雑想記

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『クレーマー』とは?

 クレーム(クレイム、英語: claim) はサービスに対する苦情や改善要求、契約或いは法上の権利請求を指す外来語。損害賠償請求やごり押し等による不当な強迫要求や請求の意味で用いられる場合もある。原語では正統な権利主張または請求の意味合いが濃く、苦情や不平については別の語(英語: complaint)が対応する。(クレーム - Wikipediaより)

 クレームとは商業活動の上で取り決めた契約や購入した商品・サービスに対し瑕疵があった場合や損害が生じた場合に苦情や改善要求・権利請求を行うということですね。
 企業間の場合は納期が遅れたとか、消費者の場合は買った食品が腐っていたとかで、損害賠償請求とか同等品との交換等があります。また先にあった「高齢者への過剰なPCサポートサービスの解約請求」などもこれに含まれるのでしょう。
 元来クレームは受ける側にとっても有益とされ、クレームによって自社のサービスや商品の欠陥や今後のビジネス展開のヒントが明らかになる点が評価されています。
 ただ日本では「クレーマー」と呼ばれると「高圧的威圧的または執拗な手段を用いてクレームを付け過剰なサービスや損害賠償を得ようとする人物」とされ広義では「言いがかり的に介入して恐喝行為や要求を通そうとする人物」も含まれます。
例としては故障した商品を高級品と交換しろと繰り返し要求したり、返品に訪れて交通費も払えと店頭で威嚇するなどです。また後者は「CMを観て苦痛を感じた。損害賠償をよこせ」とかドラマでお馴染みの食堂で用意した虫を混入させて飲食料を無料にさせようとしたりですね。

 クレームを入れるお客様は有り難いが、クレーマーは企業にとっては避けたい存在です。でもその違いは見えにくく、興奮しているお客さんをクレーマーと思って対応したら、話をじっくり聞いてみたら正当な権利請求であったということが多々あるそうです。


「車掌さんを守れ!」

 9月22日午前10時40分頃に大阪の近鉄・東花園駅で他の駅で発生した人身事故により運転見合わせとなったことで数名の乗客に囲まれて対応していた男性車掌(26)が突然衣服を脱ぎ捨て線路上に立ち入ったあと線路高架から7m下の道路に飛び降りるという事件が発生しました。
 この事件はネット上でも波紋を呼び「横暴なクレーマーの犠牲になった車掌さん」に同情する意見が大勢を占めるようになってきました。


  しかし昼過ぎには話は少々おかしな方向に進み始めます。
折しも、事件を受けて近鉄広報が報道機関の取材で、「不適切なことで誠に遺憾であり、申し訳なく思っています」と謝罪し「社内規定に基づいて処分を検討している」というコメントを発した頃です。
 それまでも車掌の行為を非常識とする報道に対し「死を選ぼうとするほど精神的に追い詰められたので緊急避難だ」「悪いのは理不尽な態度で迫った客であり近鉄はこういうクレーマーには毅然とした態度であたって社員を守れ」という意見が見られました。ですが上の広報のコメントで一気に「近鉄はこの車掌を処分して幕引きを図ろうとしている。かわいそうな車掌さんを守れ!」という間違った認識がTwitter上に広がりました。
 「間違った」というのは上の記事が書かれた翌日昼の段階でも近鉄側は本人に対する事情聴取さえ行われておらず事件の詳細さえ把握できてない状態で具体的な処分の検討すら行われていないのは明らかなのだが、「処分を検討」というコメントが一人歩きした状態だからです。
(広報のコメントも社員不祥事のテンプレートだと思われ、実際に具体的なアクションは起こしてません。)

 「助けろ」の声は次第にツイッター上の意見からより実効性を求めて近鉄HPへの意見メールを送ることにが呼びかけられ、更には寛大な処分を近鉄社長に願う「嘆願書」を送ろうとネット署名を呼びかける人まで出てきました。近鉄に寄せられたメールの数は翌日昼の時点で1500通、嘆願書に賛同して署名した人は25日16時の時点で18000名を超えています。


「処分」とは?

