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平成20年4月20日(日)。まさに春爛漫!というようないい天気の日曜日、堺のひとつの町でまた、新しい歴史が始まりました。 堺市野々井がこの度、岸和田市の神須屋町のだんじりを購入し、その入魂式が行われました。 ↑朝7時からというちょっとゆっくりめのスタート(寝坊常習犯の私にはありがたい☆)それでも早朝には変わりないのですが、宮さんにはご覧のとおりのだんじりファンが集結!みなさんも好きでんな〜☆ ↑新しい地での嫁入り姿。歴史あるだんじりの歴史ある佇まい。いいですねえ〜 ↑神事が始まりました。野々井は美福連合に参加していますが、氏神さんはお隣の連合にある菱木神社です。 ↑ものすごい人ごみを掻き分けながらだんじりにジリジリと接近。まずは屋根型から。 すっきりとした三手先の組物にどーんと前に張り出した美しい切妻屋根。渋いですね・・・ ↑屋根廻りからピックアップしていきたいと思います。 上:主屋根正面枡合、「川中島龍虎相討つ」 下:主屋根左枡合、「八岐大蛇退治」 ↑上:後屋根左枡合、「本能寺の変、蘭丸の勇戦」 下:主屋根右枡合、「頼朝、朽木隠れ」 ↑腰廻り。正面土呂幕「藤吉郎初陣 伊藤日向守討取り」躍動感あふれるいい彫物ですね。 ↑左平土呂幕「巴御前の勇姿」馬の表現の仕方が独特の味を出してますねー! ↑右平土呂幕「加藤清正、新納武蔵守一騎討ち」この頃のだんじりの土呂幕にはいわゆる「金棒モノ」が必須図柄ですね。 ↑見送りです。最近のだんじりのような派手さはないものの、いい味出してる彫物がいい感じに配置されています。上間庄平の銘が光ります! ↑その他の部位のピックアップです。 当たり前ですが、番号持ちや縁隅木は「野々井」に変わってます。 ↑もひとつその他あれこれ。 梃子掛けの幅がほぞの面までですね。 ↑前梃子関係です。ツツミは梃子受け部分がどっしりしてきれいに巻かれていました。また、前梃子には握りの部分の四方に溝が刻まれています。滑り止めでしょうか? ↑垂木には神須屋町のなごり「神」の文字が・・・歴史の継承ですね。 ↑入魂の儀を終えて新しい活躍の地を疾走します。青年団も後梃子も喜びをかみ締めるように最高の表情でだんじりに魂を吹き込んでゆきます。 野々井の関係者のみなさんこの度は本当におめでとうございます! この日の喜びを忘れず、これからもこのだんじりを大切にしていってくださいね☆ また当日お会いしたたくさんのだんじりマニアのみなさんお疲れ様でした。今年も入魂式シーズン到来!これから忙しくなりますなあ・・・☆
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他町祭礼&訪問レポ(堺市)
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毎年、我が東八田の祭の次の週。私は必ずこの地区の祭を見に行きます。 堺市陶器地区だんじり祭。今や堺も岸和田型だんじりが増えてきて、やりまわし中心の祭がものすごい勢いで広まってきています。我が東八田もこの祭のスタイルになったのは平成に入ってから・・・ウチも含めて堺は昔(といってもつい最近まで)上だんじりでしこる(だんじりの前を上げたり、後を上げたり)祭が主流でした。 この陶器地区は岸和田型だんじりブームにもその信念をゆるがせることなく、現在も堺の祭の伝統を伝えているのです。残念ながら全町を見物することはできませんでしたが、その誇り、伝統を今回はレポートしたいと思います! ↑まずは「福町中」通称「福中」のだんじりです。このだんじりは我が東八田と同じ今年の7月修理入魂式を行いました。J:COMの「だんじり紀行 其の弐拾」でもウチの入魂式と一緒に放送されています。 ↑次に「西中」のだんじり。発光の明るい提灯がスモークに隠れて次に現れたときには真っ赤な提灯に変わるというイリュージョンを見せていました。やらしい話、金かかっとんな・・・ ↑「上之」のだんじり。上だんじりのスタイルに枡組、見送りがある通称「堺型」のだんじりです。陶器では正面コマ提灯はロッコツではなく破風の形に沿って取り付けるのが主流! ↑「田園」のだんじり。こちらバリバリの上だんじり。ドデカイ人形彫がイカツクてシブいっ!陶器は鳴物も独特で特に大太鼓の乱れ打ちが素晴らしいんです! ↑最後に「辻之」のだんじり。こちらも「堺型」の立派なだんじりです。正面獅噛の両脇につけられた弓張り提灯や頬かむりした獅子の木鼻などセンスありです! そして、陶器の祭で忘れてはならないのが、なんといっても女子青年團!団長や大工方のマイクによる掛け声にあわせて踊り祭を盛り上げます。それでは各町のべっぴんさん達をお楽しみください! やっぱり画像だけで陶器の祭を伝えるのは無理っ!ということで今回は頑張って動画もつけちゃいます!「田園」の2日目最後の夜の動画をどうぞ! みなさん陶器の祭を堪能していただけましたでしょうか?まだ生で見たことナシ!という方!来年こそぜひどうぞ!
