マニア予備校

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目指せ!マニアへの道

 昨今、だんじりブログ界ではマニアックなクイズやウンチク話が大流行していますが、東八田だんじり小屋では時代の流れに逆行し「だんじり一般教養」を学習するコーナーを立ち上げました!
 だんじりマニアを目指す皆さん!ここで基礎知識をしっかりと身に付け、いつの日か「マニアのおじさん」と呼ばれるよう精進しましょう!
 
本物のマニアのみなさんへ・・・
このコーナーを企画している私自身もマニア予備校生ですので、間違いをみつけたらガツンと指摘してください!
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台木と梃子掛け

台木(だいき)と梃子掛け(てこかけ)


 だんじりマニアを目指す「マニア予備校生」のためのだんじり一般教養学習コーナー5時間目の授業です。今回はだんじりの土台である台木について学んでいきましょう!

 台木(だいき)は読んで字の如く、土台の木のことです。下の写真の黄色く囲んだ方の、だんじり側面の台木を平台(ひらだい)、それに対して赤く囲んだ方の、だんじり前後面の台木を妻台(つまだい)といいます。
 上だんじりでは台木のことを「ねこ」と呼ぶこともあるようです。

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 全般的にだんじりの側面を平(ひら)、だんじりの前後面を妻(つま)と呼ぶので、平の台木で平台、妻の台木で妻台となるのです。台木だけでなく「左側の平にたかってる人」といえば、「だんじりの正面に向かって左側の側面にたかっている人」ということになります。  平台にあけられた穴(凹)に妻のホゾ(凸)が差し込まれて長方形の土台がつくられているのです。  平台は左右対称で同じ形をしていますが、妻台は前後で形(というか厚さ)が違います。
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↑この写真は分解された妻台ですが、上が前の妻台、下が後の妻台です。ね?かなり厚みがちがうでしょ?    そして下の写真が妻台のホゾの部分です。この凸部分が平台の穴に突っ込まれているのですが、このホゾに小さい穴があいていますよね?これはなあに?
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 平台の穴に妻台を入れて組んでいるだけでは、ゆるんできてもし抜けたらどないすんねん!というわけて上から栓を通すのです。その栓を入れる穴がこのホゾにあけられた小さい穴なんですね。ちなみにこの栓のことを鼻栓(はなせん)といいます。鼻血がとまらん時のあれと同じ呼び名です。  鼻栓は強度がいるため樫の木でつくられています。
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↑赤い部分が平台。平台にあけられた穴にズボっと貫通して差し込まれているのが妻台のホゾ(黄色い部分)。それが抜けないように上から妻台のホゾを貫通しているのが鼻栓(青い部分)。というふうに台木は組まれているのです。  次に、平台の取り付けられている梃子掛けです。下の写真の黄色い部分がそれ。
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 梃子掛けの多くにはいくつかの窪みがつけられていて、これは昔、道路も狭く舗装されていなかった頃に、だんじりが道のでこぼこにはまったりしたとき、この梃子掛けの窪みに樫の木の梃子を当ててだんじりを押していたという、当時の曳行上の工夫からできた細工で、それが現在にも残っているものです。だから名前も梃子掛け。いまではだんじりにたかるときの足場になってますよね。  この梃子掛けは平台の側面からガバっとつけられているだけです。現在はこの梃子掛けもケヤキでつくられていますが、昭和初期にはヒノキでつくられていたそうです。  さて、この梃子掛けについて少し個人的に興味があるのですが・・・  梃子掛けにはショートとロングがあるのです。
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↑上の2枚の写真の梃子掛けに注目してください。上の写真のだんじりは梃子掛けが鼻栓まで、妻台のホゾの途中までしかないのに対して下の写真のだんじりは鼻栓を超えてホゾの面まであります。  上がショートで下がロング。
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↑斜めからみると違いがよくわかります。  これは、大工さんごとの細工の違いなのか・・・新調された年代によるのか・・・ 誰か教えてください!! はい!ここでチャイムが鳴りました!今日のところはこれくらいにしときます☆  マニアのみなさん、今回の授業に関するウンチク話があればよろしくお願いします!

入母屋と切妻

入母屋(いりもや)と切妻(きりづま)


 だんじりマニアを目指す「マニア予備校生」のためのだんじり一般教養学習コーナー4時間目の授業です。だんじりの屋根の形式について学習していきましょう!

