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さて、先日の大阪市は福島区の野田恵比寿神社宮附だんじりの紹介続編です! 絹屋&井波の銘だんじり。今回は彫刻をクローズアップしてみました、とくとご堪能ください☆ ↑いきなり圧巻の柱巻きです!題材は「塙団右衛門直之の勇戦」、大坂の陣の樫井の戦いでしょうか? それにしてもすんごい柱巻きですよね・・・武者の持物はすべて金属。360°パノラマの壮大な合戦絵巻が刻まれています。 ↑こちらも大坂の陣から薄田隼人です。強烈な迫力の三枚板正面、金網で全体像は撮れませんでしたが特大キャンバスに迫力の彫りでした! ↑大坂の陣道明寺合戦とくれば有名なのは後藤又兵衛・・・ですがその敵方伊達正宗軍の武将「奥山出羽守」を主人公にした右平の三枚板。ものすごくマイナーな武将にスポットを当てるところもおもしろい!こちらも奥行き・迫力ともに十分! ↑その逆の左平三枚板には後藤又兵衛が・・・以上見送り三枚板は大坂の陣で統一です。もちろん構図・細かさもピカイチです。 ↑ド迫力の後は繊細な縁葛。太閤記逸話モノが刻まれています。こちらも素晴らしい作品でギッシリでしたよ☆ ↑太閤記軍記モノの土呂幕もよかったです。特に正面は下だんじり顔負けの素晴らしい土呂幕でした。 ↑上だんじりの醍醐味のひとつといえば台木の彫刻。波に玄武が豪快に刻まれていました。 ↑腰廻り、ちょうど縁葛を受ける感じで施された組物細工。いい彫物にいい大工仕事。この二つがバッチリ手を結んだら銘だんじりになるのでしょうね・・・ ↑屋根の箱棟にもこの彫り・・・彫物の塊ですな・・・ さて2回にわたってお届けしましたこのレポートいかがでしたか?自分の身近なところでこんな素晴らしいだんじりがあったとは・・・
世の中にはまだまだ銘だんじりがあるんでしょうね〜☆ とにかく銘だんじりとよばれるものは生で見るのが一番!みなさんもぜひ来年の夏にはこの素晴らしいだんじりを堪能しに行ってみてください☆ |
他町祭礼&訪問レポ(その他)
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実は私、9年前に転勤して以来現在も大阪市は福島区で働いています。福島区には夏にだんじりが曳きだされる祭りがあるのは知っていたのですが、恥ずかしながら私は毎年、職場の窓からのぞく程度で今までじっくりとだんじりはおろか祭自体も見たことがありませんでした・・・ 今年こそは銘だんじりとの評判の高い野田恵比寿神社の宮附だんじりをじっくり拝見したい!という衝動にかられ、行ってきました、見てきました! 野田恵比寿神社の今年の祭礼は土日。せっかくの休日に職場の近所まで出かけるなんて普通は絶対にしませんが・・・だんじりとなると気分はルンルン☆今回は野田恵比寿神社の宮附だんじりのその素晴らしさをレポートしたいと思います。では張り切ってスタート! ↑前梃子があり後梃子・幟はなし。風格を感じさせる上だんじりの姿見。 ↑正面のインパクト!すごいでしょ?豪快すぎる柱巻き、車板・・・近所で働いていながらなぜ今まで見に来なかったのか・・・と後悔しました。 ↑後ろ姿もこの迫力! ↑先日新調した須賀の三枚板も強烈でしたが、70年以上前新調のこのだんじりの三枚板もこの迫力!すごいですね〜☆ちなみに大工はあの有名な絹井楠次郎、彫師はこれまた名匠川原啓秀という豪華なコンビです。 ↑獅噛もいいですね・・・個人的に井波の獅噛は好きです☆ ↑車板は枡合・虹梁と一体型で超特大!恵比寿神社だけにえべっさんが鯛を釣っています☆なんと釣り糸までちゃんとありました! ↑平の枡合と虹梁も素晴らしい作品でしょ!?今度見学するときには脚立がいるぞ! と、ちょうどノッてきたところで今回はこれにて・・・
次回は圧巻の柱巻きや三枚板をガツンと紹介しますのでお楽しみに☆ |
