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約2ヶ月前から始まった桜前線がやっと日本で一番最後の根室にやって来ました。 根室測候所による開花発表は釧路や稚内と同時で5/10。 例年より10日早く、去年よりは6日早いそうで観測史上2番目の早さ。嬉しいですね。 市内で最も早く開花する根室支庁のチシマザクラは既に満開。 測候所ではまだ二分咲ですが、市内の南向きの庭ではもうあちこちできれいに咲いてます。 根室の桜の名所「清隆寺」境内でもチシマザクラは満開です。 国後島から移植された記念保護樹は既に満開。 チシマザクラならではの清楚な白っぽい桜がとてもきれいです。 30本以上という境内の桜はまだまだ蕾も多く、しばらく楽しめそうです。 市内中心部にある開法寺前の桜もきれいです。 根室公園の桜も満開でした。 さすがに夕方は冷え込むので、花見でお酒を飲めないのが残念。 家で一人でしんみりと今日も飲むかな。 |
根室風物詩
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根室市街から車を走らせると約10分で「花咲港」です。 正式名称は「根室港花咲港区」。 根室の2つの港、オホーツク海側の「根室港」、太平洋側の「花咲港」は実は通称。 正式にはこの2つの港を併せて、重要港湾に指定されている「根室港」のようです。 でも根室では普通に根室港、花咲港と言っています。(と思います。) また、根室港は天然港に近いため、海底が浅く、大きな船が寄港できません。 反対に花咲港は砂浜を掘って人為的に建設された「人工港」なので大きな船が接岸できること。 このため、ロシアとのビザなし交流も大きな船は花咲港を利用すると担当者さんから伺いました。 花咲港は本当に大きな港です。 今から40年くらい前になりますが、子どもの頃、理由はわかりませんが、ここに来た記憶があり、すごく賑やかだったように覚えています。 今の港の商店街はシャッターが閉められているけれど、古い立派な家もあり、過去の盛況ぶりを感じます。 静かな港の岸壁には、春から秋にかけていつも釣り人で賑わっています。 でも、ゴミや吸い殻など釣り人のマナーの悪さは何とかしてほしいものです。 花咲港のすぐ隣には「花咲岬」もあり、有名な「根室車石」を見ることができます。 岬から見る景色は英国の東海岸のホワイトクリフのよう。 これは海底からの流出した溶岩が冷えて柱状節理となったものの断面が隆起によって地表に現れたもの。 柱状節理は層雲峡へ行くと切り立った状態を見ることができます。 見る角度によって確かに車輪のように見える珍しい地形です。 遊歩道も整備されているので安心して歩けます。 昔は単なる踏み跡だけだったような気がするけど違うかな。 |
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私の住んでいるアパートのすぐ近くに根室市の十景にもなっている「明治公園」があります。 野外バーベキューの設備があるので、二度ほど職場の仲間で焼肉をパーティーをしましたが、二度とも夜だったので、ゆっくり見たことはありませんでした。 春になり雪も溶けてきたので、散歩ついでに行ってみました。 あいにく土曜の夜中に雪が降って、うっすらと白くなってしまいました。 家から約5〜6分歩くと、すぐNHKのアンテナが建てられている公園の入口です。 入口に駐車場と立派なトイレ、バーベキュー設備があります。 トイレの向かいには外国風の立派な民家があります。 まるで英国や北欧で見かけるような家のようです。 この公園は 小高い丘のようになっていて、もともとは、1875(明治8)年、「開拓使根室牧畜場」として北海道で2番目に設立された、広大な牧場。 園内には昭和初期に建てられた、大きなレンガ造りのサイロが3基保存されていて、牧歌的な面影をとどめています。 このサイロは、レンガ積みのサイロとしては国内最大級の規模らしく、古さも国内で2番目ということで、平成13年に国の有形文化財に登録されています。 平成19年には、経済産業省が選考した近代化産業遺産にも認定されています。 「明治公園」そのものも、昭和63年に【サイロの公園】として「北海道街づくり100選」、平成18年には「日本の歴史公園百選」に選ばれている道内外に認められている公園です。 