 「○○町のだんじりはキリヅマや・・・」「ウチのだんじりはイリモヤやさかいに・・・」
 みなさんこんな会話を聞いたことがないでしょうか?このキリヅマやらイリモヤやらはだんじりの屋根の形式の名前なのです。
 「だんじりの屋根ゆうたら上だんじりと下だんじりの差くらいのもんで、だいたい同じやないかい!」と思う人もいるかもしれません。確かにその通り!50メートル先から見たらイリモヤもキリヅマも分かりません。でもその一見同じように見える両者には決定的な差があるのです。

 それでは、その両者の違いを学習していきましょう!

 

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↑これが正面から見た切妻(きりづま)屋根です。どっから見ても普通の屋根ですよね・・・
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↑そしてこれが入母屋(いりもや)屋根です。う〜んこれもどっから見ても普通の屋根・・・ しかしこの両者、下から覗き込んでみれば決定的に違います!
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↑下からアングルの切妻。
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↑同じく入母屋。  もう分かりましたね!黄色の矢印が示す、屋根すぐ下からたくさん出ている四角い棒状のもの、これを垂木(たるき)といいますが、これの角度がまったく違います。  切妻は屋根の側面に向かってまっすぐのびている(これを真垂木(まだるき)という)のに対して、入母屋は屋根の角に出ている隅木(すみき)とよばれる部分(赤矢印の部分)に向かってだんだんと開いていく扇状(これを菱形扇垂木(ひしがたおおぎたるき)という)になっています。まさにこれが切妻と入母屋の差なのです!  また屋根の正面、前回学習した破風(はぶ)にも決定的な差が・・・!  破風には眉決り(まゆしゃくり)と呼ばれる3本ラインが刻まれているということは前回述べましたが、この長さにも差があるのです。
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↑切妻の眉決り
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↑入母屋の眉決り  矢印が示すとおり一目瞭然、眉決りのエンドラインが切妻は破風の端っこまで、入母屋は途中までとなっています。これは入母屋の垂木が正面側にも出ているためです。  さて、ここまでは主屋根(大屋根)の話・・・ほな小屋根はどないやねん!?  小屋根の形式はほぼ100パーセント入母屋なのです。
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↑「あれっ!?」と思った人。鋭いですぞ!先ほど入母屋は屋根の角(隅木)に向かって扇状に開いていくと説明しました。でも小屋根の多くは入母屋でありながら垂木が扇状に開いていません。(上に写っている主屋根と見比べると分かりやすいです!)この垂木をカチコミ垂木といいます。  レアですが、小屋根の垂木もしっかり扇状に開いている豪華な細工のだんじりも世の中にはあります。  はい!ここでチャイムが鳴りました!今日のところはこれくらいにしときます☆  マニアのみなさん、今回の授業に関するウンチク話があればよろしくお願いします!  さて今回は再来週の旧市のだんじり祭で「ここは切妻、あそこは入母屋」と判別できるようにトレーニングすることを宿題とします。しっかり頑張ってくださいね!

破風と葺地

破風(はぶ)と葺地(ふきじ)


 だんじりマニアを目指す「マニア予備校生」のためのだんじり一般教養学習コーナー3時間目の授業です。前回に引き続き、だんじりの部位の名前を学習していきましょう!

 さて今回は破風(はぶ・はふ)と葺地(ふきじ)です。いつもどおりどこの部位か?から見ていきましょう!


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↑上の写真の、赤く囲まれているところが葺地、黄色が破風です。  まずは葺地。これはだんじりの顔ともいえる部分で、美しい曲線に微妙な反り・・・だんじりファンの心を捕らえて止まない部位の代表格でしょう。その反面、やりまわし失敗!電柱に激突!という場面ではこの葺地がバキッ!といってしまうことが多々あります。だんじり修理箇所ナンバー1であることは間違いないです。
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↑これが葺地単体。我が東八田がこの度の大修理で新調した葺地製作中の貴重な写真です。
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↑葺地の上半分には上の様に半円模様の刻みが入れられています。これを箕甲(みのこ・めのこ)といいます。銅版などを葺いた神社仏閣の屋根に見られる模様を彫刻で表現したものだと言われています。  ちなみに、この箕甲を刻む作業は彫師ではなく大工の担当です。  続いて破風です。破風は前回学習した懸魚と一体になっていて、葺地の裏側にあり、普段正面から見えるのは破風の下半分だけです。
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↑普段は見ることができない屋根の内部の写真です。葺地(赤囲み部分)と破風(黄色囲み部分)が重なって取り付けられているのがよくわかります。
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↑破風には上のように眉決り(まゆしゃくり)と呼ばれる3本のラインが刻まれています。破風は懸魚と一体であるためかこの眉を刻むのは彫師の担当です。
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↑これは軒唐破風(のきからはふ)と呼ばれるもので、葺地が二重に細工されていることから通称二重破風と呼ばれます。小屋根の後正面の葺地はほぼ100%この細工がされています。  葺地が二重になっているのに、なぜ二重葺地じゃなく二重破風なのかは知りません・・・マニアのみなさん教えてください☆ はい!ここでチャイムが鳴りました!今日のところはこれくらいにしときます☆ マニアのみなさん、補足説明やこの部位に関するウンチク話があればよろしくお願いします!

