富山からの帰路、福井で途中下車。福井鉄道北府〔きたご〕駅まで足を延ばしましたが、車庫の車両は上手く撮影出来る状態ではありませんでした。留置された車両をそれなりに撮影。その後、車両工場を一回り。最初に降り立った場所へ戻った時、動き出してくれたのがモハ602です。高床式車両で撮影が叶ったのは600形602号のみです。
老朽化した高床式電車置き換えのため改造された車両なのでしょう。ボディは元名古屋市営地下鉄車両2両を切った張ったで1両にまとめ、台車とクーラーは、豊橋鉄道渥美線で活躍した1900系廃車部品を流用。折りたたみ式ステップ、蝶が羽を開いた様な独特の排障器が備えられています。パンタグラフは、何処から調達した物なのでしょうか?。その後、廃線となった名鉄600V線車両が大量に導入され、鉄道線プラットホームも低く改造されてしまいましたので、存在価値そのものが無意味になってしまった感は否めません。寄木細工の様な600形602号が、車庫内を少々走行してくれただけでも幸せと思っています。
写真1枚目、福井鉄道北府駅横の車両工場に試運転幕で留置されたモハ602正面。7DNo.111−457・以下9枚目写真まで、全て平成24〔2012〕年6月6日〔水〕撮影。撮影時刻15:44。
写真 2枚目、試運転幕のまま、モハ602お出ましです。7DNo.111−500・撮影時刻16:28。
写真3枚目、暫らくは、この場所に留置。各部の動作テストを繰り返しておりました。以前紹介した福鉄自衛消防車は、写真左手を大きく外れた場所に収まっていましたが、廃車になってしまったようです。7DNo.111−504・撮影時刻16:29。
写真4枚目、回送幕に変更され3枚目写真の位置から僅かばかり前進。再び、この位置で留め置き。車体幅は台車の幅にほぼ同じ。7DNo.111−526・撮影時刻16:42。
写真5枚目、乗降扉を開き、ステップも開いた状態。車両床と同一レベルで3段目ステップが備えられているのは、台車から遠ざけるための策では…?。女性職員さんが、車内に何かを持ち込みましたが、軌道敷から1段目ステップに足を掛けるのは大変のようです。豊橋鉄道渥美線1900系は、600V線時代最後の増備車で、ボディは元名鉄5200系。履き替えた台車は元国鉄車両で使用されたDT21。それ故、福井鉄道モハ602が使用するDT21台車は年期物だと思います。渥美線を走った台車が福武線を走る事に親しみを覚えます。7DNo.111−528・撮影時刻16:47。
写真6枚目、再び動き出したモハ602。「何処へ行くのでしょう?」。7DNo.111−535・撮影時刻16:51。
写真7枚目、モハ602は、北府駅ホームへバックしました。7DNo.111−539・撮影時刻16:54。
写真8枚目、モハ602と元名鉄揖斐線で活躍した775+774連接車の越前武生行。土佐電鉄安芸線で眺めたような1シーンです。7DNo.111−543・撮影時刻16:56。
写真9枚目、低床式電車の到着を待ったモハ602は、回送幕のまま発車してしまいました。写真右手はデキ3と600形モハ601。モハ601は廃車となり伏木へ運ばれてしまったようです。「あそこへ行ってしまいましたか」。この後、後続の急行電車に乗車してモハ602を追いました。途中でマニアの姿を眺めたので、「ビール電車あり?」。結局、乗車した急行電車は、神明駅留置のモハ602を追い抜いてしまいました。併用軌道区間ではモハ602の走行シーン撮影出来ず。7DNo.111−545・撮影時刻16:56。
写真10枚目、平成25〔2013〕年1月24日、「NHK ほっとイブニング」〔ローカル番組〕で、モハ602「居酒屋電車」が紹介されました。録画した映像を静止画像に換えてテレビ画面を撮影。2月1日には、同じ映像が朝の全国ニュースで2度放映されました。更に、2月6日には、「NHK お元気ですか 日本列島」でも紹介されています。ウィキペディアによれば、『602号は、平成19〔2007〕年から7−8のイベント電車である「福鉄ビア電号」、平成21〔2009〕年12月からは年末年始の忘年会・新年会用「居酒屋電車」として使用され(ビア電運用自体は、600形入線時から610形入線までにも行われていた。)、平成22〔2010〕年12月に「福鉄急行色」に塗り替えられている』とありました。7DNo.199−15・
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