連写2眼×2.5・ローカル私鉄を訪ねた日々

ビデオウォークマン入手。DVテープ(11/200)巻をダビング。白黒フィルムの現像もしなければ…。頭痛い。

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 花巻電鉄の軌道線沿線を歩いたのは、昭和44〔1969〕年の6月と、廃線間近の8月でした。ヒョロッとした馬面電車は花巻駅側線に留置された状態で、走行する馬面電車を撮影出来たのは、最終日に2往復運転された装飾デハ3のみです。主に軌道線をやって来る電車は、デハ21・22とモハ28の3両。
 デハ21・22、馬面電車同様の板台枠台車を履いた10メートルたらずの小さな電車です。ボディは昭和34〜35年に鋼体化改造されていますので、ちょと見は近代的な感じです。
 モハ28。こちらは、昭和38年の新造車両。デハ21・22より全長が1メートル長く、よりモダンな印象を受けます。デハ21・22同様、軌道線運転最終日まで、ポール集電を採用していました。
 軌道線健在の頃、鉄道線ではデハ55・56とデハ57が主力として活躍していました。これら電車にはZパンタが搭載されています。軌道線はポール集電。鉄道線はZパンタ使用といった感じです。
 昭和44〔1969〕年8月31日限りで廃線となった軌道線。廃線後、モハ28は鉄道線で活躍することになります。集電装置は、ポールからZパンタに載せ換えられ、連結器を避けるようにデザインされた排障器は撤去されました。残った鉄道線は、花巻〜花巻温泉間7.4km。昭和46年2月には、国際興業傘下の岩手中央バスに吸収合併。そして、翌、昭和47〔1972〕年2月16日の運転を最後に、花巻電鉄鉄道線も廃線と化してしまいました。

 鉄道線廃線を知ったのは、廃線1週間程前に、たまたま訪ねて駅の張り紙を見た時でした。

 「お知らせ:花巻温泉線電車は2月15日限りで廃止となりますが、長い間のご利用、ご愛顧に感謝し、2月16日、次の通り特に無料で電車運転を致しますから、ご乗車下さい」
 「記:花巻発 始発から+1時45分まで 花巻温泉発 始発から+2時10分まで なお、当日は、電車廃止記念きっぷを差し上げますからお申し出下さい」

 鉄道線は、昭和47〔1972〕年2月15日限りで営業運転終了。しかし、昭和47〔1972〕年2月16日の昼過ぎまで電車は走行しました。デハ57・モハ28・サハ105にお別れ装飾が施されています。2月16日正午前、モハ28+サハ105,デハ57+サハ106+サハ102,デハ55+サハ104が、次々と花巻温泉に向って花巻を出発。花巻温泉12:10発で、デハ57+サハ104,デハ55+サハ102+サハ106の2編成が花巻へ戻っています。最後の運転を務めたのは、花巻温泉14:00発のモハ28+サハ105でした。鉄道趣味誌に廃止を伝える記事が載らなかったこともあり、当日の状況等を“鉄道ファン誌”へ投稿すると、134号〔1972−6〕で採用されました。
 1998年4月30日発行の“日車の車輌史 図面集−戦後私鉄編”。この図面集に残るモハ28形式図は、Zパンタを搭載し、排障器も備えた姿です。鉄道線用の新造車と表記されています。軌道線用デハ21・22形式図では、ポールが描かれています。推測するに、「モハ28は軌道線・鉄道線で使用するコンセプトで設計された? 軌道線用20番台ながら、デハ57に続く8を用いた?」形式に唯一、モハを採用しています。
 鉄道趣味誌に連載された“消えた轍”。モハ28→「軌道線廃止と共に消えた。新鋭車が軌道線から鉄道線に転じなかったのは不思議に感じるが、この時には鉄道線も余命が見えており、集電装置を変更するという手間を惜しんだのではないかと思われる」と表記されています。鉄道線で活躍するモハ28を眺めた者からすると、いささか寂しい記述です。小ぶりのデハ21もZパンタに載せ換え残されましたが、鉄道線を走行する姿を眺めることは有りませんでした。駅の方にお願いして、車庫から出して頂き撮影したカットが残るのみです。

 写真1枚目、写真左手は、デハ55。モハ28+サハ103が発車します。花巻温泉にて。No.398−29・昭和47〔1972〕年2月10日(12:31)撮影。

 写真2枚目、松山寺前に到着したモハ28。“日車の車輌史 図面集−戦後私鉄編”に掲載されている図面通り、Zパンタが搭載されています。何処から撮影したかは、あえて表記はしません。No.399−11・昭和47〔1972〕年2月10日(14:33)撮影。

 写真3枚目、鉄道線のお別れ装飾電車。写真手前から、モハ28・サハ105・デハ57。花巻にて。No.403−31・昭和47〔1972〕年2月16日撮影。

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今更言葉にするのもおっくうになっていたのですが、敢えて言葉にするならば「情緒を感じる光景」と言いたいです。

2007/12/4(火) 午後 9:25 ☆アツ☆

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アツ様。昔は東北地方にも個性豊かな私鉄が多く存在しました。青森県以外でも、岩手開発鉄道、秋田県の小坂鉄道〔小坂精錬〕は健在です。共に客輸送をやめて、貨物列車のみの運転です。小坂精錬は危ない状態です。
花巻電鉄は、軽便鉄道でした。モ28は、軌道線廃止後も鉄道線で走行していたことを、ここでアピールしておきたかったのです。鉄道線で、装飾モ28が“とり”を務めたのですから。

2007/12/5(水) 午前 2:59 [ hideki_kobyakawa ]

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お久しぶりです。こばやかわさんの写真は、昔の懐かしさや良さが伝わってきます。年月が進むにつれてこんな田舎のローカル線は廃線の道を進んでいくんでしょうかね?前にお世話になった福井鉄道でも、唯一の路線福武線が経営難で廃線の危機にさらされています。福鉄は鉄道事業を続けていくのが困難で県や沿線自治体に援助を呼びかけていますが、苦しいようです。廃線にならないよう、福鉄を存続させるよう自分は出かけるとき福鉄を使用するようにしました。乗っていても朝夕のラッシュ以外はやはり人がまばらです。低床電車のおかげで少しずつ乗客は増えているそうですが・・・。並行するようにJRも走っているのでこの先わかりません。福鉄が存続するようにただ祈るだけです。また動きがあったら書き込みますのでお待ちを!!長々とスイマセンでした。

2007/12/5(水) 午後 9:13 [ にょぶちゃん ]

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にょぶちゃん様。一瞬誰だろうと思いました。分りました。私には、アルファベットより仮名のほうがいいです。
名鉄車両を導入。ホームを低くして、橋梁の架け替え工事まで済ませて、名鉄が撤退。突如、福武線存続の危機なのですよね。
ローカル私鉄消滅と共に我が人生も終わりといった感じです。
豊橋の“おでんしゃ”、盛況のようで、更に5日間追加走行がローカル紙面で発表されました。
福武線の事、また教えて下さい。えちぜん鉄道・南越線は調査対象外?

2007/12/6(木) 午前 0:54 [ hideki_kobyakawa ]


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