懸魚

懸魚(げんぎょ)


 だんじりマニアを目指す「マニア予備校生」のためのだんじり一般教養学習コーナー2時間目の授業です。前回に引き続き、だんじりの部位の名前を学習していきましょう!
 
 さて今回は、懸魚(げんぎょ)です。げぎょとかけんぎょとも言います。まずはその場所から・・・


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↑屋根のすぐ下、矢印で示した赤く囲まれている部分です。これは主屋根の前後、小屋根の後正面の3箇所についています。


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↑懸魚には雲や波などの彫物が彫られることが多く、主屋根正面の懸魚の定番は夫婦岩や御来光などで、わが東八田の主屋根正面懸魚もその定番夫婦岩が刻まれています。最近は、この定番彫物のほかにも色々な題材のものが彫られ、懸魚の彫物題材もバラエティーに富んできました。


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↑我が東八田の小屋根後正面の懸魚です。浦島太郎が彫られています。これまた小屋根懸魚の定番です。


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↑懸魚にはだいたい千鳥(ちどり)という鳥の彫物がつきもの。この鳥の彫物は懸魚にバネで取り付けられていて手で触るとビヨンビヨンとゆれるようになっています。だから、だんじりが動いているときはその振動でビヨンビヨンしています。「ほんまに鳥が飛んでるみたい」な演出ですね。
 この千鳥が事故などで破損し懸魚からとれている状態を「千鳥が逃げた」と言います(ウソです)


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↑懸魚の横幅は(前回学習した)鬼板の横幅と同じ・・・というのが常識!


はい!ここでチャイムが鳴りました!今日のところはこれくらいにしときます☆
マニアのみなさん、補足説明やこの部位に関するウンチク話があればよろしくお願いします!

鳥衾と鬼板

鳥衾(とりふすま)と鬼板(おにいた)


 だんじりマニアを目指す「マニア予備校生」のためのだんじり一般教養学習コーナーの記念すべき第1回の授業は・・・「鳥衾と鬼板」です。
 記念誌や入魂式などで目にする「地車図柄表」(だんじりの絵に番号がふってあってその部位名と彫物の図柄が表になっているやつです)。「6番横槌?横槌ってどこのこと?えーと6番、6番・・・」という経験は一度はあるでしょう?
 マニアたるもの図柄表ぐらい番号なしで分からなアカン!ということでこれから当分はだんじりの部位の名前を覚える授業をしたいとおもいます!そしてその第1回目が「鳥衾と鬼板」です。

まずはどこの部分か・・・?


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↑だんじりの屋根のてっぺん、この矢印の部分です。


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↑赤い線で囲んでいるのが鬼板、青い線の方、3本の反りのついた棒状のものを鳥衾と呼ばれます。
 岸和田型だんじりの代表的な部位のひとつで、上だんじりの場合ここには獅子噛(鬼熊)がついてます。鬼板には一般的にその町の氏神さま(宮入する神社)の紋と両サイドに波が彫られます。我が東八田の鬼板の紋はなぜ氏神の野々宮神社の桜の紋じゃないのかというと・・・古くから東八田には町に天満宮があり(現在も会館の前にあります)それを野々宮神社に合祀したという歴史がありますので、町の神さんである天満宮の梅鉢紋が鬼板に刻まれているのです。


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↑鳥衾と鬼板は上のように箱棟でくっついていて、通常、主屋根にボルトオンされています。トラックでだんじりを運搬するときなどは外します。

はい!ここでチャイムが鳴りました!今日のところはこれくらいにしときます☆
マニアのみなさん、補足説明やこの部位に関するウンチク話があればよろしくお願いします!

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