 一般的に処分とは「懲戒処分」を指します。
懲戒処分とは、職員に非違行為があったとき、その職員に対する制裁としてなされる処分です。詳しく言えば遅刻の常習者、保安規則に定められた定期点検を怠った係員、部下が違法行為を犯した上司の監督責任など、就業規則や各種社内規定に違反した社員を懲戒規定に基づいて減給等の処分を加えて社内秩序を維持する制度です。
ただし規律の違反があっても人事上の他の手段(上司による叱責、査定上の不利益、左遷、昇進取りやめ等)による処理に換えてしまう場合もあるとのこと。
 では実際に懲戒処分に附される可能性があるのでしょうか?
続報が出ていないのでなんとも言えませんが、車掌さんが行った行為を考えれば処分を受ける可能性は十分あります。
その行為とは、

① 公衆の面前で勤務服装である制服制帽を脱ぎ捨てた。
② 許可を受けず線路上に侵入し、軌道上を歩行した。
③ 高架より飛び降りた。
④ 一連の行為により鉄道の正常運行回復に支障与えた。

 これらの行為は各種の法令で禁止されている不法行為であり、近鉄の社内規定にもおそらくは明記されているものと推察できます。つまり「鉄道員でなくともやっちゃ行けないだろう」という部分ですね。この他に社内規定に抵触するかもしれません。
 今回の意見では「苛烈なクレームが原因なので処分はおかしい」とありますが、それは情状酌量の範疇であり、処分に値するかは「その場の状況判断」が適切だったかです。
いくら追い詰められて判断能力が低下していても、他に穏当な回避方法がとれなかったのかがポイントとなります。その点では情状酌量に値するか、また他の回避法が無かったのかは部外者が知るよしもありません。


立場の弱い人を助けるという物語

 ここまで書くと見えてくるのですが一連の「守れ!」の動きには何ら実態の無い架空のシナリオに沿って語られているのではないでしょうか。
 実際に事件の全貌が究明されているわけでも、懲戒処分の審理が行われている訳でも、車掌さんが実際に不利な処遇をされていると訴えている訳でもないのです。
ただ「異常な行動を取った車掌が、その時乗客のクレーム対応をしており、飛び降りる際には「もう嫌だ」等のことを口走っていた」というヘッドラインニュースを、ツイッターからの断片情報で構築した「社会の理不尽さと組織のエゴに翻弄される可愛そうな車掌さん物語」があるように思えます。
 件の嘆願書ではその目的を「車掌さんの人事処分を一旦白紙とし、事件の原因およびその背景など事実関係を十分に調査し、車掌さんに対する寛大な処遇ならびに心のケアを優先的に行うよう求めた嘆願書を近鉄本社に提出することにあります。」とあります。
しかし、これはおかしいですよね懲戒処分は企業活動の一環です。そこにその企業の活動に参加する権利の無い人が当事者からの要請も無いのに社会正義の名の下に介入し、自分たちの要求を突きつける・・・。
 確かに1万人以上が賛同している事実は重いですね。この嘆願書を受けた近鉄はこの取り扱いに慎重にならざるを得ないでしょう。
 しかしそれは道義的に正しいことなのであろうか?
 結果的に真実が架空のシナリオ通りであったとしても・・・。
そんな恣意的な独善的な判断で「マス」を頼って要求を突きつける方法が正しいのであろうか?
 私にはその車掌さん詰め寄った乗客達と「車掌さんを守れ」と近鉄に詰め寄る人達が同じように見えます。
 どちらも独善的な正義の怒りを近鉄という会社(の人間)にぶつけているだけのクレーマーではないのですかと言いたいです。
(一万人以上の人が賛同しているのだから、私の方が異常だとは思うのだけどね。)

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宇治だ!お祭りだー!

