『写真集 三島由紀夫 '25〜'70』(新潮文庫)「表4」の下記「跋」文に表記のとおり、
"「私はそもそも、天に属するのか?」− 仮面と情熱、創作と行動、死と美の臨界をひたむきに駆けぬけた、文字通り「不世出」の文学者、三島由起夫。彼はまた、つねに世間の注目を浴びたその作家生活と活動を通じて、少なからぬ写真家たちの被写体でありつづけた。華麗にして不可解なるまま「謎」として残された三島の生涯。劇的なほどに真摯な45年を、写真の数々で鮮烈に再検証する。"
三島ファンには必携の写真集です。
構成は、編年体方式で、随所に「三島由紀夫年譜」、「自筆原稿写し」、「作品の抜粋(名文句)」が鏤められています。
"「文武両道」とは、散る花と散らぬ花とを兼ねることであり、人間性の最も相反する二つの欲求、およびその欲求の実現の二つの夢を、一身に兼ねることであつた。"
"想像力も剣も、死への親近が養ふ技術である点では同じだったからである。しかも、この二つのものは、共に鋭くなればなるほど、自分を滅ぼす方向へ向ふやうな技術なのであつた。"
『太陽と鉄』(三島由紀夫)
編集は、三島由紀夫夫人、平岡遥子氏と『新潮日本文学アルバム 三島由紀夫』を担当された藤田三男氏の手になっております。
現行本では、『写真集 三島由紀夫 '25〜'70』というタイトルにて新潮文庫(平成12年12月1日発行)があります。
画像は、『グラフィカ 三島由紀夫』(新潮社)(初版本:平成2年9月10日発行)です。
|