やりまわし研究室

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やりまわし研究室

 重さ4トンのだんじりを力の限り交差点に突っ込ませ、一気に方向転換する・・・
 この研究室では理想のやりまわしを成功させるため、その技術・スタイルなどを深く掘り下げ、研究していきたいと思います。
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後梃子のセット

後梃子のセット



 正月休みも終わり、仕事も始まったということで・・・このブログもそろそろ通常業務を開始したいとおもいます。。。


 「だんじり祭りは青年団が曳かんと祭りが始まらない そやけど真っ直ぐ走るばかりが続くやわな祭りじゃない 任せとけ俺たち後梃子〜♪」
と、泉州のスーパースターIKECHANも歌っているように、なんぼ前でとる!といっても後梃子なしではやりまわしはできません。今回はやりまわしにおける後梃子衆にスポットを当てて、ダラダラと話をしてみます。


今回は「セット」・・・いわゆるやりまわし前の後梃子の準備隊形を軽く見ていきたいと思います。


イメージ 1


↑セットその1。我が町の通常のセットはこんな感じです(但しウチの町の後梃子の緞子は3本仕様ですが・・・)。イン側は前にパンパンに張り、アザをキープしながら返しのポイントでだんじりに遅れないように常に前に前に進む意識をもちながらスタート。
アウトは逆に斜め後に構えて、アザが返らないように力まず、小屋根の合図その瞬間を冷静に待ちながら恐る恐るついていく感じでスタート、バッシーンと団扇が入るとMAXで斜め後角度をキープしながらうぉりゃー!です。


イメージ 2


↑セットその2。これは青年団のパワーバリバリのいわゆる「曳き合い」スタイル。アウト側がこれでもかというほど後へ絞って構え、合図の瞬間後へ逆曳き!前に曳く青年団と曳き合いをしてだんじりをねじまげていきます。このセットでの端緞子はそれこそロケット状態です。


イメージ 3


↑セットその3。道が狭くて完全にアウトの緞子が張れない、または合図の瞬間に取りしろが狭い場合のイン・アウトともに前へ構える特殊なセットです。アウトはできるだけ早く自分たちが仕事のできるスペースへ出るため前に構え、出た瞬間にバっとひろがってとるという究極の団結力が求められます。
 岸和田旧市・小門を左折した後の武部ぶつだんの前の左折のやりまわしでこのセットからビシッと決める町がありますよね。


 これまた毎回のようにどれが正解なんてものはありませんが、この交差点はこうだとか今日の青年団の勢いならこうだとか、それぞれ考えるのも大切なことですよね?


 後梃子とは・・・一人の天才がいても駄目。だんじりの大きさに関わらず人数は各町ほぼ同じ。青年団のように声を枯らし、がむしゃらな情熱と技術的な冷静さの両方が必要。。。本当にたくさんのことが要求されます。しかし、とにかく大事なのは団結力!これに限るとおもいます。

 今日はこんなもんで置いときます。

綱のライン

綱のライン


 「やりまわしは後が3割、前7割や・・・」
 「青年団はだんじりを出せるだけ出せ!」
 「後梃子のアウトのどんすは絞りまくって角にきたら前と引き合いせなあかん」

 誰もが一度は耳にしたことのあるこんな「やりまわし論」。さあ何が正しくて、どうしたらいいのでしょう・・・その答えはひとつではありませんし、答えなんかないかもしれません。だからおもしろいっ!

 今回は青年團のやりまわし時における綱のラインを研究してみましょう!