 6月4日(土)と5日(日)の両日は『響け!ユーフォニアム』のファンにとっては特別な日ですね。4日には宇治市文化センターで公式イベント『「響け!ユーフォニアム」今年も!宇治でお祭りフェスティバル 』が開催され、5日には作中でのエピソード「あがた祭」が行われます。この機会に舞台である宇治へお越しになるファンの方も多いと思います。
お祭りなので地元のファンの一人として皆さんには大いに舞台・宇治を楽しんでもらいたいと思う反面、当日は観光客や周辺住民の方が大挙して宇治入りすることが予想されそれに比例してファンとのトラブル発生も危惧しています。そんな地元民として気になることを纏めてみました、参考にしていただければ幸いです。


1 あがた祭は例年12万人が訪れる一大イベントです

  神事は深夜から未明に行われる奇祭として有名ですが、多くの人はJR宇治駅前の商店街から県神社までの約1.5kmに渡る露店群がお目当てです。5日の昼頃から夜の10時頃まで人波が途絶えることがありません。久美子ベンチをはじめとした宇治中心部の舞台にも人々が溢れますので舞台写真を撮られる場合は注意が必要です。また混雑緩和のために宇治橋西詰のベンチコーナー(チューバカップルが待ち合わせた場所)等は閉鎖されたり、サイゼリアは22時までの営業だったりしますのご承知おきを。


2 舞台の占有はNG、みんなで譲り合って

  期間中はユーフォファンも相当数が宇治入りすると思われます。各舞台でもファンが殺到して写真撮影等を行われますが、「聖地はみんなのもの」という気持ちで譲り合っていただければと思います。特にグループだとその場で談笑して盛り上がるところですが、周りにいる他のファンの存在も気に掛けてあげて下さい。
  あと舞台では普通に観光客や地元の人達もいますので「アニメの人達がいっぱいで追い出された」と苦情が出ないように、他の方のスペースを空けておくとか先客がいるようでしたら後で回るとかの配慮もお願いします。


3 コスプレ・楽器について

  コスプレについては観光協会等から規制とかは出ていませんが以下のような点を考慮願えればと思います。
 ① 幼い子供達や外国人の観光客などコスプレ文化を理解できない人達も多数いらっしゃいます、宇治も観光地としてのブランドイメージがありますので女装や年齢ギャップの大きい衣装は自粛していただければと思います。また公的なイベントと誤解をまねきそうな集団での撮影会や着ぐるみの着用も考慮を・・・。
 ② 北宇治高校生のコスプレについてはお祭りの期間中は少年補導の目もありますので午後10時以降の着用は配慮していただければと・・・。(高校生コスは中の人の年齢までわかりませんから、無用のトラブルを招きかねませんので)
 ③ 現場では更衣に使えるスペースはありません。駅や街角の公衆トイレも大変混雑しますので、更衣のための利用は絶対にやめて下さい。

  楽器については重要なアイテムですが・・・
 ④ 移動時や混雑する場所では楽器の大小にかかわらずケースや鞄に格納するようにして下さい。また運搬時には特に小さいお子さんとの接触に注意下さい。
 ⑤ 楽器の音出し/演奏については薄暮時〜午後8時頃までは周囲の状況を十分に考慮して行って下さい。(時間帯については場所によって一律には言えません)
    完全に暗くなり安息時間となる午後9時以降は(ネットでの批判を含めて)トラブル防止のため自粛されるのが無難でしょう。


4 大吉山登山には十分な用意と配慮を

   まさに今回のメインイベントとなる大吉山登山です。手軽に上れる山ですがそれそれなりの準備とマナーをお願いします。
 ① 登山道の入口から展望台まではゆっくり歩いて約20分ほどです。路面は未舗装ですが軽トラで登れるほど整備されており、足への負担は比較的少ないですがそれでもヒールとかでは無理があります。歩きやすい靴と服装で登りましょう。
(登山道では行き交う人同士挨拶を交わせば好印象です。)
 ② 日中はかなりの暑さになると思われますが展望台付近には自販機はありません。近くに水飲み場として水道(?)がありますが飲用としてはお薦めできません。またトイレもありますがかなりワイルドですので、飲み物の調達とトイレは麓で済ましておくことをお薦めします。
 ③ 展望台付近は日中/夕方を問わず、観光客(ハイキング客)や地元住民の方が数多く訪れます。展望台はみんなのものですからファンで占有することが無いように願います。具体的にはベンチに腰掛けて長時間談笑したり、荷物を置いて撮影したりは状況を見て来られた方に席を譲る等して下さい。その際は「こちらにどうぞ」とか一声掛けてあげますと好印象です。また展望台のテラスも同様に譲り合って景色を楽しみましょう。
 ④ 夜間の登山は必ず懐中電灯など明かりを用意して下さい。登山道や展望台付近は今も街灯などの照明設備は一切整備されていません。月明かりなどで登れないことはありませんが、事故防止のためにも小さなLEDライトでも用意していただければと思います。(他の登山者からも無灯火で近づいてくる人は怖い存在です)
 ⑤ 展望台は宇治市街を見下ろす山の中腹にあるため麓の住宅地まで音が届くことがあります。少々の騒ぎ声ではまず問題ありませんが、楽器による生演奏やスピーカーで音楽を流したりする際は音量や風向きに注意して下さい。(夕方以降は特に注意を)


