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(「その2」から続きます。) ざらざらした火山灰のような細い稜線を安足間岳方面に少し進んで愛別岳への下り口を探します。 でも比布岳から安足間岳は目と鼻の先です。 前回、雲で全く何も見えないと言い訳して、体調不良でたどり着けなかった自分が情けない・・・。 細尾根から愛別岳方向を覗くとすごい急斜面で「本当に下りられるの?」と不安に。 少しずつ安足間岳方向に移動していくと降り口となる標識がありました。 下を覗くと足がすくみます。本当に怖いです。 折角ここまで来たのだからと意を決して、進みます。 分岐から愛別岳へは痩せ尾根で、火山灰に礫が交じった急斜面です。 ストックをないので、靴がズルズルと滑る感じで思わず腰が引けます。 急なザレ地をジグを切りながら慎重に下って、少し平らな細尾根に変わり一安心。 すぐに岩場があって、ここを越えます。 岩を越えると滑りやすい小石のザレ場の急斜面で腰が引けます。 再び傾斜が緩やかになりホッとして先へ進みます。 それでも何とか進んでコブのようなものが見え、「おお、山頂か?」と安堵します。 喜びもつかの間、そのコブもあっさり越えますが、まだ先があるます。 細い尾根が少し広くなり、植物も見え始めると、雲が取れ始め、愛別岳の全容が見えてきました。 細尾根の先には黒い大きな岩だらけの急斜面の山が聳えてきます。 その急斜面に男性が一人取り付いています。 愛別岳の基部のたどり着くと男性がちょうど下りてきました。 挨拶をすると「この山はしびれますね。」と声をかけられ、「わたしはびびりまくり」と答える私。 急斜面は登り始めると意外に怖くなくあっさりと登ることができました。 途中で来た道を振り返ります。 山頂が近づくにつれ傾斜が緩やかになります。 山頂は意外にも広いです。 比布岳から45分で愛別岳(2112m)へ到着しました。 山頂標識が三角点に括り付けられていました。 もう二度と来ることはないかなと思い、記念写真を一人で撮します。 ここで時間がちょうど14時ちょいと過ぎです。 ここで帰りの時間を逆算するとどうみても4時間弱はかかりそう。 リフトの最終が17:30ですから、約3時間半で歩き抜かなくてはならない計算です。 かなり急いでぎりぎり間に合うかどうか微妙な時間です。 黒岳石室に泊まろうかなと思うものの何も考えずに購入した往復チケットを後悔します。 (わずか1000円くらいの金額で情けない話ですが・・・) まずは黒岳石室へ向かい、その時点で考えようと早々と下山開始です。 岩場の急斜面をあっさり下って、細尾根を戻ります。 怖さこそ来た時ほどではありませんが、ザレ場で足が滑ってなかなか進めない。 登り返しの辛さもあり、一歩一歩少しずつ確実に歩みを進み、何とか分岐まで戻りました。 分岐から振り返ると雲が取れ、恐ろしい道がきれいに見えます。 比布岳へは40分ちょっとかかりました。 水分補給して、すぐに北鎮岳を目指します。 比布岳から一旦大きく下り、鋸岳を通過し、ぐるりと時計回りに回り込みながら斜面を登っていきます。 北鎮岳へも何とか40分ちょっとで登りきりましたが時間が徐々に迫ってきます。 水分補給して黒岳石室へ下ります。 目の前には愛別岳にすれ違った男性のみしか見えません。 雪渓の水を少し飲んで、スピードアップ。 途中、先行者を追い抜いて、ここも約40分ちょっとで黒岳石室へ。 この時点で時間は16:40過ぎ、何とかぎりぎりで戻れそうです。 休憩せずに、そのまま黒岳へ向かいます。 でも黒岳への上りが辛いです・・足が動かない。 ゼーゼー喘ぎながら汗だくになりますが、休まずに何とか登っていきます。 この時間ですが泊まりの方がどんどん下りてきます。 挨拶をしながら登っていくと見たことがある人がゆっくりと歩いていました。 「ONの部屋」のONさんのようです。 彼女は気づいていないようでしたが話をする余裕(時間)がないので挨拶だけしてパスします。 何とか黒岳にかたどり着くと17時わずか前です。 小休止して息を整えているとヒサゴ沼から縦走してきたという男性から話しかけられます。 申し訳ないですが時間がないので最終リフトの時間が迫っていることを伝えます。 その方は16:30だと思いすっかり諦めていたそうです。 17時ちょうどに二人で黒岳を下山開始です。 もう走れませんが、急ぎ足で下って行きます。 後から付いてくる男性の鈴の音が徐々に遠くなっていきます。 何とか2分前に入山届けの小屋に到着。 入山届けには確認済みということで15:30に戻ってきたことになっていました? 控えめに北鎮岳往復と記入したからかな? リフトの入口がちょうど閉まる直前で、従業員から「おーい終わるよ。」と声をかけられます。 何とかぎりぎり乗ることができました。よかった、よかった。 「もう一人すぐ後から来るのでお願いします。」と伝えて7合目を後にします。 ほっと一安心してリフトで水分補給していると、リフトのスピードが緩くなったので乗れたかな。 リフトを降り、ロープウェイ乗り場へ進みます。
販売機で冷たい飲み物を補給しますが結構ヘロヘロ状態です。 最終18:00の改札が始まりましたが、あの縦走の男性はがいませんでした。 乗れなかったのかな?急がして悪かったかなと罪悪感に襲われます。 汗だくで臭い自分に気後れしながらロープウェイを降りて、駐車場へ。 着替えを持って、層雲峡温泉・黒岳の湯(600円)で汗を流します。 温泉もお客が三人のみでガラガラでした。 前回来た時は満員でしたがどうしたのでしょう? 夕食を食べ、車へ戻り、無料駐車場で車中泊です。 ビールを飲んですぐ寝てしまいました。 疲れました、最近、自分に責任のあるトラブルが多いです。 反省です、お疲れ様でした。 (内訳)往路:七合目(45)黒岳(14)石室(10)桂月岳(9)石室(1'08)北鎮岳 (44)比布岳(45)愛別岳 復路:愛別岳(42)比布岳(43)北鎮岳(42)石室(15)黒岳(28)七合目
※各山頂での休憩時間含んでいません。
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表大雪の山
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実は私もつい往復を買ってしまったのです。
石室に泊まるのが決まっていたのに。
それでリフト乗り場で気づいて払い戻ししてもらいました。
当日ならOKなんですねー。
言ってみるもんだなーと思いました。
絶対間に合わないよ・・・と思っていたのに、かもしかさんだったとは。
それなら納得のスピードです。
2010/9/13(月) 午後 10:57 [ on ]
時間が許せば、きちんと挨拶できたのですが・・・。
そんな余裕はありませんでした。
あしからず。
2010/9/13(月) 午後 11:09 [ 北のかもしか ]
最近、下りのダッシュが多いですね。
この際トレランやってみるとかどうでしょう(笑)
2010/9/15(水) 午後 11:43 [ piyoshiro ]
ぴよしろうさん、無理ですよ。
メタボで太めの体の上、足首に古傷がありますから。
たぶんトレランにはむかないでしょう。
2010/9/16(木) 午前 7:11 [ 北のかもしか ]