だんじりマニアを目指す「マニア予備校生」のためのだんじり一般教養学習コーナー5時間目の授業です。今回はだんじりの土台である台木について学んでいきましょう!
台木(だいき)は読んで字の如く、土台の木のことです。下の写真の黄色く囲んだ方の、だんじり側面の台木を平台(ひらだい)、それに対して赤く囲んだ方の、だんじり前後面の台木を妻台(つまだい)といいます。
上だんじりでは台木のことを「ねこ」と呼ぶこともあるようです。
全般的にだんじりの側面を平(ひら)、だんじりの前後面を妻(つま)と呼ぶので、平の台木で平台、妻の台木で妻台となるのです。台木だけでなく「左側の平にたかってる人」といえば、「だんじりの正面に向かって左側の側面にたかっている人」ということになります。
平台にあけられた穴(凹)に妻のホゾ(凸)が差し込まれて長方形の土台がつくられているのです。
平台は左右対称で同じ形をしていますが、妻台は前後で形(というか厚さ)が違います。
↑この写真は分解された妻台ですが、上が前の妻台、下が後の妻台です。ね?かなり厚みがちがうでしょ?
そして下の写真が妻台のホゾの部分です。この凸部分が平台の穴に突っ込まれているのですが、このホゾに小さい穴があいていますよね?これはなあに?
平台の穴に妻台を入れて組んでいるだけでは、ゆるんできてもし抜けたらどないすんねん!というわけて上から栓を通すのです。その栓を入れる穴がこのホゾにあけられた小さい穴なんですね。ちなみにこの栓のことを鼻栓(はなせん)といいます。鼻血がとまらん時のあれと同じ呼び名です。
鼻栓は強度がいるため樫の木でつくられています。
↑赤い部分が平台。平台にあけられた穴にズボっと貫通して差し込まれているのが妻台のホゾ(黄色い部分)。それが抜けないように上から妻台のホゾを貫通しているのが鼻栓(青い部分)。というふうに台木は組まれているのです。
次に、平台の取り付けられている梃子掛けです。下の写真の黄色い部分がそれ。
梃子掛けの多くにはいくつかの窪みがつけられていて、これは昔、道路も狭く舗装されていなかった頃に、だんじりが道のでこぼこにはまったりしたとき、この梃子掛けの窪みに樫の木の梃子を当ててだんじりを押していたという、当時の曳行上の工夫からできた細工で、それが現在にも残っているものです。だから名前も梃子掛け。いまではだんじりにたかるときの足場になってますよね。
この梃子掛けは平台の側面からガバっとつけられているだけです。現在はこの梃子掛けもケヤキでつくられていますが、昭和初期にはヒノキでつくられていたそうです。
さて、この梃子掛けについて少し個人的に興味があるのですが・・・
梃子掛けにはショートとロングがあるのです。
↑上の2枚の写真の梃子掛けに注目してください。上の写真のだんじりは梃子掛けが鼻栓まで、妻台のホゾの途中までしかないのに対して下の写真のだんじりは鼻栓を超えてホゾの面まであります。
上がショートで下がロング。
↑斜めからみると違いがよくわかります。
これは、大工さんごとの細工の違いなのか・・・新調された年代によるのか・・・
誰か教えてください!!
はい!ここでチャイムが鳴りました!今日のところはこれくらいにしときます☆
マニアのみなさん、今回の授業に関するウンチク話があればよろしくお願いします!
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