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試験場には誰よりも早く着くようになった
手提げバックも受付の最前に置き「順番取り」 つい先程まで代行の伴走に従事し、寝ずの試験に挑む仲間の為に、早めの試験順位を促す ここ最近は、合格目前な先輩の後部座席に搭乗し、技術を盗む為の策略を優位に行えるよう努め もちろん試験初心者さんには「親切丁寧」に手続きの方法を教授する
但しウザくならないようにね
9回目の挑戦 自信はある! う〜ん我ながら「立派な重鎮」となってしまったなぁ〜(笑)
「確認」はリズム良く1・2・3
「速度」はエンジン音で計り
「ギアシフト」のタイミングは目を閉じてもイメージできる
「試験車」のナンバーを見ればその車の癖(特徴)も知っている
1番 英之輔さ〜ん
すっかり身についた儀式を終えエンジンスタート 今日決めてやる!
試験が始まった
試験中、試験官が赤ペンでチェック(減点)する「シュッ」と言う「音も動作」も皆無
指摘された「確認」は直接目視に加え「車両傍の確認」=ミラー確認を強調した動きを実践
今となってはなんでも来い! 苦手な通称3コースを走る
全行程を完走 「胸の鼓動がバクバクと高鳴る」 試験発着所に辿り着いた
エンジンを切り、試験官の反応(顔色)を2秒程伺う
不合格ならばここで即受験カードを返されるのだが・・・
ドアを10CM開け後方確認 下車 ここまでが試験の範囲である
車両の後方を廻り、試験官の前に立つ
しまった!!!!!!やっちまった
緊張の余りプラットホームから30CMも離れて停めてしまっている 血の気が引いて行く
『ガチャ』試験官がドアを開く おもむろに私の顔を見上げる
「バカ!!」
試験官:ここでの停車は何CMか知ってるのか!!
英之輔:あ はいスミマセン 知っています(あくまでも謙虚に)
緊張のあまりココに着いたとたん頭が「真っ白」になってしまって
試験官:ならばどのくらいで停車すれば良いのか!
英之輔:(実際に自分の足を置き)靴一足分です
試験官: ふ〜もう バカタレが (ニコ^^)合格 「ご う か く」だよ
全身の力が抜け切る 足がガクガクと震えていた
2Fの「試験者待合席」に走って戻ると 2F席から始終を見ていた仲間(とは言え、皆さん先輩ばかりである)が拍手で迎えてくれた(;○;)泣
早速、合格申請を手伝って下さる通称「親分」
そして一言「この苦労を一生忘れるなよ、絶対事故は起こさない事。2度とココに来る事にならないようにな」
プレッシャーとストレスから解放された安堵
なんとも言えない感動と共に、ココで知り得た仲間との出会いに
感謝を覚える
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