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大好きなラグビー(しかも珍しい)、さらに好きな俳優マット・デイモンが出演する映画。 さらにここ数年絶好調で、大ヒット連発のクリント・イーストウッド監督作ですから見ない訳には行きません。 長きに渡って人種差別政策をとり続けた南アフリカ共和国も、さすがに国際社会から激しい非難や、経済制裁等により、経済的に行き詰まり、1991年にはとうとうアパルトヘイト政策を撤廃せざる得ない状況に追い込まれました。 その後、解放勢力との交渉により実施された1994年の全人種による総選挙で大統領となったのが反アパルトヘイト運動で27年間の投獄の末に解放されたネルソン・マンデラ。 また、アパルトヘイト政策のため長きに渡って国際舞台から排除されていた南アフリカが復帰を記念したように1995年開催のラグビー・ワールドカップ第3回大会です。 マンデラが就任1年後に偶然にも開催されるラグビー・ワールドカップで、白人社会の象徴とも言える南アフリカのラグビーチーム「スプリングボクス」を活用し、黒人と白人の調和の架け橋として何とか国を一つにまとめようと尽力した実話を映画化したものです。 このラグビー・ワールドカップは1987年に第1回大会が開催され、この時が第3回目。 第1回はニュージーランド、第2回はオーストラリアが優勝しています。 南アフリカは当然出場していません。 それでも練習試合等で実力が評価されていて、南アフリカが出場しない第2回までは真の世界一を決める大会ではないという専門家もいたくらい。 第2回イングランド大会の決勝では、俺たちが世界一だとばかりに選手全員がユニフォームを着用して試合会場に現れるといったアピール行動で話題になっていたなあ。 また、この第2回大会はこれまですべての大会に出場している我ら日本が唯一勝利(対ジンバブエ戦)を挙げた大会です。大喜びしたのが懐かしいです。 この大会で活躍した現明治大学ラグビー部監督吉田義人氏が、アパルトヘイト政策を廃止して国際舞台に復帰した南アフリカ・スプリングボクスと対戦した世界選抜に選出され、見事トライをしたのがとても印象に残っています。 でもこの映画の舞台となった第3回大会は、日本がニュージーランドに歴史的大敗(17-145)を喫した屈辱的な大会。 この大会でブレイクした若きロムーを全然止められず(大人に立ち向かう小学生のようでした・・・)見ていられない無様な試合でした。(悲しい・・・) 映画では南アフリカが弱いように展開されていますが、そんなことはなく、十分優勝候補の一角として評価されていたようです。 その評価どおりにこの大会で優勝した南アフリカは、その後、3位、8強、そして前回大会では2度目の優勝と評判どおりの活躍をしています。 映画を機に第3回大会の決勝戦がJスポーツで再放送されました。 試合は実力伯仲で手に汗を握る展開です。 お互いのデフェンスがよくて、なかなかトライを決められず、PGとDGのみ。 特に映画と同様、南アフリカがロムーに必死にタックルする姿は感動ものです。 (映画のロムーは本物かと思ったくらい似てました。) なおよく見ると靴やユニフォームなど映画では忠実の再現されています。 さすがクリント・イーストウッドといったところ。 でもボクスの主将フランソワ・ピナールはマット・デイモンではかっこよすぎかも。 ラグビーの話が長くなりましたが、知らなくても十分感動します。 (映画の後、「俺、ラグビー全然知らないけど感動した。」という声を聞きました。) でもラグビーを知っていると感動が何倍にも増殖すること間違いなし。 少しルールを学んでから鑑賞するとよいと思いますよ。 ここまで言うともしかしたら、ラグビーしてたの?と思うかもしれません。 今の体格ならラグビーか相撲といっても誰もが間違いなく信用すると思いますが。 ラグビーは遊びだけ・・・・本当です。 大学の時、隣のグランドがラグビー部でよく一番下(実力的に)のメンバーと遊んでました。 一番下でも彼らに全然かなわないし、逆に私の部の一番下でも彼らは足下にも及びませんでした。 そんなこともあってラグビーが好きなのです。 地味な映画ですが見応えがあって、面白いです。 ぜひご覧下さい。 |

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