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綱のライン

綱のライン


 「やりまわしは後が3割、前7割や・・・」
 「青年団はだんじりを出せるだけ出せ!」
 「後梃子のアウトのどんすは絞りまくって角にきたら前と引き合いせなあかん」

 誰もが一度は耳にしたことのあるこんな「やりまわし論」。さあ何が正しくて、どうしたらいいのでしょう・・・その答えはひとつではありませんし、答えなんかないかもしれません。だからおもしろいっ!

 今回は青年團のやりまわし時における綱のラインを研究してみましょう!


タイプ1(久世地区小阪の場合)

イメージ 1

↑まずはなだらかめのRでセット。団長の笛の合図までパンパンに綱を張らせスタート。


イメージ 2

↑できるだけRを保ちながら徐々に引き込んでゆき加速していきます。


イメージ 3

↑自然とRをつぶしながら、だんじりが角まで出たところで直角にミートさせます。というより必然的にミートするというような感じですね。

 できるだけRを保ち、引き込みながらつぶしていくので突っ込みの加速、また抜けへ向かって失速を防ぐのに効果的ですが、綱が効きにくいので後梃子への負担、技術力が問われます。
 しかし小阪はやりまわしを毎年バチッと決めてきます。う〜ん、さすがにやりますなあ・・・



タイプ2(我が東八田の場合)

イメージ 4

↑できるだけ直角に近いRをつくりセット。これまたパンパンに張ります。


イメージ 5

↑出せ出せ!怒号が飛び交う中、綱元たちは決めたポイントまで力の限り前へと走ります。


イメージ 6

↑ポイント到達の瞬間、綱元は前への曳きを止め、インへと強制的にミートさせます。

 綱を閉めるポイントで綱元が「前へ曳く」ということを一瞬止めるため、失速の原因になりますが、強制的にタイミングを合わせて当てていくので前の効きが強いです。その分、後梃子はアウト側の手を切るタイミング、イン側の返しの精度が求められます。また一瞬たわんだ綱がびちっとまっすぐ戻る時に抜けへの加速につながります。


 今回はほんの少しですが綱のラインを私なりに考えてみました。
 上の2パターンでも鋭角や鈍角の場合や、青年団の数や体力によっていろんな変化をします。果たして綱のライン、曳き方はどれくらい種類があるのかは分かりません。しかし、これが正しいなんてものはないのだと思います。町ごとに事故や失敗の教訓から独自のラインを持っているからこそおもしろいっ!

 というわけで本日はこれにてお開きです。

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