5 その他

 ① 5日は宇治中心部の駐車場は軒並み閉鎖されます。4日も祭りの準備等で一部駐車場が閉鎖される模様です。宇治入りは京阪またはJRの宇治駅からされるのが良いでしょう。
 ② 5日は宇治市でユーフォファンのもてなしプロジェクトに取り組む『響け!元気に応援プロジェクト』の皆さんがJR宇治駅近くの宇治橋通商店街にある京都文教大学サテライトキャンパスをファンの休憩場として開放されるそうです。
詳細はこちらで発表があるでしょう→   http://hibikejoinus.blog.fc2.com/
 ③ 5日には京阪電車宇治線で『京阪電車オリジナルステッカー』の配布がありますが、できるだけ多くのファンの手に渡るようにお行儀良く振る舞いましょう。


以上です。ご意見はコメント欄にお願いします。

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葵先輩のお誕生日会で気付いたのだけど・・・

 先日2月13日(土)に行われた響けPJ主催の『響け!ハッピーバースデー♥葉月&葵お誕生日会』での発表ネタを考えていた時のことです。葵ちゃんこと斉藤葵への愛を語る上で彼女のポジションを再確認しているとふと気付いたのです「ストーリーに直接絡まない」ということに・・・。

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 物語での彼女のイベントは、
① 久美子と幼なじみでユーフォ奏者であることをバラした。
② 受験勉強のため部活を辞める
の2点です。原作小説ではその辺の描写は淡々としており、中盤に一瞬スポットが当たってすぐに降板した印象ですし、アニメ版でも②は前年の新入部員集団退部事件と絡めた受験との葛藤として肉付けされ、小笠原部長のコンプレックスを露わにするエピソードに使われています。
(原作者の武田綾乃先生は講演会で斉藤葵のアニメ版での展開について感謝している旨を発言しています。)
 ですから誕生会ではこのような話をして「そんな彼女に劇場版にて出番があることを祈ります。」と締めるつもりでした・・・。(結局、発表する機会はありませんでしたが、)この時は劇場版の出番云々はあくまで座興のつもりでしたのです・・・。


劇場版予告に登場しない!


 座興のつもりが、笑えない状況になったのが2月5日に新キービジュアルと共に公開された冒頭に掲げた新しい劇場版予告を改めて見直してからです。
 1分30秒の予告としては長めの尺の中では北宇治高校吹奏楽部の面々が名シーンの中で登場しますが何故か斉藤葵の姿が見当たりません。アニメ版のOPにも登場しアニメ版公式サイトにもキャラクター&キャストにクレジットされている彼女の姿が無いのです。
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予告終末のクレジットにもその名がありません。
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厭な予感がするので劇場版公式サイトで確認してみます。
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やはりキャストにもクレジットがありません。声を充てている声優・日笠陽子さんは主役級を張る人気声優であり脇役であってもクレジットされるのが通例ですが・・・。
もしやと思いこれまで2つある劇場版PV(予告)を見直してみます。
まず劇場版公開と続編制作決定を告知する【特別告知】です。


続いて最初に公開された劇場版予告【特報】を


いずれも斉藤葵の姿は明確に確認できるカットはありませんね。


劇場版の尺の問題か?


