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昨年撮影した白黒フィルムの現像が、やっと終了しました。今年撮影した白黒フィルムの現像は、まだこれからです。薬剤が変更されるたび、処理にまごつき、何年経っても失敗は付き物です。速やかに現像しておけば、カメラの不具合に気付かないまま撮影する事もありませんでした。同時撮影したものの、白黒フィルムの現像を失敗したためカラースライドだけが残ったケースは侭あります。昨年撮影した白黒フィルム10本程は、ケチが付いています。
既に廃線が進んでいたため、あまり撮影することが叶わなかった神戸市電。同じ日に撮影したものの、現像を失敗したことで白黒ネガ数本を駄目にしてしまいました。ネガケースには「現像かぶり」と赤字で表記してありました。「現像かぶり」の表記が正しいか否かは定かではありません。要するに、白黒フィルムの現像時間を超過させてしまったか、あるいは、現像中に予想以上に液温が上がってしまった結果と思われます。2本纏めてタンク現像しますので、失敗すれば2本を駄目にしてしまいます。スキャナーで取り込んで、デジタル化することで補正可能と思っていましたが、今回は、取り込んでも上手く処理出来ませんでした。
日の出カメラのオバちゃんに、この話をしたところ、「昔、せっけつえんで処理した男性の本が、何処かにある。探しておくよ」と話します。「せっけつえんって何?」。「現像かぶり」、「せっけつえん」をネット検索。赤血塩→フェリシアン塩酸〔フェリシアン化カリウム〕とありました。
ウィキペディアによれば、『写真技法として、フェリシアン化カリウムの酸化力を利用すると、金属銀を銀イオンに酸化させることが出来る。これを利用して、臭化カリウムなどの適当なハロゲン化イオンを含むフェリシアン化カリウムの水溶液(濃度は20g/L程度)に、現像済の白黒フィルムないし印画紙を浸漬すると、銀像が薄くなる。酸化された銀はそのまま臭化銀として塗布された乳剤層のゼラチン中に析出する。フェリシアン化カリウムはこのような「再ハロゲン化」減力剤ないし漂白剤として使いやすく、昔から白黒処理で使われている』とあります。化学は苦手でして、何となく分かる様な、分からない様な。ただ、現像済の白黒フィルムを再度処理することで、ネガの状態を変化させることは可能のようです。新たな課題が増えてしまいました。
写真1枚目、神戸市電、神戸駅前の5系統592号東尻池5丁目行。白黒No.345−(16)・昭和46〔1971〕年3月10日撮影。
写真2枚目、神戸市電、神戸駅前〜相生町4丁目間、5系統のお別れ装飾電車。市電の写真後方が国鉄神戸駅で、装飾電車はこの後専用軌道区間へ入ります。「さよなら神戸市電」と表記されていますが、「さようなら」と表記されることが多い時代で、「さよなら」表記で、しかも行書体の神戸市電表記は珍しいと思います。1枚目写真の電停位置は、写真左手“たからや食堂”の後方になります。現像を失敗しなければ、1枚目同様の写真になったハズなのです。白黒No.347−(7)・昭和46〔1971〕年3月10日撮影。
写真2枚目をアドビ・フォトショップ、色調補正→平均化〔イコライズ〕を初めて使用して補正してみました。空はザラついてしまった感じですが、コントラストは好転したようです。
平成23〔2011〕年6月29日追記:MYMYさんのご教示に従って、2枚目写真を再度補正してみました。何とか見られそうです。別の写真で悩んでおりましたので感謝です。
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