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ある年、面識の無い方から年賀状が届きました。年賀状には、豊橋鉄道渥美線の古い写真が添付されています。市内在住のその方には、「私は貴方を知りません」と表記して返信年賀状を投函することしました。
年賀状の送り主が誰なのか? 友人に電話をしてみると、同じ鉄道サークルのメンバーとの事でした。名鉄電車を貸し切った結婚披露宴のカラー写真と記事が、中日新聞半面で掲載されているのを後日確認しました。たまにお邪魔する店の奥さんが、昔から鉄道写真を撮影している人物がいるということで、面識の無い彼に、私の住所・氏名を教えたのだそうです。営業活動の一環として届いた年賀状であったものと思っています。
平成14〔2002〕年3月31日限りで廃線となった長野電鉄木島線。廃線区間は、信州中野〜木島間12.9km。廃線間近の平成14〔2002〕年3月15日、日没後、布団を積み込みワゴン車で木島線の撮影に向かいました。長野県内の小布施SAで、まずは車中泊。沿線を2日間撮影。3月18日の0:30自宅戻り。この間の走行距離は、約790km。隣の県ながら、終点木島は新潟県に近い場所で、随分遠出した感じでした。
木島線を代表する撮影スポット、夜間瀬川の橋梁を撮影することにしました。堤防の踏切付近には、マニアの姿が10人程。私一人が、川原に下りて撮影を試みることにしました。しばらくすると、堤防を走行する車が到着。「あれ、豊橋ナンバー車」 車から降りた男性は、カメラ持参であたふたと堤防を下り、私の斜め後方に立ちました。「中日新聞、結婚披露宴写真の彼では?」と思い声を掛けると、年賀状を送ってくれた本人でした。奥さんと長野県を旅行中で、1列車を撮影すると、奥さんの元へ去って行きました。面識の無かった人物と初めて対面したのが、夜間瀬川の川原でした。偶然の出会い以外の何ものでもありません。
その後、彼とは豊橋市内で再び鉢合わせすることになり、「小早川さんって、意外とイイ人なのですね」と一言。返信年賀状の文面が、悪い印象を残してしまったようです。
写真1枚目、高社山をバックに夜間瀬川の橋梁を渡る3500系「マッコウクジラ」。赤岩〜四ケ郷間。No.1932−9・平成14〔2002〕年3月17日(13:45頃)撮影。
写真2枚目、終点の木島駅を発車する、元営団地下鉄の3500系2連ワンマンカー。No.1928−13・平成14〔2002〕年3月17日(12:03)撮影。
写真3枚目、千曲川に沿った区間を走行する木島行。田上〜柳沢間。No.1927−20・平成14〔2002〕年3月17日(9:10)撮影。
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