しばらくぼーぜんとなり、気分はすっかりブルーです。 あーまた痛い出費かな・・・・。 諦め切れませんが先へ進まないわけには行きません。 すっかり意気消沈しますが、それでも「もしや」とキョロキョロしながら進みます。 そして何と神様は私を見捨てはしませんでした。 背負子投げの鎖場少し手前の登山道左側の狭い草むらに見つけました。 「おお、落ちないでよかった。」 神様、あなたに感謝します。アーメン。 ラッキーでした。これ以上の幸運はないかも。 すっかり元気になって再び「背負子投げの鎖場」を通過し、ザックを背負って進みます。 細くて恐ろしい稜線を慎重に進みます。 崖からは稜線の右側へ回り込みます。 よくこんな道を造ったなあと驚きです。 ざらざらした火山灰の斜面は右側が切れ落ちています。 いよいよ斜面のトラバース道です。 「親知子不知」の手前に問題の雪渓が現れました。 下から見てもしかしたら大丈夫かなと思っていましたが甘かった。 通った跡がありますがトラバースして進むので夏靴では無理。 滑ったら下まで一直線の直滑降です。 アイゼン(12本爪)を取り出し装着し、ピッケルの出番です。 (「その3」へ続きます。)
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道北の山
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