 私は以前このブログで「劇場版は原作準拠の3部作で再構成される」と考察しましたが、【特別告知】で「TVシリーズを振り返る」としている以上大きなストーリー変更はないと思われます。順当に行けば序盤を彩るエピソードとして斉藤葵の退部は描かれるはずです。
 ですがここで問題があります。それは劇場版の尺が概ね2時間という枠に当てはめねばならないと言うことです。同じ京都アニメーション制作の『涼宮ハルヒの消失』が約160分という例もありますから、120分〜150分というのが一つの目安でしょう。これに対しアニメ版(TV)は全13話で本編約260分のボリュームがあります。
単純に約半分のエピソードやシーンはカットして話を再構成する必要がありますね。
 アニメ版はシリーズ構成が前半はゆったりとした流れで、オーデションを境にして後半は濃密な時間を過ごすようになっており、これが部員達の演奏技量や意識の変化に緊張感を与えています。・・・となると「今」の部員の成長と直接結びつかない「新入部員集団退部事件」と「久美子の中学生時のトラウマ」のエピソードはカットまでも時間を掛けずに続編の伏線程度の紹介に留めることが考えられます。

 その際、退部事件のエピソードは中瀬古香織のソロオーデションと絡めて紹介することが可能であり、斉藤葵の退部のエピソードとそれに起因する小笠原晴香部長のコンプレックスに関するエピソードが丸々カットされても物語が成立と思われます。
そうなった場合、斉藤葵というキャラクターの存在自体が希薄となり最悪「最初から存在しない」可能性だってあり得ます。

 はたして、『斉藤葵: 日笠陽子』というクレジットが劇場版のエンドロールに記されるのでありましょうか?ちょっと不安です。

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 その夜、京都・南座では三波の咆哮が場内を振るわせました。
10月31日の夜、響け!ユーフォニアム感謝イベント「京都でお祭りフェスティバル〜南座へようこそ〜」でのオーラス、MCからの「最後に皆さんにお知らせがあります」の声でスクリーンに流れ始めたPW画像にまず第1の雄叫びが上がる!期待と確信の雄叫び!
「地獄のオルフェ」の曲に合わせて次々と流れる北宇治の日々、最初のインパクトで『劇場版公開決定!』をカットインされて第2の雄叫び、歓喜!
続いての「そしてー」の文字に期待がさらに膨らむ
ジェットコースターのような映像と登りつめていく楽曲とフィニッシュで顕された『続編制作決定!』で加速された第3の雄叫び−ー
歓声と熱気の中で誰もが「2期キター−−!」と喜んだに違いありません。

・・・でも私達はここで大きな勘違いをしていたのかもしれません。

勘違い?① 『2期』ではなく『続編』

 公式HPでは「吹奏楽コンクール府大会までの道のりを描いたTVシリーズを振り返る『劇場版 響け!ユーフォニアム〜北宇治高校吹奏楽部へようこそ〜』の公開と、
その後の展開を描く続編の制作が決定しました!」と公表しています。
普通の感覚では「2期=続編」、すなわちTVアニメシリーズとして「関西大会以降を狙う話」となります。今でも殆どの人はこの認識でしょう。

・・・でも何か引っかかるのですよね。それは南座での発表時、キャストの一人が「2期」と言いかけたのを慌てて「続編」と言い換えたのが下敷きになっているのですが、文脈としては通じるのに何故か「続編」という二文字に納得できないのです。
その原因の一つに総集編としての『劇場版』を公開すると先に発表している点です。
先の公表文を要約すると「TVシリーズを振り返る『劇場版 響け!ユーフォニアム〜北宇治高校吹奏楽部へようこそ〜』の公開と、その後の展開を描く続編の制作」です、この書き方では「続編」がTVシリーズのとも、劇場版のともどちらの続編にあたるのか判然としません。インパクトを与えたい公表PVはともかく、文字で表すサイト上の文章としては極めて不自然な文章です。
 自体の軽重考えれば「その後の展開を描く続編の制作とTVシリーズを振り返る『劇場版 響け!ユーフォニアム〜北宇治高校吹奏楽部へようこそ〜』の公開を決定しました。」となるのが一般的でしょう。
 やはり「TVシリーズの続編」とは素直に考えにくいですね。

勘違い?② 劇場版は間繋ぎなのか?