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これまた少し前のネタですが・・・我が東八田の祭礼の数日前の深夜、同じ久世地区の北垣外の友人から電話がありました。 「今どこにいてんの?」 「まだ小屋におるよ」 「ウチもまだ小屋におるんやけどよかったらおいでよ?」 「おう!ほな行くわ〜」 こんな感じで北垣外の小屋訪問をさせてもらいましたのでレポートします! 北垣外といえば今年、折衷型から完全な岸和田型だんじりに大改造し、9月24日に入魂式を終えたばかり。入魂式当日、私は同じ地区の若頭会の一人として法被でお祝いに行き、午後から我が町の試験曳きを控えていたのでレポートできずじまいだったのでこれはチャンスと、喜んですぐ近所の北垣外の小屋に向かいました。 ↑まずは姿見。この日は灯入れのテストが行われていたらしく、一部提灯が取り付けられていたのが少し残念でしたが。完全な岸和田型のだんじりの姿見に大変身したのはよくわかります。同じ連合なだけにこの変身ぶりには正直びっくり!まるで劇的!ビフォーアフターです。 ↑正面土呂幕。ご存知「川中島の戦 八幡原にて竜虎相打つ」の名シーンです。松本さんの刻み冴えとりますな〜 ↑平土呂幕。馬の目の白目が赤く塗られています。武者の表情とともに凄みがきいてますね。 ↑上:後連子「義経弓流し」下:連子「姉川の戦 本多平八郎の勇戦」。腰周りは3段で連子に大小はなく、縁葛・連子・土呂幕の構成です。義経シブイ! ↑鬼板は、折衷型時代の獅噛にちなんでバクッといってます。この獅噛イカツイなっ!ちなみに、先代の獅噛は会館の中に飾られていました。 ↑松良は王道の左:勧進帳、右:大江山です。我が町と同じ図柄です☆ ↑主屋根形式は切妻。なんと3重垂木!上泉に続き、若野の十八番!組物は四手先七段。尾垂木が上半分に3角形に集まっています。これはなんていうのでしょうか・・・?正面枡合はこれまた我が町と同じで定番の「天の岩戸開き」。 ↑後屋根はなんとも豪華な扇垂木。しかも妻から開き出す珍しい細工です。なんと北本工務店で組まれたとか・・・ ↑左:梃子掛けに「兎に波」の彫刻。この部分に彫物が入るのは最近の流行でしょうか? 右:見送り下腰周りは内側にかなりシェイプされた4層構造。脇障子の細かい彫刻も素晴らしい! ↑上:後正面懸魚。波濤の奥にちらりとのぞく・・・これは誰!? 下:見送り虹梁「牡丹に鳳凰」も細かい! ↑見送りはほぼ改造前のままです。そのうち我が町のように見送り改装はどうですか? ↑まっさらの台木。どっしりとした重量感があります。(サイズの参考にたばこを置いてみました) ↑北垣外自慢の大太鼓。超重低音&超振動のすんごい太鼓です。ほんまにエエ音です。ブチも独特な形です(大北もこんなんやったような・・・) ↑今回の改修でいちばん変わったところといえばココでしょう。御披露目曳行では初めてとはいえ素晴らしい梃子さばきでした! 北垣外のみなさん。このたびは本当におめでとうございます。また、祭お疲れ様でした! 最後に、小屋訪問のとき温かく迎えていただきましたみなさんありがとうございました。それと、ビールごちそうさまでした☆これからも隣村同士お互いに頑張っていきましょう!
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岸和田祭の興奮もさめやらぬ9月17日(祝)堺市西区津久野地区の「中組」の地車新調入魂式がとりおこなわれました。 例のごとくすんごい寝坊をしてしまった私は、せめてだんじりだけでも見たい!と式典会場である踞尾八幡神社へ駆けつけました。 それでは中組の立派な(マジですごい・・・)だんじりを見ていきましょう! ↑まずは姿見から・・・どっしりとしたスタイル。「これが隆匠のだんじりじゃい!」 ↑そして主屋根。眉決りが二本の珍しい入母屋、美しい葺地の木目、繊細な彫刻の懸魚・・・すばらしい! ↑圧巻の正面土呂幕「源平 壇ノ浦の戦 義経八艘飛び」!なんと義経が正面に向かって飛んでくるというすんごい構図!山本さんやりますな・・・正面の腰周りは「鞍馬山の修行」「頼朝との出合い」など義経記で統一されてます。 ↑なんと主屋根平の枡合上にはだんじりの屋根「唐破風」が・・・「七山」を思い出します。 ↑小屋根枡合。細かい刻みですなあ!枡合部分だけ3重垂木で、さらに一番下の段だけ扇に開いています。 ↑右平の土呂幕「一の谷の戦」。武者の表情、甲冑の細かさ、大胆な構図・・・ため息もんです。 ↑見送り。左奥の堂にある障子は本当に開け閉めできるらしいです・・・すげ〜・・・ ↑見送り天井も強烈! ↑摺出し鼻の「だんじり大工」と「彫刻師」。それにしてもこのだんじりにはだんじりの屋根がいくつあるんやろ・・・? ↑式典が行われた「踞尾八幡神社」には源氏遺跡の「義経腰掛け石」があり、それにちなんで番号持ちはその石に腰掛ける義経の姿が刻まれてます。 ↑しかもこの神社すごい!社の彫刻にも唖然です・・・ もうこのだんじりすごすぎて、言葉が出ないので画像だけでお楽しみください・・・ いやあ・・・いいもの見せてもらいました・・・中組のみなさんおめでとうございます!
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