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大阪市内に平成新調の岸和田型だんじりがある・・・。という噂をきいてからずっと気になっていました、鶴見区は諸口のだんじり。いつかじっくり見たいなあ・・・と思っていました。 そして先日、「諸口だんじり蔵」というサイトで6月29日諸口「茅の輪くぐり・奉納だんじり囃子」という行事が行われるとの情報をキャッチ!これはぜひ行かねば!ということで、小雨も気にせず行って来ました☆ 大阪市内の大下&木下コンビ作平成新調だんじり。その立派な勇姿をご堪能ください☆ ↑小屋に到着。「奉納祭ばやし」と題して勢いよく鳴り物が囃されていました。もちろん鳴り物は大阪式。なんと鉦はふたつありました。 ↑姿見です。おなじみの大下独特重厚感バツグンの姿見です。このだんじりの前で大阪式の鳴り物が鳴っている・・・ミスマッチなようですがこれがまたいい雰囲気出してました。 ↑主屋根です。これが大下の切妻じゃいっ!四八の千鳥組みは入母屋だけのものじゃないのです!大下さんとこおなじみの豪華な組物に切妻屋根も新鮮に感じました。 ↑枡合です。小屋の中での撮影のため画質がよくありませんが・・・主屋根は源平、後屋根は太平記で統一されていました。枡合の王道題材神話モノは二重枡合にして上段に配置。奥行きも良し、刻みも良し。特に主屋根平の2面は横幅もワイドでした。 ↑正面腰廻りの縁葛〜連子。 左上:小連子はおなじみ「桜井の駅」。左中:縁葛の「秀吉、三法師を擁し清洲城登城」。右上、下:「弁財天現れ清盛の虚勢をくじく」。どれもおなじみのシーンです。いい刻みですねー。 ↑正面土呂幕。「幸村、家康本陣急襲す」。正面土呂幕には少ない題材ではないでしょうか?幸村ファンの私としてはお気に入りの土呂幕です。我が町の見送りにも同じシーンがありますが、この場面って絵になるわ〜☆ ↑左平腰廻りの縁葛〜連子。左上:縁葛「秀吉屈辱を忍ぶ」、左中、右上:小連子「後醍醐天皇壱岐より帰る」、右中、下:大連子「紫辰殿外の戦い」。特に大連子は限られたキャンバスでありながら迫力モノでした。 ↑左平土呂幕は「本能寺の変」。馬上の明智、弓取る信長、奥板では鬼神のごとき蘭丸。土呂幕に本能寺はやっぱり決まりますね〜☆ ↑右平腰廻りの縁葛〜連子。左上、左中:縁葛の「大徳寺焼香」、右上:小連子は「楠木正行、如意輪堂」、右中、下:大連子の「巴御前の勇姿」。こちらも特に大連子がいいです! ↑そして迫力の右平土呂幕。木下といえば佐久間!名作大手町と同じ構図、一門に引き継がれし舜刀彫。 ↑木鼻からピックアップ!ほんまにええ顔しとるなー。 ↑竹の節は風神雷神。 ↑後連子廻りも手抜きナシ。七本槍の猛将の勇姿が刻まれています。奥行きもありいい出来でした! それでは見送り源平は「一の谷の合戦」をドドーンとご紹介しましょう! さてみなさん、いかがでしたか?このだんじりを小屋でじっくり拝見していると「ここは泉州か?」という錯覚に陥りそうになりました。実は諸口は先代も下だんじり(岸和田市畑町3代目)で、先代の魂を引き継いでの岸和田型新調なのだそうです。 それにしても大阪市内でこれほど本格的な岸和田型だんじりが見られるとは思いませんでした・・・! 最後になりましたが、ハチマキさんをはじめ諸口町会のみなさん、こころよく見学させていただきありがとうございました!色々とご馳走様でした☆
いつまでもこの素晴らしいだんじりを大切に、また今年の祭礼も安全に終わられることをお祈り申し上げます。 |
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やらしい天気が続く梅雨空の下、今週も行ってきました入魂式! そしてまた、素晴らしい上だんじりに出会うことができました・・・ 富田林市須賀。 このたびめでたく新調上棟成り、6月22日に入魂式が執り行われました。 新調!と聞いてテンションが上がらないわけもなく、小雨が降る中でも興奮気味で現地に向かいました。 ↑到着するとちょうどお披露目曳行中でした。だんじりの後ろに連なる人ごみをかき分けだんじりに接近を試みます! ↑衝撃が走りました!「なんやこの彫物の塊のようなだんじりはっ!!」心拍数は5番太鼓を刻みます! ↑なんとか前に回りこみます。これまたすごい正面やなー!ぽっかり口を開けてしまうしかありません・・・ なんとかじっくり拝見したいのですが、なかなか休憩に入る雰囲気もないため曳行中のだんじりをついて行きながら激写しましたのでピンボケも多いですがお楽しみください☆ ↑主屋根です。