タイプ1(久世地区小阪の場合)

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↑まずはなだらかめのRでセット。団長の笛の合図までパンパンに綱を張らせスタート。


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↑できるだけRを保ちながら徐々に引き込んでゆき加速していきます。


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↑自然とRをつぶしながら、だんじりが角まで出たところで直角にミートさせます。というより必然的にミートするというような感じですね。

 できるだけRを保ち、引き込みながらつぶしていくので突っ込みの加速、また抜けへ向かって失速を防ぐのに効果的ですが、綱が効きにくいので後梃子への負担、技術力が問われます。
 しかし小阪はやりまわしを毎年バチッと決めてきます。う〜ん、さすがにやりますなあ・・・



タイプ2(我が東八田の場合)

イメージ 4

↑できるだけ直角に近いRをつくりセット。これまたパンパンに張ります。


イメージ 5

↑出せ出せ!怒号が飛び交う中、綱元たちは決めたポイントまで力の限り前へと走ります。


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↑ポイント到達の瞬間、綱元は前への曳きを止め、インへと強制的にミートさせます。

 綱を閉めるポイントで綱元が「前へ曳く」ということを一瞬止めるため、失速の原因になりますが、強制的にタイミングを合わせて当てていくので前の効きが強いです。その分、後梃子はアウト側の手を切るタイミング、イン側の返しの精度が求められます。また一瞬たわんだ綱がびちっとまっすぐ戻る時に抜けへの加速につながります。


 今回はほんの少しですが綱のラインを私なりに考えてみました。
 上の2パターンでも鋭角や鈍角の場合や、青年団の数や体力によっていろんな変化をします。果たして綱のライン、曳き方はどれくらい種類があるのかは分かりません。しかし、これが正しいなんてものはないのだと思います。町ごとに事故や失敗の教訓から独自のラインを持っているからこそおもしろいっ!

 というわけで本日はこれにてお開きです。

理想のやりまわし

 だんじり祭の醍醐味といえばやっぱりやりまわし。最高のやりまわしを決めたい!という泉州の祭男なら誰でも持っているその情熱を、もっと熱くしようやないかということで立ち上げましたこのコーナー「やりまわし研究室」。
 寄り合いや居酒屋で「今年のやりまわしがどうやった・・・」とか「来年はこないしたらええんちゃうんけ?・・・」みたいな議論(時には激論!)をすること。よくありますよね?そんな雰囲気を自宅のパソコンの前で再現しようという試みです。
 ただ、やりまわし論というものは各地区・各町・各団体・各個人によって千差万別。そのへんをご理解の上、このコーナーで盛り上がっていただきたいなと思いますのでよろしくお願いします。

理想のやりまわし


 さて記念すべき第1回の研究会は「理想のやりまわし」についてです。
 まずは私個人の理想のやりまわしを発表したいと思います。

イメージ 1


 上のふたつの図はやりまわし時のだんじりの軌道イメージです。
 何のこっちゃ・・・☆

 次は私の理想のやりまわしを言葉で表現したいと思います。

交差点の真ん中まで思いっきり突っ込んで、いきなり横に吹っ飛ばされるような急激な方向転換。そして遠くまで一気にワープするかのように交差点から去る

 これです。。。「こんなもん誰でも理想やわい!」と思われるかもしれませんが、とくに私が重要視したい部分は「いきなり横に吹っ飛ばされるような急激な方向転換」のところなのです。
 旧市五軒屋町の江さんはその著書で「まるでイワシの群れが急に方向転換すように・・・」と表現され、八田南之町のご存知ひろたみくんは「正面妻側の屋根が“だるま落し”の台のようにスッコーンと右へすっ飛んでいく・・・」と表現されています。どちらも素晴らしい表現力!
 みなさん私が言いたいことを大体イメージはできたでしょうか・・・?
 というわけで上のだんじりの軌道イメージ図では右のイメージが私の中の理想のやりまわしとなるのです。(図は極端です・・・あくまでもイメージ)
 
 あと、突っ込みは早ければ越したことはないですが、私は突っ込みよりも抜けを重視しています。停止線から団長の合図で徐々に加速してゆきその速度をできるだけ落とさずに方向転換、そしてさらに加速して抜けてゆく・・・私の中ではこれができれば合格点!


 さて皆さんの理想のやりまわしとはどんなものか?また合格ラインはどの辺か?
 今日はこの辺で終わりたいと思います・・・☆

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