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地元出身の若くして逝去した画家・居串佳一(いぐしかいち)の生誕百年記念展覧会が始まりました。 田舎(失礼!)でこんな展覧会が見られるのは嬉しいですね。これも美術館があるおかげ。 表題に「オホーツクにこんな画家がいた」とありますが、道新新書にもあるから無名でもありません。 ※ポスターからプロフィールを私が簡単に抜粋して紹介します。 居串佳―(旧姓・水野佳一)は明治44年、北見に生まれ、幼少時に網走に転居。 旧制網走中学(現・北海道網走南ヶ丘高等学校)に入学し、美術部『白洋画会』に参加し在学中から道展に入選します。 学生時代に描いた「学生時代の静物」。水彩画もいいですね。 道展に初入選した「コスモス」。 卒業後は両親の理解を得て画業に専念し独立展にも初出品、初入選します。 独立展に初入選した「船着場」。 以後、入選、受賞を重ね若くして道展、独立展会員まで昇り、有島生馬の推薦で『弓』はイタリア政府の買上となりました。 網走湖でしょうか「探氷風景」。 アイヌの生活でしょうか「北方に生く」。 戦後は一度網走に帰郷し、全道展創立に参加し、およそ5年間をこの地での制作となります。 シカかと思った「眠る山羊」。 網走時代の「静物」。 居串佳一は生涯を通しで"北”をイメージし北海道の風物を描き続けます。 戦後、帰郷してから人々の暮らしを描いていましたが、題材に苦悩したような絵が多かったです。 1951(昭和26)年、再び上京し再起をはかりましたが、1955(昭和30)年、44歳で病に倒れ急逝します。 上京後に描いた「群鴉」。 若くして才能を発揮しただけに、壁に当たるのも早かったかも。 パリに行くことを望んで、病いで断念したのが惜しいですね。 もしかしたらもっとすごく才能が開花したかもしれません。 地元出身の画家がいて、出身地で展覧会が開催されるなんて素晴らしいんですね。 次はどんな企画展か楽しみです。 この「居串佳一展」は11月6日までたっぷりと余裕がありますのでぜひどうぞ。 |
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