豊川放水路南方で撮影した写真、たまたま取り出したカラースライド1本分をスキャナーで取り込みましたが、レタッチ作業は遅々として進みません。カビを発生させてしまったため、カビをまず除去するのですが、しつこいカビの箇所は、どうしても変色してしまいます。カビ変色箇所のレタッチが実に辛いです。10分も手掛けると嫌になります。
今回は処理した80系湘南電車の写真2カットです。正面2枚窓のデザインは、後に誕生する私鉄車両にも多く採用されましたので、一世を風靡した電車であることは間違いありません。機関車牽引の客車列車を刷新してしまった国鉄電車です。見方を変えると、チョコレート色の急行用客車に、運転台・自動扉・モーター・パンタグラフを備え、緑とオレンジで塗装しただけの電車といった感がしないでもありません。80系は「国鉄における吊り掛け駆動方式旧形電車の集大成」だそうです。
写真1枚目、当時の撮影メモから、クハ86034と表記したカットと思います。これが「湘南顔」です。同じ80系でも正面3枚窓の先頭車両は「湘南顔」とは呼ばれません。東海道本線優等列車として活躍していた時代の記憶は定かではありませんが、母親の実家へ向う際、乗車した準急「東海」は80系?。やはり153系であったような気がします。No.409−30・昭和47〔1972〕年3月14日(14:33)撮影。
写真2枚目、1枚目写真の後追いカット。こちらはクハ85304と思います。サロ85形、サハ85形300番台の改造車で、クハ85形300番台に属する車両です。当時、普通電車に連結されていたクモユニ74同様の顔に改造された元中間車両です。「湘南顔」でなく「103系顔」といった印象でした。No.409−31・昭和47〔1969〕年3月14日(14:33)撮影。
n7a*o7*8i7 さんより頂いたコメントを追記としておきます。平成26〔2014〕年11月30日
豊川放水路付近、クハ86の写真はジャンパ栓受けがある奇数車だから、クハ86034ではあり得ず、車体の形状やへこみの状況からみて、まず間違いなくクハ86037であろう。
また、昭和40年代半ばまで、静岡に前面がHゴム化されていないクハ86が2両(86059・86060)あった。これは、昭和26年度製で、更新修繕の対象外となり、戸袋窓と共にHゴム化されなかったもの。
2両とも山陽地区に40年代半ばに転出(86059岡山・86060広島)して、最終的にはHゴム化された。
|
また、昭和40年代半ばまで、静岡に前面がHゴム化されていないクハ86が2両(86059・86060)あった。これは、昭和26年度製で、更新修繕の対象外となり、戸袋窓と共にHゴム化されなかったもの。
2両とも山陽地区に40年代半ばに転出(86059岡山・86060広島)して、最終的にはHゴム化された。