一昨年、12月頃のことであったと思います。NHKの番組“ブラタモリ”で小名木川が紹介されました。鉄道趣味誌の路線別データには、「小名木川(おなぎがわ)貨物線(江東区新小岩起点・共同倉庫株)」と記載してありますので、一応、番組録画予約だけはセットしておきました。
下町の都電沿線はソコソコ歩きましたが、所々で川を渡った程度の記憶しか残っておりません。小名木川が江戸時代に建設された運河であることは全く知りませんでした。小名木川は健在ですが、高速道路建設のため埋め立てられた運河もあるようです。
「取り込んだカラースライドに写っているのは、ひょっとしたら小名木川?」。改めて、現在の地図を調べてみると小名木川ではなく、小名木川より北側に位置する運河で現存します。運河の名称までは特定出来ませんでした。浅草〜本所吾妻橋〜業平橋〜押上〜十間橋〜柳島〜福神橋と都電電停が続く中で、十間橋〜柳島〜福神橋の間は、運河沿いの道路を都電が走る区間でした。柳島には都電の車庫も存在し、営業所前のレール上に都電がウジャウジャと停車しているシーンも撮影してあります。
1度だけ撮影に出向いた柳島ですから所在地など忘れておりました。当時の簡単なメモ書きによれば、京浜蒲田から品川までは京浜急行に乗車。品川から国鉄京浜東北線or山手線で秋葉原へ。秋葉原で下車した後、万世橋から都電24系統に乗車して終点の福神橋へ向ったものと思います。都電乗車運賃は20円也。150円の冷し中華で腹ごしらえ。帰りは押上駅地下ホームから特急三浦海岸行にでも乗車したものと思います。押上〜品川間の運賃は80円と記してありました。品川〜京浜蒲田間は、学生時代の通学定期を利用します。キセル乗車などはしませんぞ!!。
写真1枚目、浅草通りと運河を一体で跨ぐ形で建設された歩道橋から撮影。柳島電停の23系統6076号他。写真左手が柳島営業所。当時、柳島までやって来る都電は23・24系統のみであったようです。23系統は月島〜本所吾妻橋〜福神橋と走る系統。24系統は須田町〜上野駅前〜福神橋と走る系統。写真奥に東武鉄道業平橋〔とうきょうスカイツリーに改名〕駅が存在します。現在であれば、この写真の中に「東京スカイツリー」が写るハズです。No.428−7・昭和47〔1972〕年7月9日(11:30頃)撮影。
写真2枚目、柳島電停を跨ぐ歩道橋上から福神橋方向を撮影。福神橋から月島へ向かう23系統7082号。正面2枚窓、オリジナルスタイルの都電7000形。運河の幅半分以上を材木が占拠しています。写真右手を外れた場所は柳島車庫構内で、歩道橋上からでも留置車両やトラバーサーが確認可能でした。No.428−8・昭和47〔1972〕年7月9日(11:30頃)撮影。
写真3枚目、柳島車庫付近で運河はT字に交差します。十間橋〜柳島間で運河を越える都電24系統須田町行7004号。この7000形は、正面窓が3枚に改造された車両です。橋の写真後方、「森発條材?」と表記された建物と、更に右隣の建物は現存するようです。No.428−18・昭和47〔1972〕年7月9日(11:30頃)撮影。
画像4枚目、最近のマピオン地図。亀戸3−36は、都電柳島車庫が存在した所です。都バスの車庫ではなく、老人ホーム等が建設されました。運河T字箇所から南方向へ辿ると、この運河〔横十間川?〕は小名木川と十字交差します。横十間川と小名木川の十字交差部に、平成6〔1994〕年に架設されたのが、×形状の人道橋「クローバー橋」。平成24〔2012〕年9月9日放映、NHK 美の壺「東京下町の橋」で知りました。
写真5枚目、「1枚目写真の現状は…?。東京スカイツリーは、どの様に見える?」などと勝手な想像していましたところ、ドラマのワンシーンで現状を知ることが叶いました。都電を写した歩道橋上から撮影されたドラマ映像の静止画像です。平成25〔2013〕年2月18日放映、CBC〔TBS系列〕 ハンチョウ〜警視庁安積班〜第6話、ドラマスタート最初のシーンでした。はっきり確認は出来ませんが、「森発條材?」建物と「あさひ幼稚園」付近の建物、塗装は変わっていますが、都電撮影当時のままのようです。7DNo.204−10・
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