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札幌は既に秋の風が吹きはじめています。
本来夏が旬と勘違いしがちなのですが、実は秋口に乗るのがイチバン美味しい車、それはオープンカー。
というわけで、以前試乗させて頂いたボルボC70について簡単にレポート。

<デザイン>
先代のC70がV/S70をベースにしていたのに比べ、今回のC70はネーミングこそ70シリーズですが、その母体はS40/V50シリーズ。でも、ボディパネルはほとんどがオリジナルです。
全体的なシルエットは大人しめ。ただ、最近のボルボに共通なのですが、ウエストラインがやや高く、全高は低めなので、端から見ると昔のドロップヘッドの印象。
ルーフはスチール(アルミ?)のため、トップを閉じた状態では完全なクーペデザインですね。ただ、前述の通り、どちらかと言うとルーフを開けた方が僕は好きです。
こんなクリーンなデザインですが、それがボルボの持ち味だと思いますので、少なくともボルボのフィロソフィーを理解している人にはこのデザインは十文以上だと思います。永く乗っても飽きが来そうにないし。

<室内>
内装はS40/V50をベースにしているため、インパネはほぼ同意匠。シートは他のボルボファミリーと同じく身体を優しく、かつ確実に包み込んでくれます。大人4人が乗っても苦情の出ない室内空間。品質もこのお値段にしては良いのではないかと思います。ただ、試乗車は本革シートでしたが、ボルボの常でこれはベーシックパッケージの一部。オプションがかなり高価になってしまうのは致し方ないところでしょうか?
ルーフの内側は見事にトリミングされています。これはスチールルーフのメリットの一つ。
唯一気になったのは、着座位置が低く、ウエストラインが高いため、見切りがちょっと良くないかな?と思った程度。

<ドライビングインプレッション>
まず走行性能から。
試乗車はNAエンジンだったのですが、5気筒2.5リッターエンジンは低回転では十分なトルク、高回転までもスムーズに回る、現代的なおりこうさんエンジンです。燃費もそれなりにいいのでしょうね。走りを求める方でなければNAエンジンで十分だと思います。足回りは、どちらかと言うとタウンライド向き。せいぜい、アメリカのフリーウエイまででしょうか。けっして峠道をびゅんびゅん飛ばす味付けではありません。T-5ではそのあたりがどのように躾けられているのか気になりますが。
でもって、オープンにした印象なのですが、信号待ちの間にスムーズに電動トップの開閉ができる。オープンにしても走行性能はほとんど変わりません。風の巻き込みは多少あるものの、日本国内の制限速度では慌てふためくほどではないと思います。両サイドのウインドウをあげればほとんど気にならないレベル。オープンとクローズのボディ剛性の差もほとんど感じられません。ちょっと大きめのショックでも、ウインドウが揺れたり、ボディのきしみ音は皆無。さすがボルボ、がっちりしています。

<結論>
オープンカーにありがちな「ワクワク」感にやや乏しいものの、分別の付いた方ならこのオープンカー、ビンゴだと思います。多分、この車を選ぶ方はブランドに関してはボルボの一点買いなのでしょうね。あまり他社の車と比較される方はいないでしょうし、その必要は無いと思います。他のオープンカー、例えばBMWやメルセデスが「華のある」車作りなのに対して、このオープンカーは「ボルボなりに華やかさを演出しようと努力しましたが、やはりボルボの殻から抜けることはできませんでした。でも、これはボルボのフィロソフィーの一部であり、ボルボの最大限のホスピタリティーを感じて頂きたいのです」といったメッセージがひしひしと伝わってくるような気がします。
でも、T-5が思いっきりスポーティだったらちょっと僕の持っているボルボのイメージと違ってしまうかな?というわけで、やはりベストチョイスはNAエンジンです。

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