 「ユーフォの2期は早くても平成29年になってからだな・・・」という話が以前にツイッターで交わされました。監督とシリーズ演出のスタッフがそれぞれ別のTVシリーズと劇場作品の監督をするのでスケジュール的に28年中の制作が難しいだろうというものです。それもあって劇場版公開決定というのは私的には「うまくやったな」というのが第1印象でした。総集編という形なら既にある素材を切り貼りすれば良いのですから新作カットを加えても短期間で制作可能です。28年中に公開して次の続編につなげれば良いんです。
 しかし・・・、やはりこれにも引っ掛かりを感じます。

 引っ掛かりのその1は、同時に開催された「第2回京アニ&Do ファン感謝イベント」でのスタッフ座談会等の席上で「京アニの良い点」との質問に監督クラスから中堅スタッフまで一様に口にしたのが「全ての部門が揃っていて意思疎通が容易であり互いに刺激を受ける」と「常に新しいことに挑戦する(させてくれる)会社」ということです。そんな好戦的な制作会社が単なる間繋ぎの作品を作るのかという疑問です。
 引っ掛かりのその2は、南座で観た告知PVとネット配信された告知PVとの落差です。端的に言えば冒頭に描写した感動がネット配信では全く湧かないのです。
劇場を埋めた大勢の熱気と興奮も、何よりも全身にぶつかり体を抜けてゆく音の塊が感じられないのです。それぞれの『○○決定!』の場面ではそれこそバーン♪という感じで音楽に張り倒されてそのまま告知文を目の前に突きつけられる感覚はあの場でないと感じられないのです。

 ここで一つの考えが考えが思い浮かびます、曰く「劇場版は『音』で勝負する!」
TV版は「人間関係」に焦点を充てて描かれましたが、劇場版では「音の成長」が主題でないかと・・・。
サンフェスでの発進の際のシンバル、コンクールでのタンバリン、どちらも描かれていますがヘッドホーンで聞かないとわからない音・・・、麗奈と香織の「音質」の違い、それらは映画館の最新の音響システムの中では聞き分けられるのではないかと・・・。チューニングの際に完全に同調した音と空気の震えさえも・・・。

映画館での鑑賞に特化した『オペラアニメ』

 仮に劇場版が『音の成長』がテーマなら、【続編】のあり方も自ずと見えてくると思われます。その道しるべが劇場版に附された「〜北宇治高校吹奏楽部へようこそ〜」というサブタイトルです。これは原作小説の第1巻のサブタイトルでもあり、TV版はこの原作1巻に短編数話を交えて13話で描いています。
総集編としての劇場版なら単に「劇場版 響け!ユーフォニアム」とすれば良いわけです。でもサブタイトルを付けたということはTV版と同じストーリーでありながら別の作品であることを宣言しているようにも思えます。そしてサブタイトルは同時にシリーズ化を現し、原作2巻及び3巻のサブタイトルが話数となるのではないかと・・・。
すなわち『劇場版3部作』

 ここまで書いて何ですがはっきり言って突拍子もない発想です、今の時点では『音の成長』という考えを基にした妄想です。根拠となるのは状況証拠と私の感性だけです。それでもなお妄想を進めるのなら、京アニは今新しいジャンルを開拓しようとしているのではないかと、放送してファンにDVDを買ってもらう従来のビジネスモデルから興行収入で成り立つモデルへの転換、その一つの実験例として映画館での鑑賞に特化した音響と画像の作品・・・、そんな実験にうってつけなのが【響け!ユーフォニアム】という作品だと思うのです。

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 どうも最近は「響け!ユーフォニアム」にどっぷりな家主ですが、たまには咲-saki-の考察もするのであります。

 今回はシノハユ第25話で登場した慕の母白築ナナさんが滞在していた場所について考えてみます。

 前話では慕と3回戦で対戦した高橋知代子と丹羽菜匯劼瞭鷽佑決勝戦が行われる有楽町の国際フォーラム近くのビルでお茶しながら観戦(応援)している様子が描かれました。
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場所はこの辺かな?
 ここで謎の女性に声をかけられて慕への手紙を託されるわけですが、これがナナさん自身の手書きメッセージであったというのが引きでした。

謎の2枚の風景画

 今回登場したナナさんは30歳を超えた子持ちとは思えないほど幼く描かれており、どうやら日本での記憶も失っている模様です。付き添っている二人の外国人女性は何やら意味深な会話をしていますが彼女たちの正体については他の方の考察にお任せします。

 さてこの3人、今回は1週間足らず滞在のようですが、この間に自由時間と称してナナさんを自由に歩き回らせたようです。その時に有楽町までやって来たナナさんはカフェでの娘の試合中継を見たわけですね。

 ・・・で、この3人が滞在しているのは結構広いリビングを持つ部屋です。
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リビングの隣には二つのベットを持つ寝室が見えます。調度品から見ても高級ホテルの特別室でしょうか?
外出をせがむナナさんにロッテ(=ニーナ)と呼ばれた女性はこう答えます。
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・・・ということは成田か羽田の空港近くのホテルでしょうか?

