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「写真はあるけれど、カビが酷くて使い物になりません」。この一言を聞いてプッツンです。貴方が、我が家を訪ねて写真を眺めたいと言っていましたので、保有しているカラースライドの現状をお見せ致します。
取り出した当時、これ程、酷くはなかったです。スキャナーで取り込むために取り出した25本のフィルム、3年程、仕事場の床に放置していたのが良くなかったのか、夥しいカビが発生してしまいました。以前はレンズクリーナーでカビ除去を試みましたが、結果はカビの根っ子を変色させてしまい、止む無く、時間を費やしてレタッチ作業で処理しています。昔から付き合いのある写真店に取り寄せ依頼して、カビクリーナーなる薬剤を入手しました。1枚のカラースライドで試してみましたところ、想像以上にカビは手強かったです。綿棒の綿に代わる箇所がスポンジの棒で薬剤を浸して擦るのですが、5分程の間に100回以上擦らないとカビは除去出来ませんでした。それで薬剤にフィルムを浸けてみました。少々、除去し易くなりますが、何度も擦らなければならないのは同じでした。水に浸したりして、どれが最善の方法であるのかを現在思案中です。
貴方にお渡しした2枚のCD−R、10年間の間に、コツコツとレタッチ作業で汚れ除去を繰り返した結果です。思い入れのある路線ですから、レタッチ作業にかなりの時間を費やしています。ディスクに収めた画像も、ブログに使用した写真も、元画像の色調は、ほぼこの写真に同じです。何とか撮影当時の色合に戻したいと、試行錯誤を繰り返し、気付いたら10年以上が経過していました。
床屋さんの写真集を予定しているから、再度当地を訪ねたい。結果は、取材に金が掛かり過ぎるから先送り。そこで急遽、渡したCD−Rの写真で見切り発車。96頁でシリーズ化。3000部発行で書店には、その旨を流してしまった。正に寝耳に水です。「これは駄目だ」で帰って行った版元氏の考えとも思えませんが、「あの人物であればありかなー?」。私の考え方に変わりはありません。未処置の写真を処理しない限り、冊子化は出来ません。お渡ししたCD−Rは、処理途中の状況をお見せしただけのつもりです。わざわざ東京から出向いて頂きましたので…。CD−Rの画像は、2/3程が処理済で、残りは未処理の状態です。私に版元は必要ないと何度も話したはずです。電話を頂く毎に、毎回方針が2転3転。気が付けば、貴方の言葉に翻弄されていただけでした。CD−Rなど渡してしまった私が馬鹿でした。現時点で貴方は2度ウソを言っていますので、私の言ってしまった2度はウソであったという事にしておきます。別の版元で出版予定しているバスの写真に、CD−Rの写真を使用したい旨、全くの想定外でした。新たにバスの写真データが欲しいと言われメールすると話してしまいましたが、「これが彼の本意であったのか」と気付きましたので、やはりメールしないことにします。貴方が手掛けた冊子では、写真が可愛そうと思いましたので…。昨晩、仮眠しようと思っていたところ4度電話が鳴ったのは、貴方であろうと思い出ませんでした。この先、電話を取っても応対するつもりもありません。これが、私の結論です。お見せするつもりでお渡ししたCD−Rは、廃棄処分をお願い申し上げます。
Tさん、この様な事にお付き合いさせてしまい、申し訳ありません。計画物件として作図した図が、実施物件になりましたので、久々に本業に戻れそうです。
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