ど迫力の拝懸魚!イカツイ獅噛も素晴らしい☆ ↑前から後ろまで1本で続く縁葛。これまたすごい!そして繊細な刻みです・・・ ↑土呂幕には飛び出してきそうな双竜。この迫力に竜のウロコがたまらんです・・・ ↑台木です。こちらには玄武が荒波とともに圧巻の表現! ↑こちらはド迫力とは対象的な下だんじり顔負けの繊細な勾欄合。これまた素晴らしい! ↑後正面土呂幕。スサノオのインパクトにオロチの躍動感!いいです! ↑正面屋根廻りです。幅広の虹梁には本能寺。ワイドな枡合にはご存知大徳寺焼香の場。3手先5段の組物に金物つきの尾垂木と・・・細部にもぬかりナシ!! それでは・・・圧倒的なド迫力!見送り三枚板を見ていきましょう〜! ↑まずは後正面。清正公の九州征伐です。曳行中でなおかつ幟の隙間から狙ったので画像は悪いですが・・・ちょっとは迫力が伝わりましたかな? ↑後正面右は佐久間です。いやーほんまにすごいわ・・・ ↑最後に後正面左の幸村です。三方とも三枚板の「板」という表現がまったく当てはまらない程の奥行きと立体感・・・そしてド迫力!ほんまにエライもん見せてもらいました! 一目見た瞬間、衝撃がはしり、完全に魅せられてしまいました・・・天気のいい日にまたじっくり拝見させてもらいたい1台です!私の好みのど真ん中でした。。。 須賀の町会のみなさん。この度はまことにおめでとうございます!またお披露目曳行中にはうろうろとお邪魔をいたしました!これからも大切に曳いていってください!! そしてまた必ず、拝見しに行きますのでよろしくお願いいたします! それでは最後に・・・南河内の祭といえば「曳き唄」!これまた素晴らしい歌声ですのでみなさんもご堪能ください☆
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大阪市内の夏祭りの先駆け!平野区は正覚寺の試験曳きが本日6月15日行われました。 「大阪市内で泉州のような囃子や掛け声でやりまわしをやる町がある・・・」という噂をかねてから聞いていた私は興味深々で出かけていきました! 町内を歩く法被姿の方々にだんじり小屋の場所を聞きながら、苦労の末到着!午後3時の曳きだしを今か今かと待っているところでした。 正覚寺のだんじりは先週入魂式のあった和泉市幸のお隣、王子の先代で、上だんじり界のカリスマ大佐の作品ともいわれているだんじり。出発までの待ち時間の間にじっくりと見させてもらいました☆ ↑姿見です。我が町の先代にも似ていま。このだんじりも堺型でいいのでしょうか?かずさん? ↑屋根。上だんじりにしては傾斜のゆるい切妻屋根で、比較的小さめな拝懸魚に大きい隣懸魚が印象的でした。獅噛もド派手さはないものの、いい味出てました。 ↑屋根廻り。3段に組まれた枡組の間には獅子と牡丹の彫刻、虹梁の下の部分の彫物(この部分なんて言うんでしょう?)歴史を感じさせる古風な作品でした。 ↑正面車板付近。上だんじりによく見られるドカーンとでかい車板の彫物ではなく、枡合〜小屋虹梁〜車板という構造。これも下だんじりチック!?車板からはみ出たワンポイントの牡丹が粋ですな。 ↑屋根廻りのバックビュー。旗差しの形、その上に並ぶ七福神の彫物が印象的です。(後ろ梃子の方々が打ち合わせ中だったので寄れませんでした・・・) ↑見送り三枚板のうち平の左右。いい顔してます!詳しい解説はかずさんお願いします! ↑摺り出し鼻と摺り出し受け。こちらの彫物は比較的新しかったような気がします。 ↑幟台。デカイ!そしてこの独特の雰囲気! ↑そして鶏鳴の兄貴お待ちかね!台木の鯉です。キレイな台木でしたが平成18年井上工務店での修理の際に交換されたのでしょうか・・・? そして時間です。ここはほんまに大阪市内か!?と思わせるほど泉州の雰囲気バリバリで勇壮に駆け出していきます! 1年待ち焦がれたこの瞬間。熱い男たちの熱い祭を体感し、私もテンション上がりまくりでした☆
正覚寺のみなさん、出発前の貴重な時間に見学させていただきお邪魔いたしました!本曳きも安全に勇壮な祭をお祈りしています。 |