・・・でも何か引っかかります。
そうなのです、この一連のシーンでは『空港』を連想させるモノが登場しなかったのです。上の冒頭のシーンをみても次のシーンの切り替えではその場がどういった場所であるかを先に示すのが咲-saki-流なのです。そしてこのシーンは、
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から始まって、








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のシーンで結んでいます。
 どちらも東京スカイツリーを望むカットで、羽田とは反対方向になる風景は全く「空港」を連想させませんね。
わざわざこの風景で囲ったのには意図を感じますが、その意図が読み取れません。
この風景が3人の滞在先を示しているのは間違いないのですが、この二つの風景は実は別の2地点からの風景であることが特定されています。1枚目が東京ドーム近くの文京区役所の展望台からのもので、2枚目が上野駅近くの台東区役所の最上階(?)からのものらしいです。
【咲-Saki-スカイツリーからこんにちは】

 このため撮影ポイントが滞在先というパターンはなさそうです。となるとちょっと大胆な仮説が必要ですね。

1枚目は場所、2枚目は視線?

 「1枚目は場所を示しており、2枚目はその場所からの眺めを現している」ととりあえず決めてかかりました。
 とはいえ1枚目はともかく2枚目は区役所からの眺めなのでここは「同じような眺め(視線)」という考えです。
 まずは1枚目です。
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 スカイツリーがやや傾いて描かれていますので超広角レンズで撮影された写真から興された絵のようです。この中から目的地を見つけろと言われれば消失点(視線)上にあると考えるしか思いつきません。
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ちょっと画面中央にグリッドを入れてみました。
2枚目にも同じく、
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・・・でこの縦ラインを地図上にプロットしてみると、
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「クローバー」が1枚目、「ハート」が2枚目の撮影ポイントです。(「赤い棒」はスカイツリー)ちょっと交じりませんね。
 う〜んと少し考えます。
あくまで「視線」なので前後は別に意味ないのかもしれません。そこで2枚目の視線
を反対側にも伸ばしてみます。
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 今度は交わりました(当然だけど)。場所は不忍池西側、東大の敷地との間のようです。早速Googleマップで場所を確認してみます。
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④は東大病院で、スカイツリー方向に眺望が稼げそうな高層ビルは①〜③ですがどれもタワーマンションでホテルではないようです。
1枚目で確認すると
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③のタワーマンションが一番条件を満たしそうです。
このタワーマンションは分譲型で間取りも1LDK〜3SLDKと広いリビングを有しています。ホテルではありませんがオーナ個人で高級コンドミニアムのような利用があってもおかしくないですね。2枚目の区役所とは不忍池を挟んで約1km程の距離がありますが上層階だとよく似た眺望を得られると思われます。

 直下には東京メトロ千代田線が走っており冒頭の有楽町方面にぶらりと訪れることも容易です。

 未だに「そろそろ飛行機来るから」の意味が説けていませんが、ここだと池向こうの京成上野駅まで1km弱、スカイライナーで成田空港へ行けることを考えると「もうすぐ空港行きの列車が出るから」という解釈で、食事も車内で食えということでないかと想像します。

 以上、勝手なこじつけで③のタワーマンションにナナさんが滞在していたと結論づけて、今回の考察を結びます。
 みなさんどうでしょう?



おまけ

 実は1枚目の風景は、シノハユ第25話の直前(9/18)に発売された咲-saki-第148局のオーラスカットと同じ場所からの風景です。勿論咲-saki-本編の進行とは全く無縁のカットが、16年の時間差をおいて使われるというのは「白築ナナ」という女性がインターハイに関わりを持つという暗示なのでしょうか?
イメージ 13

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