ふだんは、市民の憩いの場として、散策やレクリエーション活動に利用されており、クリスマス・シーズンにはサイロがライトアップされ、幻想的な世界を醸し出しているそうな。 (見ていないので残念) サイロを見ながら公園を一周する途中、根室の湿気による?苔むした木々が。 遊歩道が下りになって、進むと東屋があります。 東屋の周りには小さな池があり、カモが泳いでいました。 この池がちょうど私のアパートの裏手の方になっていました。 池の周りには山の天敵、憎らしいハイマツがすくすくと。 ハマナスの枯れた実もありました。 帰路はこちらからまっすぐ帰りました。 雪が溶け、草花が萌ゆる頃になると、もっとよい景色になりそうです。 |
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夏場が濃霧が発生し、すっきりとしない天気が多い根室。 そんな根室に民間のキャンプ場があります。 野生動物の写真を撮りに行ったついでに、どんなとこか覗いてみました。 ここのキャンプ場は、根室フットパス協議会の酪農家集団AB-MOBITがフットパスの拠点とするために作ったキャンプ場のようです。 先日のスノーシューハイクを手伝って、何となく興味を持ったのでした。 場所は西厚床の富岡牧場。 根室から厚床を抜けたところに看板があるので、簡単に見つけられました。 牧場の入口にも立派な看板があります。 牧場の旧農機具置場?が管理棟になっているようです。 かわいいわんこが留守番をしてました。 牧場は小高いところにあり、ローケーションはなかなかよさげ。 管理棟を除けば、キャンプ場の中にはトイレが2つ、2階建ての小さな小屋、藁小屋、etc。 鹿の角、使用しなくなった農機具、浮き球のいろいろなアクセントも。 キャンプサイトは牧場の芝かな? 整地していないとデコボコしてるんじゃないかな?と少し心配になったりします。 でも根室では貴重なキャンプ場だから続いてほしいですね。 わんこは「チクタ」という名だそうです。 留守番ご苦労さん。 |
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正式な読み方は一体どっちなんだ?と気になる金刀比羅神社。 (「ことひら」と「こんぴら」は地元根室でも分かれています。) 創られたのは、何と1806年(文化3年)。 松前、函館、江差などには負けますが伝統では道内のトップクラス。 創ったのは、北海道の漁業の開発に大いに尽力した豪商「高田屋嘉兵衛」。 北洋漁業に関与していく経緯は、司馬遼太郎の小説『菜の花の沖』が詳しいです。司馬遼太郎は大好きな作家ですが、その中でも「菜の花の沖」は特に好きです。何せ北海道と北方領土とロシアが舞台ですからね。 この神社は、高田屋嘉兵衛が「海上安全と漁業・産業の振興、民生の安定」を祈願して、出身地である香川の金刀比羅宮の大神を奉ったもの。 (分社ではなく、独立した形のようです。すいません、神社のこと素人なので)1881年(明治14年)現在地に移ったようです。 毎年8月10日に行われる例大祭は北海道三大祭りの一つになっています。 昨年初めて見ましたが、いやあ伝統あるお祭りは楽しいです。 部外者の私が言うのも何ですが、是非、根室の、いや日本の貴重な文化財として引き継いでほしいです。 そんな由緒ある金刀比羅神社もこの時期は、ひっそりと静かにたたずんでいます。 人影もなく、カラスが戯れています。 参道を歩くと、歴史を感じさせるものもちらほらと。 根室の港も見下ろすことができます。 参道には鳥居がいくつか。 港を見渡す展望台も複数。まさに港の守り神です。 根室の港に見える、かってロシア人が越冬した小島にも祠があります。 立派な社殿は唐招提寺講堂などで有名な入母屋(いりもや)流の造り。 戦後は、占領された北方領土の島々の神社の御神体を置かれているそうです。 狛犬もしっかり伝統を守っています。 1986(昭和61)年には高田屋嘉兵衛の銅像も建てられ、根室を暖かく見守っています。 「根室頑張れ!」....きっとそんな気持ちでいると思います。 一寒村だった根室が彼の力でかってあんなにも栄えたのですから。 裏口にも立派な門が |





